野次馬は身勝手

1.大きな大会前の練習試合なので、勝ち負けにこだわることはしたくないけれど、あそこまで行ったのなら勝って欲しかった。サッカー大国ドイツにアウェイで勝てるチャンスなど早々あるものではない。

2.高さ、強さのある苦手なタイプの相手に2−0でそのまま終えるのは無理にしても、2−1で終えることはできたはず。サッカーで最も難しいことではあるが、「試合を壊す」プレイができなかったのは残念。

3.「壊す」ためにはそれが得意な小笠原を途中交代で入れて欲しかった(アントラーズはそういう試合運びが得意ですよね。その中心にいるのが彼です)。そして、玉田を入れるのであれば、徹底的にカウンターをねらってウラを取る動きをして欲しかった。俊輔、中田英、小笠原で追いすがるドイツの選手をあざ笑うかのようなパス回しをし、時折ドイツDFラインのウラに俊輔や中田英からはかったようなスルーパス。玉田、大黒がゴールをねらう。このような試合運びができれば、勝てた試合だった。

4.それにしてもドイツの体たらくはどうだ。あの美しくもないが勝負強く、精神力の塊のようなサッカー。54年の初優勝、66年の準優勝、70年の3位。82年、86年の準優勝。優勝本命を屠り、負けるにしても相手にも傷を負わせるあのサッカー。96年のイングランドでのヨーロッパ選手権で優勝した時に既に「若手が育っていない」という批評があった。あれから10年たち、いよいよ事態は深刻になったということか。2010年。南アフリカの地にドイツ代表は立てるのであろうか?

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