下を向くな!澤村拓一

昨日は澤村投手が4失点し敗北、復帰戦を飾ることができませんでした。

残り試合が7試合・・・というところで、登板があと1回あるかどうか?

1シーズンに4人以上が10勝すれば、90年の斎藤、桑田、木田、香田、宮本以来だ、ということですが、これの達成も危うくなってきました。

しかし、昨日の投球を見る限り、内容に関しては決して悲観することはないと思います。

ストレートの球速・キレ・コントロール、ともに復帰前よりはるかに良いものでしたし

なにより高速フォークでガンガン空振りを取れていたのは安心材料です。

ファームでの時間を有効に使えたのでしょう。

ただ、ポスト・シーズンに関しては、私は彼をリリーフで起用した方が良いと思います。

昨日も結局スタミナ切れを起こして痛打を浴びたものですが

二軍での短い時間の中ではスタミナまでは補強できなかったのでしょう。

これから短期間でスタミナが戻る可能性は低い。

しかし、リリーフならば力押しでいけます。

今のコンディションならばセットアッパー、あるいは第二先発として、獅子奮迅のすさまじい働きができるのではないかと、逆にワクワクしています。

 

さて、これからしばらくは件の澤村投手を俎上に上げたいと考えています。

まず昨年と今年の数字を比較すると、軒並み悪化しています。

防御率 2.02→2.84

被打率 .210→.267

WHIP 0.97→1.34

FIP 3.02→3.44

K/BB 3.87→2.62

QS率 86.2%→68.0%

特にQS率の悪化が顕著です。

これはなぜか?

恐らく主な原因は、コントロールの悪化だと思います。

まず投球イニング数が昨年の200から161回2/3に低下しているのに、四死球は51から56に増えています。

BB/9(与四死球率)にして0.63から2.89への増加です。

また、P/IP(1イニングあたりの投球数)も14.8から16.4に増加。

コントロールの悪さにより投球数が増え、イニングが食えなくなっているのです。

今年からストライクゾーンが改変され、昨年より広くなっているのに、なぜこのような結果になってしまったのでしょうか?

昨年終盤の澤村投手はコントロールよくコンスタントに外角低めに直球を集める投球ができていました。

復権に向けて、まずはコントロールを見直す必要がありそうです。

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