野球連盟会長のお言葉

今朝の日刊スポーツに、日本野球連盟・松田昌士会長が星野JAPANについて述べたコメントが載っていた。その中身は、
「あれだけの惨敗をして感想も何もない。優勝だと思っていた。どうしてこうなったのか。まことに残念」
また、敗因にルールやストライクゾーンの違いが挙げられたことについても、
「どこも同じ条件。言い訳をしてもらいたくない。負けてもひきょうな日本人になっては困る」
との意見を述べたそうな。

おっしゃることはごもっともだと思う。けれど「今さら何を」っていう感じだし、感想も何もないなら、何も言わなければいいじゃんって感じ。終了直後ならまだしも、一週間も経ってからコメントしなくても…

敗因についての意見は僕も同感。前にも日記に書いたけど、ボールやストライクゾーンの違いは準備段階でどうにでも対応できたはずだ。タイブレーク方式だって社会人の公式戦ではすでに導入されていたのだから、事前のリサーチやシミュレーションはできたはず。というよりも、漏れ聞くところによるとタイブレークに関しては五輪前にIBAF(国際野球連盟)から試合短縮時間の案を求められた際に、当の松田会長が紹介したものらしい。そのときはまさか導入されるとは思わなかったらしが、導入が決まってから野球連盟がやったことは抗議と星野監督への謝意表明くらいで、実際に何か実践面でのアドバイスやバックアップをやったという話しは耳に入ってこない。結局のところ日野連は、代表がオールプロ(去年の予選では長谷部=現楽天=が選ばれていたが)なった時点で、自分たちの直接の管轄ではなくなった(対外的には日野連の管轄にはなるんだろうけど)ことで、手助けしたいという気持ちが薄くなったのかな?って気もする。

「優勝だと思っていた」というコメントは、はっきり言って驕り以外の何物でもないでしょ。確かにオールプロを派遣するのだから、期待を寄せるのは当然だろう。しかしスポーツの世界、特に五輪とか代表レベルの試合となれば、下馬評どおり、期待通りに行かないのは常。まぁこれは僕自身も含めてだけど、マスコミも球界も世論も「金間違いなし」「絶対勝つ」という方向に、周囲で偏りすぎたのを反省しなきゃいけないのかも。

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