夢、そして栄冠、そして

  • Winny-H89
    2009年09月27日 22:56 visibility82

NHKスペシャル観てました
以下、長文です

王さん、長嶋さんという
日本中のプロ野球ファンに夢を与えたONコンビの
軌跡を追う番組
今日は監督時代編

選手時代には栄冠を手にし
ファンに喜びを与え活躍した長嶋さんも
記録を残し世界の王と賞賛された王さんも
監督になってからは現実と理想のギャップに苦しんだそうです
ファンに喜びを与えること
そして同時に勝つこと
この2つは時に相反し、その狭間で監督は苦しむもの
38歳の若さで引退し監督となった長嶋さんも
そのギャップを克服できず監督を去ります
40歳で引退し数年後に監督となった王さんも
日本一という夢を叶えられず
その責めを負って監督を去ります

選手時代にはなかったであろうほどの
どん底へ落ちるまでの挫折と苦悩
プロというのは結果を出さなければならないし
結果が出せなければ、辞める
それに対しては反論するつもりはまったくないと王さん
しかしながら、その王さんも
巨人軍の監督を辞めてタクシーで帰る途中
悔しいとひとこと言った後号泣したといいます

人間、いちどはどん底へ落ちないと
そこから跳ね返そうという気持ち
反骨精神というのが育たないのかもしれない
自らの味わった苦痛ですら前向きにとらえた王さんと長嶋さん
ふたりは再び監督としての道を歩き始めます

今度は永久欠番となった自分の背番号3を背負っての
巨人軍での再スタートの長嶋さん
野球とも読める89番を背負って福岡で再び監督としての
スタートを切った王さん

低迷球団の監督を引き受けた王さんは
最初は選手の勝利への執念のなさに戸惑ったようですが
生卵事件に対しても決して逃げようとはしませんでした
プロは言い訳したらいけない
プロは、逃げたらいけない
「これがファンの気持ちなら勝つしかない」
「やめてくれ」の横断幕にも逃げず、言い返さず
王さんが選んだ道は、まず選手に対して厳しいことばかり
いっていた態度を変え、「ナイスXX」と誉めて伸ばすようにして
選手との距離を近くして選手が近寄りやすくしました
で、試合中にメモを取っているのですが
その内容は「XXがいい」など
選手のいいトコを選手に気が付かせるためのものに
変わっていったそうです
コレ、高山現ソフトバンク投手コーチもたまにメモしてるの
見かけるのですが、同じことやってるのかしら

そして1999年の9月
最下位球団だったダイエーホークスは
ついに念願の優勝、日本一を成し遂げ
王監督の体は高く宙に舞ったのでした

一方の長嶋さんは、ファンに喜びを与えることと
勝つことの両方を成し遂げ、常勝球団で当たり前の巨人軍で
ファンを楽しませる試合を展開し
王、長嶋両監督はついに
2000年の日本シリーズでON対決でグラウンドに並びます

結果は、長嶋さんのジャイアンツの逆転勝利
20世紀最後の名勝負だったともいえるのではないでしょうか

さて、両監督はその後
脳梗塞と胃癌という病魔に襲われます
脳梗塞で倒れた長嶋さん
胃癌による胃の摘出手術を受けた王さん
しかしながら、その病魔の与えた苦痛ですら
また乗り越えてしまう2人
リハビリに勤しむ長嶋さんは
闘病中の王さんをお見舞いに訪れ
バッターボックスに立つ王さんとそれを見守る長嶋さん
両者が収まっている写真を渡したそうです
手術を無事終えた王さんは、再び
ファンの前に戻ってきました

あの、仙台での最後の試合のことは今も忘れません
ノムさんが花束を渡してくれる中
12回延長で雨も激しく降ったのに
スタジアムはほぼ満席のままでした
ファンに夢を与えてくれて
そして背番号89を脱いだ王さん

だからこそ
またもういちど、頂点まで登りつめたいのですが
まぁ今年はいけるとこまで連れて行ってくれれば
という気持ちです

さてところで
いつ収録されたのかわかりませんが
多摩川グラウンドが初夏っぽかったので今年の6月か7月
くらいでしょうか
王さんの顔がずいぶんふっくらされて
去年より元気になられたように見えました
これからもずっと、王さん長嶋さん達には
元気でがんばってほしいです

というかですね
いつ収録するのか前もってわかっていれば
絶対多摩川行っていたのになあ
去年は2回ソフトバンクビルで出待ちしたけど
全然ダメだったし
あ、最後に本音がつい

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