外人補強

南武線、中原駅近くのとあるオフィイスビルの会議室。
福家GM
「外人枠があいているので、外国人を一人補強しようと思いまして、
相馬君と相談に参りました」
武田社長
「確かに外人枠がふたつ、アジア枠もひとつあいているな」
相馬監督
「矢島と同じじタイプの選手を探してもらいました」
福家GM
「今のところ矢島タイプは新人の棗しかおらず手薄です。そこでWカップで大活躍した
アメリカのFWワンバックをリストアップしました」
相馬監督
「ヘディング、対人プレーの強さそれに加え両足から放たれるシュートは
テセを彷彿させるものがあります。容姿は大分違いますが」
武田社長
「確かにただものではないな。Wカップの激戦の疲れは大丈夫なのか」
福家GM
「鉄人ですので大丈夫です。問題は金銭面でしたが、代理人の感触は良好です」
武田社長
「日本への適応性はどうだ」
福家GM
「年齢的に成熟度が高いですので心配してません。イナと憲剛とほぼ同年代ですし、
話が合うんじゃないですか。イナのイングランド仕込みの英語が役に立ちます。
日本にも知り合いが多いとか。澤選手とはアメリカでチームメートでした」
武田社長
「よし分かった。話を進めてくれ」
相馬監督
「私の心配することではないかもしれませんが、等々力や麻生に
彼女用の更衣室やシャワールームが必要です」
武田社長
「等々力は全面改修前だから難しいな。麻生もうちの予算的に厳しい。
その選手は男勝りと聞いたが、同じロッカーでは難しいのか」
福家GM
「えっ、それはさすがに無理かと・・・・・プレーは男勝りとはいえ魅力的な女性ですし
ヤンフロ達にも悪影響があるのでロッカーは別にして頂かないと」
武田社長
「そうか、相馬君はどう思う」
相馬監督
「やはり男女のロッカーが同じはありえません]

武田社長
「そうなると獲得は難しいな」
相馬監督
「仕方ありません。今以上に棗を徹底的に鍛えることとします（きっぱり）。
男なんですから女にサッカーで負けるわけにはいかんでしょう、棗も」
武田社長
「分かった。そういう事で今回はあきらめよう。棗のことは頼むぞ、相馬君。
福家君は今後とも補強の件、綿密に頼む。
それじゃ、天野君とファン感の打ち合わせがあるからこれで解散」