若手最高や！

宮国君が勝ち、大田君が本塁打を放つ。

こんな贅沢があっていいものでしょうかね。

それに阿部選手と西村投手のタイトル争いもあって、

優勝は決まったけど楽しいゲームが続いています。

大田君の本塁打は失投といえば失投で

内角高めに要求されたシュートが真ん中外より高めに浮いたものをとらえた打球でしたが

それでもマツダのバックスクリーンに叩き込むのですから、期待せずにはいられなくなります。

対左ではなく、一流の右投手から打ったというのがまた大きいですよね。

宮国君も復帰してからは一番良かったかも？

CSの先発枠争いも熾烈なものになりそうです。

さて、ドラフトの話に戻りましょうか。

指名選手を予想するに当たり、大切なのが選手の年齢分布表です。

特に巨人の場合、清武氏の改革以後この表に基づき、穴を埋めてくる指名が多いと思います。

もちろん選手の能力を数値で評価する取り組みもしているようなので、あくまで数値が高い選手を指名する中で、同程度の実力ならば補強ポイントを優先、ということだと思いますが。

09は捕手ドラ、10は右投手ドラ、11は左投手ドラでした。

12に関しては、既にスカウト諸氏が野手ドラを予言していますが、実際に分布表がどうなっているのか見てみましょう。

【投手】

18～25歳・・・11名（右８／左３）

26～30歳・・・18名（右11／左７）

31歳以上・・・６名（右３／左３）

【捕手】

18～25歳・・・２名

26～30歳・・・１名

31歳以上・・・４名

【内野手】

18～25歳・・・５名（右３／左２）

26～30歳・・・４名（右４）

31歳以上・・・５名（右１／左４）

【外野手】

18～25歳・・・３名（右２／左１）

25～30歳・・・４名（右２／左２）

31歳以上・・・４名（右３／左１）

去就が危うい選手も含めていますがこうなっています。

まず投手ですが、これは優先度は低いでしょう。

あえて言うならば大卒以下のサウスポーを指名しても良いでしょうが、

25歳以下の３人というのが京介君、松本君、今村君であり皆順調に来ているので

そんなに焦る必要はないかと思います。

また今年の１位指名は菅野君で決まっていますので

右投手に関しては、よほどの逸材でない限りはそれで打ち止めではないかと思われます。

続いて野手に目を移すと、一見して捕手と外野手の高齢化が伺えます。

捕手に関しては、一軍主力が31歳以上に固まっており

中間層の一名も捕手としては先行き不明瞭な市川君

３年も経てば一軍の捕手を総入れ替えしなくてはいけなくなるでしょう。

まず大卒以下の捕手は最優先課題の一つと言わなくてはいけません。

数を確保した上で、徐々に入れ替えをしなくてはいけませんから

河野君なんかは来年あたりから徐々に一軍に慣れさせるのがよろしいかと思います。

外野手にしても、25歳以下３人というのが少ないのは勿論ですが

35歳以上の引退が近い選手が三人

中間層も４名中３人が再来年には30歳になりますので

大卒以下の外野手も最優先課題の一つと言えるでしょう。

尤も外野手の場合、現状一軍選手枠の方が詰まっていますので

高校生の方が望ましいと思います。

次に内野手ですが、こちらも育成本流選手の入れ替えが近づいています。

25歳以下の選手に注目すると、藤村君と坂本君は一軍に定着

中井君も一軍が見えてきていますから

次の大型素材が必要ではあると思います。

ただ、今年のドラフト候補にこれという素材が少ないのが頭が痛いところです。

また、中間層に目を移すと、そのメンバーが寺内・高口・仲澤・山本ですので

去就が危うい選手がほとんど、ここが谷間になっています。

それで、内野手を獲得するならむしろ、早くから一軍に使える選手が必要なので

高卒より大社の内野手を獲得する可能性があると思われます。

さらに、30歳以下の選手の中では、左打者が去就が危うい大二郎君一人

31歳以上に左打者が４人固まっています。

大社・高卒問わず、左打ちの内野手は必要かもしれません。

整理すると、投手より野手の層が全体的に危うくなっています。

特に大社以下の捕手、高卒の外野手は最優先項目です。

それで、東海大学の伏見捕手や、龍谷大平安高校の高橋君の名前が挙がってくるのももっともなことでしょう。

内野手の場合は、即戦力に加え、大社高卒問わず左打ちの選手を広く求めています。

空いた枠を使ってここらを抑える可能性も高いと思います。

ただ、ここは来年に回すという選択肢もありです。

１位で菅野君を抑え、２位３位で捕手一名、外野手１名を抑えることができればだいたい成功と言ってよいのではないでしょうか。