大きなファンの後押しを受けて

ミラノは大雨。

マルディーニ欠場。
ジーダ
オッド、ネスタ、カラーゼ、ヤンクロフスキー
ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ
カカ、セードルフ
インザーギ
クリスマスツリー。カカはセカンドトップという扱いか、前線に残り気味。

試合開始から積極的に仕掛けるミラン。前線から激しくチェックし、両サイドバックも高い位置。カカ、セードルフが惜しいシュートを放ち、圧倒的なミランペースで進む。

11分、セードルフのアタマの落しから、カカが左足を振り抜き、ミラン先制。今季CL10点目となるカカのゴールは、勝利が必要なミランの動きを軽くした。

中盤でボールをまわすミランに対し、マンUは効果的な攻撃ができない。直前のエバートン戦を後半からの大逆転で物にし、いい雰囲気でミラノにやってきたが、雨の影響もあり、全体的にプレイの精度を欠いている。

30分、マンUDFがピッチに足をとられてクリアミスしたボールをピルロが拾ってセンタリング。跳ね返されたボールをセードルフが拾い、チェックを受けながらも右足ミドルシュート。低い弾道のシュートが突き刺さり、2−0。

後半、点が欲しいマンUはやや前がかりに。ミランはカウンターで追加点を狙う。

53分、カウンターからカカがドリブルで持ち込み、DFを振り切ってシュート。GKの好セーブで得点ならず。

徐々にミランの中盤でのプレスが緩みだし、マンUが高い位置でボールをまわす。きれいな展開からフレッチャーがシュートを放つも枠を捉えられず。
アタリが激しくなっているが、ややミランよりの笛。ファールをとってもらえないルーニーはかなり不満な模様。

66分、インザーギアウトでジラルディーノ。

78分、カウンターからジラルディーノが独走。GKとの一対一を確実に決めて3−0。
直前にDFを減らしたマンUの、前がかりになった裏をついた。

84分、ガットゥーゾアウトでカフー。日刊紙にファンへの手紙を載せていたガットゥーゾ。熱くなりすぎて直前にイエローをもらったが、チームとスタンドを鼓舞して退いた。

86分、カカアウトでファバッリ。後半途中には足をつる程だったが、きっちりと仕事をした。

終了間際にはサンシーロにウェーブが起こる。ミランベンチは総立ちで試合終了を待つ。

3−0でタイムアップ。ミランがここ一番での勝負強さをみせた。

ガットゥーゾ、カカが試合までの間にファンの応援が必要だと強く訴えていた事もあり、サンシーロは熱かった。
決勝の相手はリバプール。雪辱をはらすべく、アテネに乗り込む。

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