あれから1年と39日

カイザースラウテルンの借りを返す時が来た。舞台はアジア・カップの準々決勝と小さいが、1年後に借りを返すチャンスを得たことに素直に感謝しよう。 敵もシンガポールでみっちり事前合宿をしており、マジに優勝を狙ってきた。そういう意味でガチンコ勝負となる。ここで勝てば真剣勝負での勝利。繰り返すが「あの借りを返す」のだ。

U20、南米選手権、ベトナムへの参戦、があり、オーストラリアの1次リーグでの戦いを映像で確認できていないので、日本代表からの視点で以下この試合のポイントを述べてみたい。

1.まずポイントは日本代表のディフェンスだ。1次リーグ3試合で全て失点をしてしまった。これは大きな不安要素だ。 オシムは初戦のカタール戦は駒野のケガの影響で左のバックに今野を起用したがその後は駒野-阿部-中澤-加地 + ケータ という守備のブロックを全く崩していない。交代もなし、だ。楽勝のベトナム戦もDFラインで選手交代はなかった。オーストラリア戦もこのメンバーで行くのだろうが、ビドゥカをどう抑えるか?ここがまずポイントの一つ目になろう。

2.主導権を握れるか? とにかくハノイは暑い。体力的にも精神的にも選手には非常にきつい。しかもこの試合は17:20キックオフ。受身になるとつらい。1次リーグのように俊輔、遠藤、憲剛を中心にボールを動かし、パスをつなぎ、オージーを右に左に走らせることができるか? 大きなポイントだ。

3.前半は0−0でいい。2の通りパスで相手を揺さぶり、後半勝負で十分だ。前半無理をする必要は全くない。後半に入ってもじっくりパスを回していればその内オージーの足が止まり始めるだろう。勝負はそれからでいい。(仮に先制点を許しても焦らず0−1の状態で日本がテクニックとアイデアで攻め続ければ必ずチャンスはやって来るだろう。)

4.選手交代:はっきり言って1次リーグのオシムの選手交代には不満だ。羽生、水野を中心に選手交代をしているが、この二人が入った後チーム力ががたんと落ちる。これは先発と控えの実力差があるというよりも、この二人が自分の役割を理解できていないということではないか? 羽生にはもっと相手のDFラインにいやらしい仕掛けをして欲しいし、水野は右サイドでもっと勝負すべきだ。あと、守備を固める時には橋本なんかよりも今野だろう。 リードした後、勝ちきるまでどう試合を運ぶか? オシムの采配には大いに注目したい。

5.そして、スコアは2−1で日本の勝ち。グダグダに疲れたオージーを勝者の目で見下ろすのだ。何度でも言う、「あの借りを今日、返すのだ」。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。