女子日本代表 (3-2) なでしこリーグ選抜(2011/08/19)

  • NO.18
    2011年08月20日 01:39 visibility99

よくよく考えると、一方的になってしかるべき試合であったはず。


代表選手と代表に呼ばれていない選手の戦い。


代表としてチーム作りをしたチームと、寄せ集めの即席チーム。


個人としても、組織としても、普通に考えれば勝敗は分かりそうなものである。


 


過去のJリーグだったら、


ドゥンガがいたり、レオナルドがいたり、エムボマがいたり。


「日本代表vsリーグ選抜」でも試合になった。


しかし、今回は成熟していない「なでしこリーグ」である。


選抜の仕方も各チーム1人以上と、必ずしも能力をベースにできる条件ではない。


 


これは、始まって、2~3分経過した時につい思ってしまったこと。


代表経験のある6宮本、8小林、10柳田、13南山であったり、


これから代表入りを目指す11木龍であったり、他にもいるだろうが、


代表レベルといえる選手を中心にプレーしようとしていることが見えた。


 


前半はなでしこジャパンが優勢で3-0。


リーグ選抜は即席チームだけあって、


ボールを持たれたときのプレスのかけ方があまい。いいようにボールを回される。


ただし、劣勢のリーグ選抜の中でも6宮本は群を抜いていた。


開始早々のミドルシュートをはじめ、攻守ともに中心となっていた。


一方で埋もれていたのが10柳田。後半に期待。


 


代表組は13宇津木以外の海外組がいなかったのが残念だが、


前半は圧倒的にゲームを支配。


11大野や18丸山が前線で走り回っていたのが印象的。


あれだけかき回されれば、即席DFラインは崩れるよな、と思ってしまう。


 


後半はリーグ選抜10柳田が落ち着きを見せ、いぶし銀の働き。


そして11木龍。前へフィードされたボールに追いつきクロス。


9菅澤のゴールをアシスト。裏のスペースを付かれるというのは代表側からすると拙い。


高さ・スピードに対抗できない限り、五輪は戦えない。


 


そして、6宮本に代わり8小林。できれば、同時にピッチに立ってほしかった。


8小林のパスはやはり一級品と言わざるを得ない。センスを感じる。


後半終盤でリーグ選抜がPKを勝ち取り、ゴールを決めるも、


3-2でなでしこジャパンの勝利。


W杯を勝ち取った代表が、これから五輪予選を戦う代表が、


ここまで接戦にされるというのも非常に拙い。


 


18丸山はスーパーサブとして流れを変えるためにベンチに置いておくとか、


もう少し、今まで通りの代表のスタンスを貫いてほしかったかな。


代表のサブの選手がプレーできる機会となった点はよかったし、


今回課題が見えたところもあると思うので、そこもよかった。


 


ただし、個人的にはリーグ選抜に


ベレーザの7原ちゃんとか、


レッズの8庭田、28荒川とか、


伊賀の11中出、神戸の7チ ソヨンとかにも出場してほしかったかな。


 

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