出会い…。

サッカー観戦遠征で日焼けし数十年ぶりに皮がめくれて、えらいことにことになっているリオネルです。

 

その第1弾、鹿児島での観戦を終えて夜行バスに乗ったときの出来事だったんですが、バスの形態は両窓側に1席ずつと中央に1席、中央の席の両サイドに狭い通路がある3列配置になっており、窓側席の真ん中あたりに5,6段下へ降りれるようになっていてトイレが1箇所付いてます。

 

僕は最後列の右席。相棒は中央で左席が空席でした。

全指定ですから誰かが来られるかキャンセルで空いているか…。

出発して2,3個目のバス停から一人の女性が乗ってこられました。

 

全盲の方でした。

鹿児島から大阪まで一人で行動するなんて、とても信じられない思いでいました。

暫くすると読書を始められたのですね、身近に同席(?)するのは初めての体験でしたので失礼とは思いながらも気になって見てしまいました…。

 

そのスタイルが独特で本を左手に持ち少し前かがみで右ひざの外側にダラリと本を広げて、右手の指で上から下へ点字をなぞって行かれます。顔は少し上向きかげんで…。

驚いたのは、その指の動きの速さです。目が点になってしまいました。

 

点字本を見たことないのですが、1ページに表示できる文字数は限られてでしょうが凄いスピードでページがめくられて行きます。訓練次第で人はここまで可能なのかと、いたく感動したんです。

やがて消灯になっても彼女の読書は続きます。

 

 

バスは出発して2時間後くらいに一度10分間のトイレ休憩があり、あとは明朝5時ころまで外出は不可能です。その方は外には出られませんでしたので大阪までの12時間トイレとかどうされるのか心配しておりました。

 

あいにくトイレは右の窓側にあり反対席の彼女は行くにも一度運転席の前まで迂回して行かなければなりません。うとうとして目が覚めたとき彼女はこちらへ戻ってこられる途中でした。

別に驚くことでもなく彼女にとっては普通な事なのかも知れません。

 

やがて朝が来て携帯は電源切れで京都で待ち合わせのサカフレさんとは連絡つかないしパニクリながらとりあえず京都に向かう方法を相方と相談している時に彼女が僕達に何かを伝えてきました。

 

聾唖者さんでもあったんです。小さなノートパソコンみたいなものを提示して、これまた凄いスピードで入力されます。文字変換は本人が確認できませんから句読点なしのオールひらかな文章でしたが、阪急電車で京都まで行きたいとのことでした。

 

大阪駅地下街はごちゃごちゃしていて健常者の僕達でさえ慣れていなければ迷うくらいです。

方向が同じなので案内することにしたのは言うまでもありません。

 

しかし、二人とも始めての経験ですので少々の不安もありましたが、お隣席だった相方が始終お世話をしてくれました。彼の腕を掴んで同行し後ろから僕が付いていく格好です。

 

後ろから僕が「点字ブロックの上を歩いてもろた方が歩きやすいのとちゃうか?」とか、階段の昇降では「次の段で踊り場です!」とか若干フォローしながら何とか電車に乗り込みました。

 

最終的には京都の上手にある仏教大学に行かれるとのことで、途中で地下鉄に乗り換えなければなりません。僕らも京都駅まで行くのに反対のホームになりますが同じ地下鉄だったんで良かったです。

 

電車では彼女とも少しお話も出来ました。

再来月にはまた京都に来るとおっしゃってましたが、今回はたまたま隣にいた僕達が同じ方面だったから良かったですけど、毎回どうされてるんでしょうか?道行く人を捕まえて話しかけることも出来ないし、話せないので電話することも出来ません。

 

それでも、活動されてるんですね。本当に頭が下がります。色んな意味でパワーをたくさん頂きました。

 

今回の遠征で素敵なサカフレさんとの出会いあり、素敵な女性との出会いありでとても充実した遠征となりました。 

 

  

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