カカを封じられ完敗
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2007年12月24日 01:12 visibility58
イタリア王者と世界王者との一戦となった、インテルホームのミラノダービー。クラブワールドカップに対する、マンチーニの「親善試合のトーナメント」発言により、ロナウド不在ながらも対決色は濃い。ミランは直前のコッパイタリアには控えメンバーとプリマベーラの選手で臨み、1−2で敗戦。レギュラーメンバーはうまくコンディション調整できたのか。出場が危ぶまれたガットゥーゾはなんとか間に合った模様。
ジーダ
オッド、ネスタ、カラーゼ、マルディーニ
ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ
カカ、セードルフ
インザーギ
立ち上がりからお互いに激しいプレスをかける。
11分、ピルロがサネッティを引っ張り、早くもイエローをもらう。
17分、ペナルティエリアすぐ外で、コルドバがインザーギを倒し、イエロー。
FKの距離は19メートル。キッカーはピルロ。無回転を蹴るにはやや近い。
クラブワールドカップでは、この距離で壁の下を狙ったが。
それを意識してか、壁は飛ばず。巻いたボールは壁のすぐ上を通り、ゴール左上に吸い込まれる。
ミラン先制。
20分、左サイドのクルスからのクロスをジーダが飛び出し弾く。こぼれをヒメネスが狙うもバー。
23分、ガットゥーゾもイエローをもらう。
32分、カカが右サイドでボールを受け、ドリブル突破をしかける。サムエルとのマッチアップ。ペナルティエリア内まで進入するも、カバーに入ったカンビアッソに阻まれる。カンビアッソに捕まれて倒されたようにも見えたが、笛は鳴らず。このマッチアップでサムエル負傷。
35分、右サイド深くでズラタンを三人で囲むも、奪えず。一旦カンビアッソを経由して中央のクルスへ。
トラップがやや大きくなり、三人に囲まれながらもカラーゼの股間を通すシュート。二アサイドを抜けてゴール。同点。
38分、カラーゼがエリア内で完全に腕にボールを当ててしまう。フリーの場面だったためか、審判はハンドを取らず。
前半はインテルのプレスが激しく、ボール回しをゆっくりできない。両サイドバックのオーバーラップ回数も少なく、カカの単独突破頼み。
インテルのコルドバ、サムエルに替わったマテラッツィの両CBがイエローをもらっている一方、ミランは三人のセンターハーフが一枚ずつイエローを受けている。これがどう影響するか。
後半アタマから二人交代。
インザーギアウトでジラルディーノ。ガットゥーゾアウトでエメルソン。
49分、ピルロのサイドチェンジからマルディーニのクロス。ニアでジラルディーノがアタマであわせるも、ボールは枠の外。
57分、セードルフアウトでセルジーニョ。
62分、クリアボールを拾ったカンビアッソのミドルシュート。アウトにかかったシュートがジーダの逆をつき、インテル逆転。
中盤が間延びし始め、なかなかいい形が作れない。カカのボールタッチが減り、まともな攻撃ができず。
81分、ロングボールのこぼれを、エリア外からカカが左足でダイレクトボレー。GKに弾かれる。
87分、左サイドセルジーニョのクロス。ニアでジラルディーノがつぶれ、中央でアンブロジーニがフリーで飛び込む。バウンドが合わず、スライディングシュートはヒットせず。
2−1でインテル勝利。
コンディションがイマイチだったのか、後半早々に3枚全ての交代枠を使い切ったアンチェロッティ。しかし、交代で入った選手も動きが鈍く、全体的に低調な出来。一番運動量があったのはピルロ。
先制後、カウンターでカカ頼みという戦法に変更したが、カカを封じられて何も出来ず。セルジーニョが幾度か左サイドを崩したが、得点には至らず。エメルソンが全く噛み合わず、ボールに絡めない。カウンターを封じられた上にボール回しが出来なければ、完敗と言うしかないか。
2失点ともに、ブラインドだったとはいえ、止められないコースでは無かったように見えた。またジーダに対する風当たりが強くなりそうだ。
昨季のように、ウィンターブレイクの間に何とか立て直して欲しい。
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