２年モノのケトタックス

４月２７日（日）は「野球漬け」の一日っ！

１０時からリーグ戦！
１２時からは移動して、別のグラウンドで１４時まで練習！！
１５時からはきれいな都立公園のグラウンドで練習試合！！！

誰にも言ってなかったけれど、今年は自主トレもしっかりやっているので、全試合出場が目標さ！

試合後は、ＳＰＡで疲れをいやし、ビールをゴクリ。
の予定でした。

予定は朝から狂いました。

１０時からのリーグ戦、相手の人数不足のため、不戦勝。

戦わずして勝率アップですが、勝敗よりも、野球をすることの方が大切なのよね。
前の時間帯でグラウンドを使っていたチームが、対戦を承諾してくれて、練習試合決定。

ぎゃー。さっきの試合で２打席連続ＨＲ打った「５５番」が、下位打線に入っているよ。要注意！
パコーン。ウチのチームからもＨＲ打ったよ「５５番」。スゴイぜ。

試合終わって車で練習のグラウンドに移動。

なかなかメンバーがそろわないけど、グラウンド使用時間がもったいないし、しかも、レフト・センター間では、他のチームが侵入して悪げもなくキャッチボールアップしてるしぃ。

じゃ、おいらがノックするか。
と、生涯初めてノックバットを振ったところ、空振りの連続。
「生きたノックください」
といわれながら、バットを握る右手のひらは、２０スイングもしないうちに皮と肉が離れてプニプニ状態。

メンバーがそろったところで、フリー打撃。
ライトの守備につき、来そうで来ない打球をまったりと待っていたところ、一塁線を超えたファウルボールが転々としていきました。

おいらの出番がきたぜ！

走ってとりにいく必要も無い土手に転がるファウルボールをとりに、走り出した第一歩。
バタン。

意図しないヘッドスライディングでグラウンドに倒れたおいら。

左足のふくらはぎに、バッティングセンターのボールを１２０ｋｍでぶつけられたような痛さ。

「今度は左かよ」

２年前の４月１６日、試合で投ゴロを打って全力でダッシュしたところ、一塁まで２５ｍを残してヘッドスライディングをした記憶が、右ふくらはぎを金属バット（ビヨンドではない）で叩かれたような痛さが、よみがえります。

遠目に見ると、９５ｋｇのマグロがあがった、だけの光景ですが、２年前の肉離れを記憶していたメンバーは、はやくも私の状況を察してくれたようです。

「これでまたクビか」

２年前は、野球での右足のふくらはぎで肉離れがきっかけともなって、会社から身を追われ退職することになりました。
８週間で３１回通院し、２種類の保険に入っていたので保険金を計９万円をいただいたのですが、ボーナスの評価は下がるは、しまいには（今よりも年収が１５０万円高かった）仕事を離れることなったのです。

今の会社は昨年１０月から勤めはじめているのですが、
「野球でケガして、仕事に穴を開けたらクビだ」
と面接の時に社長直々にいわれております。
半年間の試用期間を経て、やっと社員になったんだがなあ。

９５ｋｇのマグロになったオイラにメンバーが肩をかして、ベンチまで連れて行ってくれます。
ありがたや。

患部を圧迫している、ストッキングを外したほうがいいよ。
ありがたや。

さらに、救急箱を持ってきてくれます。
ありがたや。

氷が無いから、湿布しましょう。
ありがたや。

救急箱から出たのは「ケトタックス」

これは、おいらが２年前に医者から処方されて貼っていた湿布薬。
完治した時、残っていて未開封だったケトタックスを球団に寄付しました。（医者から処方された薬を、本人以外が使用してはイケマセン）

そのケトタックスが、２２ヶ月の熟成を経て、ふたたびわが足に戻るとは。

その後、練習は見学、試合も見学。

恒例のお風呂クラブ（野球の後に風呂と料理を堪能するコミュニティ）は、我が家から自転車で１０分のＳＰＡ西新井で開催。

野球は参加できなかったけど、足首とふくらはぎを使わないように、
一番軽いギアで自転車を１５分こいでＳＰＡに行き、温泉と料理をビールを堪能しました。
お金を使わないように、ＳＰＡに行く途中で、すき家で１．５倍盛り牛丼を食べていきました。

日曜日
野球＆ケガ

月曜日
ケトタックス＋包帯キツキツ巻きで出勤、自宅から駅まで徒歩１０分を、１８分かかるペースで出勤。
今日はケガ人だからシルバーシートにも座れちゃうと思ったけど、松葉杖をついているわけじゃないから、誰も席譲ってくれないのね。
だったら、一度すわったら、お年寄りでも妊婦さんでも絶対に席を譲らないぞ、と居直りました。

電車の中で、会社の人に聞かれたときのために、ケガした理由を考えはじめます。

通勤途上のケガだと、通勤災害（労災のようなもの）になって、手続きがメンドウ。

野球のケガだといったら、クビ。

理由の候補１
「朝、足がつったので、つま先に全体重をかけて治そうとしたところ、肉離れをおこした」

理由の候補２
「朝、パジャマのままゴミ捨てで、急いで階段をかけおりたところ、肉離れを起こした。
とりあえず出勤しなきゃならんので、救急用スポーツテーピングを施して出勤した。」

仕事では、会社にケガがバレないように、大魔神のようにゆったり歩く。
何事もなかったように、九段坂上と九段下を徒歩で３往復。
のぼり坂では、右足一本に体重をかけているので、右のケツ筋にハードな疲労
会社の人にはケガはバレなかったみたいだ。

火曜日
昭和の日。家で完全休養。２２時間ベットの中で過ごす。

水曜日
自宅から駅まで徒歩１５分。１３分でイケると思って家を出たところ、目の前で電車を見送るハメに。
営業で地下鉄のスカレーターを下るときには、右車線を歩けるくらいに回復。
夕方から社長に会ったが、ケガには気づいていないみたい。
あと２日、木、金とバレなければ、なんとか日常歩行はできるレベルになりそうです。

最後にヒトコト
アップもストレッチもしないで、野球をしてはいけません。
草野球は趣味であって、職業ではありません。
ケガしたら、仕事を失うハメになりまっせ！