いざフランスへ

  • r-7
    2006年04月30日 23:24 visibility56

ファーストレグは、バルサがアウェーゴールをもぎ取っての
勝利。しかし1点差というのは絶対的な有利というわけでは
ない、はずだった。ミランは直前のメッシーナ戦でネスタ。
カカ、アンブロジーニが負傷。カフーなんかも微妙な状態に
なるという散々な状態。唯一のいい情報はピッポが復帰でき
そうという事くらいか。バルサは直前の試合ではロナウジー
ニョを温存する予定だったけど、その試合が荒天のために延
期になり、遠征はしたものの試合はなかったため、休養十分
でこのセカンドレグに挑むことができた。何か全てバルサに
有利な流れになってるような…。

しかし、カンプノウの雰囲気は最高だなー。映像で見てても
それが伝わってくる。一度あの場所で観戦してみたい。ずい
ぶん前にローマで見たセリエAのスタジアムの雰囲気を思い
出した。

そんなことを考えてるうちに試合が始まり、いきなりカカが
ファーストシュートを打つ。ミランはメンバーが揃ってない
ながらも気合い十分なところを見せる。対するバルサも負け
てはいない。エトーが持ち込みシュートを放つけどジーダが
体を張ってセーブする。見ごたえの多い試合になりそうだ。

見ごたえありすぎて前半がアッという間に終わったw
スコアは動かなかったものの、緊張感のあるいい試合内容で
両チームとも最終ラインでかなりの集中力がいったと思う。
どちらかと言えばバルサの方がチャンスを多く作りだしてた
けど、ミランのDF陣とジーダが耐え抜いた感じ。どちらも
カウンター気味になりがちだったけど、その攻撃の内容がよ
かったのはやはりバルサのほうだった。

バルサはやっぱりデコが戻ってきたのが大きい。ボールが落
ちつく場所が増えるとやっぱり攻撃に厚みが出る。ミランは
ピルロが自由にボールをさ受けれず、カカやシェフチェンコ
にいい形でボールが入らない。ピッポも少し動きが重いか。

後半もメンバー交代は無し。前半の雰囲気をそのままに試合
が進む。しかし徐々に押しはじめるバルサ。ロナウジーニョ
とジュリのホットラインでチャンスを作るも得点はできず。

残り30分を切ってミランが動く。序盤から献身的に動き続け
少し疲れのみえたスタムを中央に回し、右サイドへカフーを
持ってくる。これで少しボールが回るようになると、続けて
ガットゥーゾに替えてルイコスタを投入。残り時間で勝負を
かけてきた。その直後にシェフチェンコがゴールネットを揺
らすが、プジョルへのファールを取られ、ノーゴール。

バルサも最初から動き続けたジュリに替えてラーションを投
入。サイドへ流れたエトーからの絶妙なクロスをラーション
らしいダイビングヘッドで合わせるが、ジーダがまたしても
体で止める。今日はことごとくジーダに止められてるな。

残り10分のところでミランはピッポに替えてジラルディーノ
を投入。流れを変えたいところだけど、ここまで先に入った
ルイがほとんどイイ仕事ができてない。リヨン戦の時のよう
な逆転劇はあるのか。

バルサはエトーを下げてファンボメルを入れ守備を落ち着か
せる。ミランも最後の意地を見せるけど、バルサが抑えきっ
て、スコアレスドロー。トータルでバルサが決勝へ進むこと
になった。

スコアレスながらここまで緊張感のある面白い試合も、なか
なかないんじゃないか。それくらいイイ試合だった。

決勝はアーセナルとバルセロナになった。ベスト8でトーナ
メントが決まった時に、見てみたいと思ったカードが実現す
るとは思ってなかったけど、すごい楽しみなカードになった。
今や堅いと言われるようになったディフェンスで勝ち上がっ
てきたアーセナルと、ロナウジーニョを中心に攻撃を繰り広
げるバルセロナ。どっちのチームがビッグイヤーを手にする
のか。5/17が待ち遠しいです。

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