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厳しい勝利!
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リオネル
2007年07月22日 17:38 visibility173
◎笠松運動公園陸上競技場
◎観客数:2579人
◎天候:曇り
◎気温:24.4℃
◎湿度:92%
◎風:中風
☆フォーメーション
【水戸】
塩沢 岩舘(遠藤)
椎原(眞行寺) 金澤
ビジュ 松村(金)
小椋 吉本 平松 鈴木
本間
《SUB》 GK武田 DF金 MF眞行寺 FW鈴木・遠藤
【サンガ】
田原(アンドレ)パウリーニョ
徳重(渡辺) 倉貫(中払)
斉藤 石井
三上 盛岡 角田 平島
平井
《SUB》 GK上野 DF手島 MF渡辺・中払 FWアンドレ
【審判】 主審:勝又 光司 副審:安食 弘幸、阿部 浩士 第4:佐藤 秀宣
【前半】
11分 サンガのペナルティーエリア左付近でのクロスボールに。盛岡と飛び出したGK平井が交錯気味。そこをボールを奪い岩舘が無人のゴールへ、三上がスライディングで弾き返して難を逃れる。
声を掛け合っていたのかサンガ陣。ひやひやシーン。
20分 水戸エリアで平松から小椋へのバックパスに果敢にプレッシャーへ行くパウリ。
小椋が蹴りだすタイミングに左足を伸ばして捨て身で突っ込むパウリ。蹴ったボールはパウリの左足にドンピシャ。そのままシュートを放った勢いでサプライズゴール! サンガ先制。 0−1。
日々、パウリはバックスへのプレッシャーを怠らない。無理めなボールでもプレスに行くその姿勢は時に笑いを誘うような場面もある。しかし、その積み重ねが生んだゴールと言えよう。このゴールがなければ今日サンガは勝てなかった。 他のFW陣も見習って欲しい。
サンガはDFの裏を狙っての縦パス中心の攻撃だが、繋がらない中盤でボールを支配できてもフィニッシュまでいけない。ゴール前で田原とパウリが重なるシーンが多く見られ、ペナルティーBOX内での動きが全くといっていいほど見られない。
一方水戸はパスを繋ぎ、縦からサイドからとチャンスメイクを演出するも決定力が弱い。
新加入の元サンガのDFビジュもよく利いている。支配率は水戸が占め、とてもじゃないが最下位で低迷しているチームとは思えない。 水戸戦は毎度のことながら厳しい。
☆ハーフタイムの監督コメント
京都サンガF.C.監督: <!-- サンガ監督名 start -->美濃部 直彦 <!-- サンガ監督名 end -->
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・ボールをテンポ良く、2タッチくらいで動かそう。
・DFは、背後へのボールに注意すること。
・もう一度集中して、全員でもう1点取りにいこう。
<交代>
なし <!-- サンガハーフコメント end -->
水戸ホーリーホック監督: <!-- 対戦相手監督名 start -->前田 秀樹 <!-- 対戦相手監督名 end -->
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・守備のバランスを崩さない事。
・攻守に切り替えを早く。
<交代>
なし <!-- 対戦相手ハーフコメント end -->
【後半】
4分 左サイド、三上の縦パスにパウリがDFをかわしゴール前の徳重へ決定的なチャンス。ト落ち着いて決めるかに見えたシュートにコースに小椋が突っ込みナイスクリア。 そのままCKへ、キッカーは徳重。
ゴールほぼ中央に飛んだややニアよりの低いボールに田原がビジュに引っ張られながらも、体をあずけてジャンピングボレーシュート。鮮やかにゴールネットを揺らす。 0−2。
ここ8試合で6得点と大当たりの田原だが、本人も言うように難しいシュートは決まっているが、シンプルなシュートが決められない。課題に挙げている。徳島戦でみせた見事なバイシクルもそうであったが、キャプ翼世代の彼は、そんな豪快なシュートを必死に練習したと言う。今日のゴールも相手に押さえられながらも決めれる強さがある。
11分 水戸の松村中央からの縦パス。小椋が飛び出す。難しい軌道だったが思い切り右足を伸ばして突っ込みヒットさせシュート!敵ながらお見事。 1−2。
サンガDF何もできないあっと言う間の出来事、盛岡も反応できす。
20分 サンガ選手交代 FW田原out FWアンドレin
22分 水戸選手交代 MF松村out DF金in (怪我による交代)
28分 サンガ平島にイエロー。次節累積出場停止。
31分 サンガ選手交代 MF徳重out MF渡辺in
34分 水戸選手交代 FW岩舘out FW遠藤in
40分 水戸選手交代 MF椎原out MF眞行寺in
前半同様、水戸のペースで試合は進む。サンガは数少ないチャンスをしっかり決め得点できたことが大きい。FW陣の決定力の差が結果となった。
【総評】
・湿度が90%以上のピッチは蒸し暑く、かなりきつい。
ましてや2試合連続で大雨水溜り試合を戦ったサンガ選手の足取りは重く、動きに精細さがなかった。
厳しい試合を勝てたことは大きい。
・アンドレは前節に続き短い時間での出場となったが、キレはなく足元のボールもおぼつかない印象を受けた。
・盛岡の復帰試合2試合目の先発となるが、こちらも精細さを欠いているよな印象を受けた。
・5連敗の水戸。ホーム笠松では今季まだ未勝利。
最下位とはいえ内容に可能性がないわけでなく上位といえどもサンガ戦は善戦しているだけに、モチベーションも相当高く望んでくるはず。
予想通りに厳しい展開で、サンガは勝ったものの内容は水戸であった。
決定力のあるFWの補強が出来れば、かなりの脅威となる力をもっている。
今日の対戦で何が足りないか、優位に進めながらも何故負けたか、修正点は分かっていると思われるので少しずつではあるが、まだまだ順位を上げる可能性は大。
あと少しで勝てそう、惜しい試合だった。負けた気がしない・・・結局大敗はせず、毎回あと一歩で引き分けたり負ける。 これは、どのチームにもいえることかも知れないが、サンガも一時期同じような経験をJ1時代を含めして来た。試行錯誤しながらチームは育つものと思う。
かといって、今のサンガが決して楽して勝てているわけでなく、そういった過去のつらさを経験した土壌の上にあると思っている。
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- 事務局に通報しました。
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