ダイエー王監督のワガママ。

1980年のオフ突然幕を下ろしたスパースター「王貞治」。             晩年の成績は確かに下降線をたどっていました。                 しかし当時は王「衰え説」もあったものの「限界説」「引退説」とは少し違っていた ように思います。                               それを言わせない「王選手」独特のオーラと球界から「王選手」がいなくなる事と  いなくなった後について誰も考えてなかった為に「いなくなる存在」とは思わなかったからではないでしょうか。                           何年かかっても通算本塁打1000本は行くだろうと誰もが思っていました。     「王選手」のシーズン本塁打がたとえ一桁であっても。。。                                                   しかし突然の引退。                                                                     引退記者会見では「王貞治のバッティングが出来なくなった」           (いわゆるホームランが打てなくなったという(僕自身)史上最高の名言とおもって おりますが)と発言しました。                         色々考えての「引退」とその「言葉」だったんだろうなとも思います。       記録達成の為に現役で居続ける事を許されるはずの「王貞治」。          しかし、そうはしませんでした。                        その事(みんなに気を遣わせるワガママ)よりも                 球界を去る事(自分自身のワガママ)を選んだのです。              「引き際」って言葉がありますが「王選手」の場合はこの線の引き処が難しかった  のではないでしょうか。                            後日談で                                「シーズン終了当初は「引退」など思ってもいなかった」             「1000号までやればよかったかなあ」                      と話してたのを聞いたことがあります。未練とかじゃなくて本音なんでしょうね。 「王選手」が唯一我々に見せた「ワガママ」が「引退」ではないでしょうか?                                           時は流れて2007年。                                                                    王監督は去年大病しました。                          にも関わらずホークスの監督を今年も務めます。                 この事にとやかく言う人もいます。                       現に王監督は「どこまで行けるか分からない」と発言してますし周りのスタッフの  気の使いようは物凄いことでしょう。                      ある意味「ワガママ」です。                          みんなに気を遣わせる「ワガママ」。                     病気したから辞める「自分自身のワガママ」(極端ですが)。          まさに選手時代と同じ二者択一。今回は前者を選んだということですね。      イチ選手なら現役時代と同じ選択をしたかもしれませんが今回は監督という立場。  全体を考えて辞める事でおきる損失の大きさを考えたんでしょうね。        選手時代に選べなかった選択をここでやっと出来たんですかね。          これを「ワガママ」というならそれはそれで。。。                とにかく現役晩年同様に長嶋さんの分まで頑張ってほしいものです(笑)                                             世の中は王さん、長嶋さんが球界、ましてやこの世からいなくなることじたい    全く考えていませんから。

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