レッズ苦戦

小野、ワシントン、黒部、相馬。非常に手厚い補強をし、長谷部、トゥーリオの成長。J開幕前にXEROX CUPを獲る。順風満帆。Jでも圧倒的な優勝候補と思ったが−−−。

第6節からおかしくなって来た。名古屋にホームで0−0。福岡にはアウェイでロスタイムにどうにか1−0の辛勝。さすがにホームで京都には勝ったが、清水にアウェイで敗戦(この試合は面白かった。長谷川健太に乾杯。)。

どうも点が取れない。おまけに清水戦は得意の「文句言い」が出て、ポンテがイエローカードにより今日の試合出場停止。

ワシントン、ポンテ、小野、長谷部、サントス、山田暢、そしてトゥーリオの攻め上がり。駒は揃っているしパスは繋がる。でも点が入らない。ではなぜか?

簡単に言えば「相手に研究された」からである。ではなぜ5節までで研究されてしまったか?「中盤に変化がないから(研究が簡単)」である。しかもブッフバルトの選手交代はオーソドックスで、よく言えば安定している、悪く言えばワンパターンなのだ。ではどうすればいいか?一言で言えば「田中達也の復活」である。さらに言えば「ドリブルでアクセントをつける」ということではないか?

常々考えていることであるが、日本の選手、チームはドリブルが少ない。しかも「相手ゴールに迫る」ドリブルが少ない。その対照がアルゼンチン、お隣の韓国である。ご覧になられたことがない方は一度みて欲しいのだが、アルゼンチンリーグではドリブルの迫力がすごい。とにかくサッカーの基本は個人の力にあり、と言わんばかりの時には強引とも思えるドリブル。そしてシュート。日本人の感覚からすれば「持ちすぎ」と思うシーンも多いが、とにかく参考になる。今のレッズに足りないのはそういうことではないか?

この日の試合も2−0と完勝に見えるが、前半のトニーニョのミスがなければ0−0で終わってもおかしくない内容だった。(もっとも調子の悪いときにきちんと勝ちを収めるのはそれはそれで難しいことなんだけど、このチームには求めるレベルが高いので・・・)

相手大宮も素晴らしい迎撃体制を取っていたが(さすが知将三浦である)、このミスと攻撃に消極的だったのが最後まで響いた−−特に前半、FWが何度かウラを取るいい動きをしたもののパスが一本も出なかった。あそこでウラにパスが出ていればもっとレッズを牽制できたはずである。でも、このサッカーを続けていればリーグで中位以上の位置にはいけるはず。特にこの日ミスをしてしまったトニーニョであるが、あれだけ最終ラインで落ち着いてボールをさばけられる選手がいるのは相当な安心感をまわりに与えられる。

次回の埼玉ダービー、今から楽しみである。

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