メドゥでの思い出2

前回はメドゥで自分が出場した試合について書きましたが、今回は違った思い出を書きたいと思います。



2007年11月18日


自分はメドゥのメインスタンドにいた。


この日は第87回全国高等学校ラグビーフットボール大会岐阜県予選準決勝が行われる日。


我が母校、後輩達がここまで勝ち上がって来たのである。


1回戦

58-0

2回戦

112-0


ここまで大量得点、無失点で勝ち上がって来た。だだ単に、対戦相手に恵まれていただけかも知れないが、(失礼かもしれませんが)運も実力の内!


期待を胸に応援に来たのである。


準決勝の対戦相手は毎年の様に花園に行ってる、かの某強豪高。(ここまで言えばわかる人にはわかると思います)


相手にとって不足はない。


後輩達が出て来た。

みんないい顔をしている。
ウォーミングアップも終わり、いよいよ試合開始。



やはり強い!

次々とDFラインを突破され、トライされるが後輩達も粘り強く喰らいついている。


自分も熱が入り

「FWもっと当たれ~!」

「オープン、オープン!」

「トイメン見ろ!」


等々、監督ばりにでかい声で叫ぶ。


そこでふと気付いた事が。


自分は最上段にいたのだが、中段あたりにいたマダム軍団がこちらをチラチラ見ている。


自分「あ、うるさくてすみません。自分OBなんです。」


マダム軍団は、あ~と言う感じで納得し、


マダム「おにいさん、もっと言って!」


と、逆に催促された。


話している感じから、後輩達の保護者の方々の様だ。



そんなこんなで(どんなんじゃい!)前半終了。



29-0



率直な感想は、

「以外に取られなかったなぁ」

でした。


一服し、戻って来ると後半開始。


そして、その後半開始早々でした。

我が校のチャンス!

「行け、行け、走れ~!」

トライ!!


「おっしゃ~!よくやった!」

トライ後のキックも決まり29-7。

「これで流れが変わるかも」

しかし、そんなに甘くはなかった。少しの間だけ流れが来たが、その後は防戦一方。

完全にスタミナ切れ。


試合終了。


60-7


それでも後輩達はよくやったと思った。自分のやってた頃は弱小チームで毎回1回戦負け。それが今は準決勝まで来ている。

後輩達が観客席に挨拶に来た。みんな泣いている。自然と自分も涙が込み上げて来た。精一杯拍手をした。



試合終了後、一言声をかけようと、ロッカーの方へ足を運んだ。すると監督がいたので、(自分の頃の監督ではなく、違う監督だが、面識はあった)


自分「お疲れ様です。惜しかったですね。後半、行けると思ったんですけど」


監督「まぁ、あれが実力だよ。普通だったら後半開始早々のトライから、のって行けるんだけど、スタミナ不足だわ。俺が練習であれだけ言ったのに、みんな言う事聞かんから。試合が終わってから気付いても遅いわな。」


自分「そうですね。でも来年とか楽しみですよ。」


監督「今日試合に出とったのは、みんな3年。残った1、2年合わせても15人おらへん。来年はまた1からチーム作らないかん。」


そんな話しをし、監督とは別れた。

後輩達に声をかけようとロッカーに入ろうとすると、中からは泣き声が。

自分は入るのをやめ、帰る事にした。


負けて悔しいと思う事、それはとても大切な事だと思う。

スポーツに限らず、勉強、試験、仕事、世の中のどんな事も勝負だと自分は思います。

相手やライバル、他人に勝つだけでなく、自分に勝つ事もとても大切だと思います。


あの時の後輩達も、あの悔しい気持ちがあれば、今も立派にやっている事と思います。


こんな事を書いても自分に厳しくなれない自分がいますが・・・

この日記を書きながら、もう少しだけ(少しだけ?!)自分に厳しくなろうと思いました。



なんかメチャクチャになってしまいましたが、読んでくれた方、ありがとうございました。

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