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サンガ10戦目にして黒星。
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リオネル
2007年08月06日 23:39 visibility630
◎テクノポート福井スタジアム(セレッソ大阪ホームゲーム)
◎観客数:
◎天候:晴
◎気温:
◎湿度:66%
◎風:弱風
☆フォーメーション
【セレッソ】
古橋 小松(森島康)
香川 濱田(苔口)
宮本 アレー
ゼ 柳沢
江添 千葉
吉田
《SUB》 GK:山本 DF:羽田 MF:丹羽 FW:苔口・森島康
【サンガ】
田原 パウリーニョ
徳重 倉貫(渡邊)
斉藤(中払) 石井
三上 大久保(平島)
手島 角田
平井
《SUB》 GK:上野 DF秋田・平島 MF:渡邊・中払
【審判】 主審:柏原 丈二 副審:高橋 義久・森本 洋司 第4審:高原 一也
【前半】
前半は終始、セレッソペース。
セレッソののアタッカー陣は能力が高いためキープ力が強く、サンガはなかなかボールを奪えず、ラインが深くなることで高い位置でのボール奪取がままならず中盤を制圧され、そこからのサイド攻撃でペースを掴まれる。
18分 セレッソのCK。石井がアレーへのマークがズレてヘッドで先制を許す。 0−1。
セレッソはセットプレーが大きな武器でその対策はこの1週間しっかりと練習してたはずなのだが、セットプレーからの失点がなかなか克服されない。
26分 しかしながら、流れがよくないサンガだが、、手島がパスをカットし田原へクサビのパス、それを受けた倉貫がダイレクトで裏のスペースのパウリへボールを送り、これをパウが個人技できっちり決めて同点。 1−1。
セレッソはゲームを支配しながらも同点にさたが、それくらいでは流れが変わらなほど前半のセレッソの出来は良かった。
44分 前半終了間際。サンガ陣内の左サイドから柳沢がクロス、小松がピンポイントで合わせた見事なゴール。 2−1。小松は最初、サンガのCB2枚よりニアにいたけど動き直して手島の視界から消えて、手島と角田の間から抜け出し、それを角田が捕まえきれず…。
小松はサイズがあるだけに当たり負けしないし、決定力もある。動きの質も高いしパスも出せる。
J2レベルの域を超えた選手と言えよう。
U−20代表の香川。その小松や両SBの果敢な攻め上りを生かせるのも彼のキープ力やパスセンスがあるからで、そのポテンシャルにはかなりの可能性を感じる。若干ハタチにも満たない選手だが、充分日の丸背負う技術と自覚が伺える大器である。セレッソは西澤や大久保が抜け、森島寛が離脱し徳重を放出しても、どんどん良質のアタッカーが育ってくる。それに新外国人のボランチ・ジェルマーノが日本のサッカーに馴染めば、J1に届く可能性も充分ある。
☆ハーフタイムの監督コメント
京都サンガF.C.監督: <!-- サンガ監督名 start -->美濃部 直彦 <!-- サンガ監督名 end -->
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・攻守の切り代えを早くしよう。
・守備のところで声をかけ合って集中していこう。
・まだ45分ある。絶対に勝ちにいこう。
<交代>
なし <!-- サンガハーフコメント end -->
セレッソ大阪監督: <!-- 対戦相手監督名 start -->クルピ <!-- 対戦相手監督名 end -->
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・チャンスは作れている。このままでいこう。
・相手DFの裏をついていこう。
<交代>
なし <!-- 対戦相手ハーフコメント end -->
【後半】
後半に入り、サンガは少しアグレッシブさを取り戻して優位に立つが、この日はセレッソのGK・吉田が当たりまくり。神懸り的なセーブを見せ、ことごとくサンガの決定機を防ぐ。
その度に、目の前のゴールで繰り広げられる吉田のワンマンショーにため息が漏れまくりのサンガサポ。応援のテンションも上がりきれない魔力。
22分 サンガは渡邊・平島を入れて、ゼ・カルロスの裏を狙う意図を鮮明にする。
25分 田原がキープして、渡邊へパスを出し決定機を演出するも渡邊は左サイドから突っ込んできたパウリが視野に入ったのか、まさかのシュートチャンスにパスを出す。セレッソDF陣なしGKと1対1の渡邊とパウリ。パウリのシュートも吉田にセーブされ得点ならず…。
まるで、遠い昔フランスW杯予選で岡野が延長で決定的なシュートチャンスをヒデにパスしたシーンを彷彿とさせる場面であった。最近は途中出場が多い渡邊にとって、少ないチャンスでも点を獲るスーパーサブなメンタリティを求めるのは酷な話か?自らの手で掴みとてくれ!ダイゴよ!
30分 セレッソのDFのクリアミスを拾った田原が持ち込んで絶妙のタイミングでヒールで流し、飛び込んできたパウリがシュート!またしても吉田。この日の田原は江添の完璧ともいえるマーキングでシュートシーンこそほとんどなかったが、そのひとつ前での良いプレーが多かった。
サンガはここから立て続けにピンチを迎えるも、ことごとくセレッソ古橋が外す。
この日の古橋はハズレ。神懸り的な吉田と外しまくりの古橋でプラマイ0と言った感じか。
それでもセレッソには香川と小松がいて、サンガにはそれに匹敵する選手がいなかったのが今日の敗因の一つとも言えよう。
このゲームはセレッソの高い能力もあってDFラインが低くなり、アグレッシブな守備が機能せず中盤を支配され、そこからのサイドアタックでペースを掴まれた。2列目が抑えこまれると攻撃が機能しないという意見をよく聞くが、守備が機能しないから攻撃が機能してない部分の方が大きい気がする。
この暑さで足が止まることも分かるが、中盤でのプレスが見えない。ラインはズルズル下がり、面白いようにセレッソにボール回しをさせ走り回され防戦一方。悪い時のサンガをまざまざと見せ付けられた。ここ最近は潜んでいたが、克服されてはいない弱点が浮き彫りにされた。
ここ最近までは内容が悪いながらも結果が出ていたが、サンガのベースとなる高い位置でのアグレッシブな守備をしっかりとしないと、アタッカーの個の能力の高い相手では結果が出ないことを再確認できて良かったと思う。来季、J1で戦うならセレッソのアタッカークラスとの対戦がずっと続くわけだから…。
サンガの目標は復帰じゃない。
監督・選手が一番そのこと分かっているはず。
今後の試合にますます期待し応援を続けたいと思う。
- 事務局に通報しました。
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