独走札幌!サンガ完封負け…。



◎札幌厚別公園競技場

◎天気:快晴

◎温度:18.3℃

◎湿度:43%

◎風:右から左へ強い風

◎観客動員:8730人

 

【フォーメーション】

 

         【サンガ】

       西野(斉藤)

          パウリーニョ

徳重              石井

     倉貫    渡辺(加藤)

三上(中山)          平島

     チアゴ   角田

        平井

※FWアンドレ 5月29日練習中に怪我

■受傷部位 : 右腓腹筋

■検査結果 : 右腓腹筋筋挫傷
■全   治 : 全治まで5〜6週間を要する見込み。
現在、京都サンガF.C.クラブハウス内で治療及びリハビリトレーニングを行っております。

 

得点ランキングで2位。最近調子も上向きで安定したポジショニングをこなしていただけに大きな戦力ダウンになるのは否めない。

 

 

        【札幌】

     ダヴィ   中山(石井)

 川崎(上里)       砂川

     大塚   芳賀

 西嶋           西澤

    ブルーノ  曽田

        佐藤

 

※川崎は3年ぶりのスタメン。砂川は開幕以来のスタメン。GK佐藤も今季初スタメン。

  DFは本来の4人が揃う。

  曽田J200試合出場。

 

☆5連勝とノリノリの札幌。京都も内容はいまいちながらも3連勝中。

  過去の対戦成績は8勝3分1敗とサンガか圧倒しているが…。

 

 

 

          【前半】

 

風が強い。サンガサイドから札幌サイドへのサンガ追い風。 

 

両者ロングボールを多用し攻撃態勢。どちらも先制点が鍵を握るとあって果敢に攻めあう。

オシムの言う、人もボールも良く動き、ひじょうに見ごたえのある好ゲーム。

時間が経つのが早いはやい!

 

23分 サンガ右サイドから徳重のクロスに渡辺がヘッドで中央に流す西野がダイレクトで左足(逆足)で合わすが僅かにゴール右に外れる。

 

35分 サンガ右サイドからパウリーニョのクロスにゴール中央前のフリーの徳重へ痛恨のトラップミス。

徳重の前に相手DFが重なりまったくボールが見えなかった様子。気がつけば足にボールが当たっていたと言う感じだった。

 

ポゼッション率はサンガの方が高く。先の2本の決定的なチャンスを逃すも得点の匂いがプンプンするサンガ優勢のゲームメイク。得点も時間の問題と思われたその時。

 

37分 札幌左サイドのFK。キッカーはブルーノ、距離は結構ある。

ブルーノから上げたクロスがゴール前に落ちて弾んだ。DF角田は誰かの「キーパー」という声に反応してしまい、クリアせずにゴール前に体を入れた。角田とGK平井が「お見合い」となった一瞬のすきに、左から飛び込んだ札幌FW中山に押し込まれて痛恨の失点。試合後平井は「『キーパー』は僕しか言ってはいけない言葉。意思疎通をシビアにしないと」と角田をかばった。1ゴール逃げ切りを得意とする札幌に絶対に与えてはいけない先制点を許してしまった。

 

前半終了、優位にすすめながらもサンガのミスで与えてはならない先制点を献上し、後半の巻き返しに期待したい。

 

【ハーフタイムの監督コメント】

京都サンガF.C.監督: 美濃部 直彦 ・ファーストボールに対してしっかり対応しよう。
・ファールが多いので気をつけること。
・前半のままでいい、チャンスは必ずくる。

<交代>なし
コンサドーレ札幌監督: 三浦 俊也

・前半1-0で終わったが、0-0だと思ってプレーすること。
・守備はDFラインを下げすぎないように。
・攻撃は前線でもっとボールをキープして、アグレッシブに攻めよう。
・集中して、全員でハードワークすること。

<交代>なし




 

            【後半】

 

7分 サンガ選手交代 FW西野out MF斉藤in

11分 サンガ選手交代 MF渡辺out FW加藤in

 

前節の愛媛戦の経験からか早めの交代に踏み切る美濃部采配。

 

17分 札幌右CK。ブルーノがヘッドで合わすがバーをたたく。こぼれ球が競り合いで転倒していたブルーノの前へ倒れた上体で必死で足を伸ばすサンガDFとブルーノ。執念でブルーノ、ゴール決める。

 

20分 札幌選手交代 MF川崎out MF上里in

 

36分 札幌選手交代 FW中山out FW石井in

 

38分 サンガ選手交代 MF三上out MF中山in

 

後半は札幌ペース。落ち着いたディフェンスとカウンター。

 

2得点後は得意の逃げ切り体勢に。ダヴィを残し8人でディフェンス。

サンガは3バックにしてパワープレーで得点を狙いに行くが攻撃に工夫がない。

サイド攻撃よりロングボールが目立つ。170cmに満たないパウリーニョのワントップに札幌DFの4人は全員180cm以上。何をどうしたいのか…。

 

ゴール前での小技で切り抜けようとする場面も見られたが、ことごこく阻止される。

焦りの中で「とにかく俺が決めなければ!」と個人技に走ったり。特にパウリのイライラ感はピークだった。パスが来ないから、かなり下がってボールをもらいに行ったり…。

ストライカーとしての責任感、アンドレもいない中、何とかしたかったのだろうが気持ちとプレーが一致しない結果と終わった。

 

札幌の強さとサンガの自滅気味なもろさメンタル面のもろさを感じ試合終了。

 

【感想】

札幌は強い!

どのチームもベストメンバーで挑めることは難しい。だが札幌の場合は代わりの選手がきっちりと仕事を果たし、三浦監督の札幌スタイルは浸透している。前節・前前節は逆転で連勝を重ねている。誰が入ってもこのスタイルが崩れず、きっちりと仕事をこなせるのが今季の札幌の強さでもある。

第2クールの途中であるがほぼ優勝は決定でないかと思える充実ぶりである。崩れそうにない。

 

現在首位札幌勝ち点42で2位に10点差をつけている。

2位 仙台が32。 3位 山形 30。 4位 京都 29と2位争いは1ゲームで順位が変わる混戦。

5位 福岡 29。  6位 湘南 27。 7位 鳥栖 27。 8位ヴェルディ 26。とこちらも大混戦。

 

熾烈な争いに残るためにもサンガは安定した戦術とメンタル面の強化が問われる。


 

 

 

 

 








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