オリックス戦の感想

まずは投手から。

先発の江柄子は7回5安打無失点。
MAXは140kmで、7回になっても136、7km出ていました。
(サンマリンはガンが3km辛いので、MAX143km、アベレージ140km前後だと思います)
ファームで先発を任され、スタミナがついてきた様子が伺えます。
変化球は100km台のカーブが制球が良く、よくカウントを稼げていました。
無四球だったのも高評価です。
実際タイプとしては先発タイプであり、育成方針は間違っていないと思います。
ただ球速はそこそこ出ているものの全体に打球が速く、球威不足は否めません。
二軍レベルの打者達にもストレートをしっかり捉えられているというのは不安材料です。
今のままだと緊急時の先発以外では一軍に呼ばれるのは難しいかも?
先日一軍で阿南が好投しましたが、彼のようにコンビネーションをより磨くか、何か工夫が必要だと思います。
ファームの試合でストレートをフルスイングされているようでは、首脳陣は不安になります。

次に須永ですが、最初は怖々といった感じで投げていて、目一杯放っても134km。
ああ、もう終わった人なのかなと思いましたが段々腕が振れ始め、最終的には141kmを掲示しました。
普通のガンなら144kmなのだから上出来でしょう。
手術から徐々に回復しているのでしょう。
制球を乱して内容は良くありませんが、もう少し見守りたいと思わせてくれました。

打者の方ですが、中井の順調な回復が目立ちました。
守備の方も問題なかったと思います。
ぜひCSで見たい選手です。
他に目立っていたのは、打ったから当たり前ですが坂口です。
特に最後の打席はほんの少しで本塁打という当たりでした。
智弁和歌山時代の輝きは東海大時代にすっかり無くなり、お情けというか菅野のおまけみたいな形で入団しましたが、これは意外とひょっとするとひょっとするかも?
二軍でもなかなかの数字を残しています…特に出塁率が高いのは評価できるポイントです。
体も大きいし、遠くに飛ばすパワーもある。
ただ守備位置を考えると、さらなる長打率の向上を図りたいですね。
もし坂口を復活させることが出来れば、巨人の育成力を自慢してもいいと思います。

それにしてもオリックスは八木、中山、桑原、岡田…と、ここにいてはいけない中堅が次々と出てきます。
これに加えてあの選手もいる訳でしょ、東野とか…(小声
球団再建の道はまだまだ険しいようです。

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