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生きてこそ�
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ヒデ
2007年05月14日 12:59 visibility39
義理父が亡くなってから、あっという間に葬儀までの2日間が過ぎた。本当に多くの人が訪れ、葬儀にも参列してくれた。遺族はこの期間本当に忙しく、じっくり義理父の死について考える時間さへないもので、悲しみをこらえるため本当にうまくできていると思った。ただ、見送るための儀式の場面場面で本当に耐えられないような光景が何度も何度もあったのも事実である。悲しさやさみしさで泣く時は、人は本当に子供のように嗚咽しながら泣くのである。その光景を一生忘れることはないだろう。ただ自分にとって大事な人がいる数だけ、今後このような場面を経験していかなくてはならない。これだけはさけられない事実だ。
義理父は61歳で永眠した。昨年の3月に40年以上の勤めを終えて、1年ちょっとたったところだった。若い頃は本当に苦労をした人だったようで、やっとゆっくりした悠々自適な生活を送り始めたばかりであった。
3月に欲しかった車を購入し、4月に納車になったばかりであった。走行距離200km足らず。義理母とドライブに行ったり旅行に行くために買った車なんだと言っていた。この車ででかけたのは義理父が亡くなる3日前に義理母と妻と3人でドライブに行ったたった1回であった。
私と妻は5月に自宅の新築工事を始める予定であった。義理父が亡くなる1週間前に地鎮祭をした時に、義理父は自慢のカメラを片手に一緒に参加してくれた。そして俺は退職して暇だから家ができるまで、毎日写真を撮りながら見にきてやると言ってくれていた。
義理の妹は、9月に海外留学することが決まっており、心配しながらもその成長を楽しみにしていた。
義理の弟は今年、新社会人になり、初任給は義理父が亡くなった2日後であった。食事につれていく約束をしていたらしい。
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- 事務局に通報しました。
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