
余韻は今日まで
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ふみさと
2008年10月28日 13:12 visibility30
今日までは余韻を残しておこうかな。先日の試合。
勝負は後半だろうと思っていた。
・C大阪は鳥栖戦でも圧倒する攻撃で勝利していた。
・勝ち点差においてこれ以上の差をつけられ、上位には勝利のみが要求されている。
・元々、攻撃に長けている。
当然、前半から攻めに来るのはわかっていた。
いかに前半を乗り切れるかが鍵だろうと予想していた。
出来れば、後半に1点勝負で逃げ切れれば結果がついてくると思っていた。
流れは予想通り、序盤から、C大阪は中盤のスピード上げてボールを支配し、いくつもチャンスを作られていた。
その中で中島から放り込まれたボールをDFのクリアが小さくなるところを平瀬が奪取、エリア内でタメを作って再び中島へ。
中島はシュート、ゴールまでカーブのかかった弾道はそのまま、ネットへ、ベガルタが先制。
こちらは喜んだが、C大阪は先制弾を受けたことでさらにスピードが上がり、攻勢を賭けることになった。
そして、カイオ選手の同点、逆転、さらに追加点と怒涛の攻撃で完全に勝負があったかに思われた。
始まる前から、前半を無難に守れることで後半に攻勢すればと思っていただけに前半で3失点はあきらめムードだった。
素人の私が考えたのはなんとか2つセットプレイがあるとして、それを生かして同点すれば、いいかなと。
で、中原を入れて前からのプレスでなんとか挟み込みながらファールを誘えれば、なんとかなるのではと思った。
予想は平瀬を中原の交代だった。
後半から入ってきたのは富田。
えっ、まだ攻撃を受けるの、それが、後半最初の感想。
で、見ていると富田がボールを奪いにいく。
奪われても中盤から挟み込み。
なんかいい感じでいくと、運良く、FK。
そして、リャン→中島で2点目。
そうこうして、関口の緩急自在の技ありドリブルで左足からゴールで同点。
なんか、とりあえず、いけるのではと思った瞬間に香川選手のビッグチャンス、もうだけかと思いきや難を逃れる。
そして、また、FKのチャンス。
それを予想していたのか、既に中原が交代で入っていた。
リャンが蹴った瞬間、相手守備ラインが全員上がって、オフサイドトラップ、後方から抜けていた中原が完全フリー、ヘッドにヒットできないことが幸いしたのか、GKを弾きながらゴールへと転がる。
歓喜の瞬間だった
そこからの5分間が長い、長い、とにかく早く笛を吹いてくれ〜、と思った。
すごいチームになった。
すべての選手が仕事した。結果を出した。
その結果を導く采配は監督の英断だった。
あの流れを止めるのは定石の選手起用では出来なかったであろう。
3ボランチからボールを奪いとること。まわすこと。
DFでもFWでもなく、まずボールを支配することから入ったこと。
ボールが集中するところでまず奪えなければ、優位にできないということをわかっての起用だと解釈。
で、さらに勝つためにワンチャンスを決めるFWを用意したこと。
引分けでなく、勝つための起用を決断したこと。
采配の妙が、選手個々により、体現され、勝ちという結果になった。
もしかしたら、一番、覚醒したのは監督かもしれない。
でも監督は選手の個々を知り尽くし、その選手達が力を発揮する。
本当に力強いチームへと変わったのだと思う。
怪我などで個人技が発揮できなくとも、それをカバーするチーム力と精神力を身につけたのでないかと感じた。
あと4試合も残っている。
最後まで全力を尽くすことで報われる。
今なら、怪訝な宮スタも打ち破れるかもしれない。
本当に努力の成果を得るのはこの機会しかない。
立ち止まってはいけない。
本当に強いクラブとなる為には今やるべきことをすぐにやろう。
そして前に進もう。
で、天皇杯はどうすんだろう。今でもベストメンバーが組めないだろうに。
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- 事務局に通報しました。

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