非凡なる凡人

  • 南南西
    2007年08月19日 13:02 visibility95

国木田独歩の書である。
因みに出だししか知らない……母のリクエストによりご不浄に設置された音読カレンダーに載っていたのだ。
そこでふと思った。
最近、動きが気になる選手達のこと。
決して凡人のわけがない。強豪といわれるチームや国の名前を背負って試合をしているのだから。
でも、試合中に特別目立つわけではない。
ただ、黙々と自分の仕事をこなしている。

サッカーを見始めた頃はFWやGKの選手ばかりを追っていた。
ずばり、得点というわかりやすい場面だから。
けれど最近その動きに惚れ惚れしてしまうのは、中盤以降の選手、しかも主に守備を担当する選手だ。
黙々とピッチを駆け回り、相手の攻撃の目を摘み取り前へ前へとボールを繋げていく。
そこにあるのは、きっちりと自分の仕事をこなし、そのことを誇りとしている毅然とした態度だ。
そういう選手は後世に名を残すことはあまりないのだと思う。
けれど、厳しいトッププロの中で目立たないポジションにある彼らは間違いなく素晴らしい選手だと思う。
……当たり前のことなんだけどね。
スターばかりではチームとして機能しないことは、どのスポーツでも言えることなんだから。

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