高田監督の辞任

この時期に辞任ということはいろいろな圧力があったのだと思う。

高田さんは監督業より、GM業の方が力を発揮するタイプのような気がする。

残念ではあるが彼の才能を野球界で活用していければ良い。


球団の事情はよくわからないが、コーチのコーチは必要である。

日ハムは2000年よりコーチにコーチングという指導手法を勉強させている。

コーチが『あーせい!こうせ!』と選手に指示を出すのではなく、『どう思う?どうしたら良い?』と選手に考えさせ、選手から答えを引き出す指導方法だ。


今までのスポーツの指導現場では理不尽で非合理的な難題を与え、それに耐えたものが強者として重用されていた。

技術やスキルをこえた強靭な精神力に重きをおく。
確かに意思あってこそ高いパフォーマンスをはっきするので、間違いではない。

でも効率が悪い。


コーチングの第一歩は相手を誉め、ポジティブな気持ちにさせることだ。

適当なことを言って誉められても相手は嬉しくないのでコーチは常日頃から相手の行動や状況をみていなくてはならない。

そんな中、日ハムは二軍の現場でもコーチングが徹底されている。

二軍の投手コーチは吉井理人氏だ。元メジャーリーガーだ。
この方は積極的に若手に声をかける。そして誉める。各投手の球筋やくせも把握しブルペン捕手に伝達する。常日頃から見ていないと出来ない行動です。

そして投手には、1点リード、ランナー二塁など状況を伝え、配球を投手に考えさせることもしていた。

これにより投手の攻めの考え方が分かり、実際の場面で捕手とサインが合わない…なんてことも少なくなるのだろう。


ちなみに私がコーチとのやりとりを見ていた投手2名は試合では打ち込まれたが、どうしたら抑えられるか?を自分自身で考え行動していくであろう。


『バカやろ!何だあの配球は!罰としてこれやっとけ!』では何をどう修正すれば良いのか分からず選手も主体的にうごけないであろう。

プロのチームであればコーチングくらいは当たり前に導入していると思う。

しかし、日ハム徹底ぶりは凄い。


ちなみに対戦相手だった東京ヤクルトは試合中に投手コーチはブルペンにいなかった。

コーチは選手を徹底的に観察することから始まるような気がするのだが…

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