2012年10月

  • 東研作
    2013年02月12日 16:11 visibility30

勤務先が大きく関連する法律の改正があり、それに振り回される日々となった。結果として仕事が減ることにもなるため、社長の鶴の一声で新規事業が始まることとなり、全く機能していない営業担当者が因果を含められて専任することになった。全員が心の中で上手くいくわけがないと思いつつも、自分が火中の栗を拾わされるわけではなし、と高を括っていた。しかしその判断は多いなる誤算となり、結局とばっちりは全社員にふりかかることとなった。この時点で入社してから一年半ということもあり、全員のパーソナリティと底の浅さ深さみたいなものは理解していた。その上で結論付けるなら、全員校庭の水たまり程度の底しかないため、あまりこちらばかりが熱くなってもしょうがない、損をするという風情がはっきりと露呈していた。プライバシーマークの更新時期が近付いていたこの当時、骨肉の遺産相続争いのごとく仕事の押し付け合いが繰り広げられていたが、仕事を量でも質でも評価しない会社に居る限り、仕方がないという気もする。気もするが、結果として全部僕に降りかかったということを考えると、まだまだドライに接していかないとダメだなあという気にもしてくれる。人間大事なのは「了解です」じゃなくて「ありがとう」とか「お疲れ様」という労いを形に表すことなんだなあと気づいてからは、自分が仕事を頼んでいる人には大げさにお礼を言うようにしている。これがビジネスレベルになると途端に出来ない人がこの会社には多すぎる。「この会社」って言ってる時点で他人事ではあるのですけど。

そして日々の生活にあまりにも変化がなくなってきたため、出入りの業者さんたちを誘って飲みにいくことを始めた。自分が逆の立場だったらウザくてしょうがないんだろうけど、こっちはただ変化を求めているだけなので、多少は付き合ってもらわないと、と居直って誘うようになった。

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