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連敗ストッパー!京都サンガ!
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リオネル
2007年05月06日 23:52 visibility708
思えば‘96年サンガがJ1で泥沼17連敗と言う汚点を残したさなか電撃移籍でラモスがやって来た。
京都にゆかりのある選手でもあった…。
そんなラモス監督もあれだけの戦力を持ちながら泥沼7連敗で今日が最後の采配となるであろうサンガ戦。
試合前の彼のコメントはサンガ戦までは続投すると言い続け、先日はサンガ戦は3−0で勝つとまで言わしめた。選手を鼓舞するための狂言なのか、よほど自信があったのか、なめらたものである…。
前日まで高熱にうなされ今日の試合は観戦断念かと思っていた私だったが、ラモスのコメントに奮起せずにはいられなかった。前節あのアウェイの仙台戦を勝った勢いを絶対止めて欲しくなかった。私が今までの西京極ホームゲームで雨の日は負けなしのサンガ!と言うジンクスもあったので雨降る京都で寝てはいられなかった。
1時間前にはスタンドに陣取ってはいたが降りしきる雨の中、胸騒ぎが納まらない。
体調不良からくる自身の覇気のなさにも思えたのだが…。
ゲーム開始寸前。大体の試合は後半サポーターゴールに向かって攻めるのが暗黙の了解みたいなところがある、しかしヴェルディは逆の陣取りをした。サンガ選手のほとんどがホーム側に陣取り、あわてて反対側に移動すると言うアクシデント?があった。ラモス采配なのか嫌な予感がした。
開始7分に左サイドから三上がクロス。どんピシャでアンドレのヘッドが炸裂!
サンガ先制のゴール!!みごとなシュートだった!!
一気に流れに乗って引き離したいところだったが、今日のヴェルディは気持ちが切れなかった。
執念というか闘志をむき出しにして、とかでもなく落ち着いた感じがした。
10分後の17分にフッキにやられた。前節には見事なまでのチアゴのカバーリングで完全にフッキに仕事をさせなたったんだが…。
35分にもまたまたフッキにやられる。1−2と前半に逆転を許す。
ディフェンスを固められカウンターでやられる。サンガの勝てないパターンの典型。
随所にワンタッチでの早いパス回しでいい場面も何度か作れたが決めきれず前半終了。
途中にサンガGK上野と廣山が交錯するシーンがあった。上野が右内膝を蹴られたのだが長い治療後少しゴールを守っていたが、平井と交代した。
去年練習中に大怪我をし長く戦列から離れていた平井選手。前節仙台戦が初ベンチでもあったが、まさかこのような形で急遽出場になるとは…。
39分にアンドレがイエローこれにパウとアレが猛抗議。前半終了時にも二人が審判に抗議している。
この風景はいい思い出がないサンガ負け試合の光景…。
今日の試合も主審のジャッジがおかしい???
そんなジャッジに 目くじら立てても何も覆らない愛媛戦の二の舞である。
文句の付け所がない加点で決めてやればいい。と思うが今のサンガに望めない悲しい現実。
後半9分にはサンガ中山に代えて倉貫。24分には石井に代えて美尾を投入するも流れは変えられず。
攻めあぐねるサンガに好機に確実に追加点を上げたヴェルディが余裕の勝利。前節まで12試合で25失点。7連敗中のチームとは思えない結果となる。
今節復帰した、フッキとディエゴに全得点を許し、フッキはハットトリックという名誉まで与えての惨敗である。
連勝チームも連敗チームもいつかは止まる日が来る。だが、サンガは連敗ストッパー!不調チームに浮上のきっかけを与える、お人好しチームである。
19分にチアゴにイエローが出た。後ろからフッキを押した(胸で)というジャッジだったが、あれはどう見てもカードレベルではない。あれをイエローとみなすのであれば各ゲーム退場者続出、ゲームにならないしジャッジが怖くてディフェンスもできない。ゲームをデストロイするだけの審判なんて要らない。VTRの導入でも各審判団での協議でも何でもして考えて欲しい。
フッキの4点目も19分のイエローシーンの再現と思えるシーンから生まれた。左サイド付近で後ろからチャージにいったチアゴがフッキを胸で押すシーンがあり当然ファールと思ったチアゴはディフェンスを諦め、フッキはキーパーと1対1、あざ笑うかのようなシュートを決められる。
ハットを決めて喜ぶフッキの延長線上に小躍りするラモスの姿が見えた。その光景は生涯忘れられないものとなって私の目に焼きついた。
それにしてもフッキは早いドリブルもうまい。前を向かせてはならない相手に好きにさせては勝ち目はない。
そんなゲームの中で唯一、希望的なのは三上の左SB、試合にも慣れて動きも随分良くなっている。それにともない中盤右に移った渡辺、本来の右サイドこれもいい。だが肝心のサイド攻撃が後半はほとんど見られず…。ずるずると自滅モードの展開。
せめて次につながる攻撃が欲しかった。愛媛戦での悔しさは活かせなかったのか?同じような負け方である。果たして彼らは悔しいとか感じているのだろうか…??
勝つには勝った、ヴェルディ。
ラモスの首はつながったのか?たぶん…。柱谷Cが…。
ラモスのことより美濃部監督の進退が現実的になったことだろう。
人間的に、みのさんを嫌う京都サポはいないと思うが監督としての手腕は臨界点か…。
ゲーム終了後も執拗に主審に抗議するパウの姿が悲しい、京の涙雨であった。
ド雨の中でもビッグフラッグを掲げサポーターは挑んだのだが…。
決して大勢ではない。しかしヴェルディを愛するサポは必死の応援で勝ち点を呼び込んだ!
雨の中訪れた4811人の観客に何を思うサンガ陣…。
君たちに悔しさはあるのか…?
紫魂は忘れてしまったか…?
紫の血は流れているのか…?
全員頭を丸めて福岡戦に挑め!
愛するサンガよ…
- 事務局に通報しました。
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