浦和レッズの優勝に寄せて Vol.2(でも、退屈なサッカー編)

今年小野がレッズに復帰。05年フィジカルが強くなり、経験も積んだ長谷部に、技巧派のポンテ。

それに労働者かつバランサーの鈴木啓太の存在。この4人に山田暢を加えたレッズの中盤がどれだけ美しく、イマジネーションに富んだサッカーを見せてくれるか大変楽しみだった。

 

しかし、ギドは現実的なサッカーを押し通した。まずトゥーリオ、鈴木啓太を中心とした堅いディフェンスをベースとした。次に攻撃はリスクを冒さずワシントンの決定力に軸足を置いた。中盤は各人が持ち場を守り、極端な攻め上がり、ポジションチェンジはしなかった。(長谷部の攻め上がり、トップ、トップ下を追い越すような動きが見られなかったのはその典型だった)

 

だから手堅く、大崩もせず、勝ち点を堅実につむことが出来、それが優勝に繋がった。

・・・でも、今年のレッズのサッカーは退屈だった。つまんなかった。正直もっと攻撃的でアイデアいっぱいのサッカーが見たかったなあ。(サポーターでもない小生がつべこべ言っちゃいけないかもしれないけど)

 

今年は致し方ない。優勝するためには魅せるサッカーを封印しなければならない場面もあろう。しかし、来シーズンは魅せて勝つサッカーをして欲しい。日本サッカー界のレベルを上げるためにも、チャンピオンチームには足を止めて欲しくないのだ。

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