コパ・イタリア決勝
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えつこ
2011年06月01日 16:00 visibility71
前半20分以降を振り返ります。
インテルが攻勢に出てパレルモが人数をかけて守備、カウンターを仕掛けた。しかしパレルモにアクシデント。CBのゴイアンが交代せざるを得ず、リーグ戦以上に重要な枠を前半で一つ失った。その後の25分、インテルが先制する。
中盤での競り合いでこぼれたボールがスナイデルに渡ると、彼は左サイドを駆け抜けるエトーへパス。エトーは冷静に右隅に蹴り込んだ。
その後、パレルモが右サイドからのクロスによりペナルティーエリアで猛攻を仕掛けたが、シュートミスとインテルの必死な守備により決めきれなかった。結局、インテルリードで前半を終えた。
後半開始からパレルモが猛攻を仕掛ける。しかしどれほどサイドアタックや中央突破を使っても、インテルのジュリオ・セザルを中心とした守備陣は崩れない。とはいえインテルが追いつかれるのも時間の問題かと思われた時、中盤でスナイデルがボールを奪い、すぐにエトーへ。GKとの1対1に勝ったエトーのゴールで2点目を奪う。
前がかりになっていたパレルモは何とか食い止めようとしたが、選手の位置が悪く、エトーに付ききれずフリーにさせてしまった。
そんなパレルモも1点を返す。左CKをムニョスがフリーで頭で合わせた。CKに繋がるプレーの際、ボールがエンドラインを割っていたが、それに主審が気づけず、それをクリアしたものが扱われていた。それへの不満などが冷静さを欠かせてしまったのかもしれない。しかしそれだけではインテルは止められなかった。
1点を返したムニョスが、突進するマリガを後ろから倒してしまい退場。88分の事である。それが更にパレルモを混乱させる。残り時間が少ないとは言え、追いつけるかもしれない、と思ったはずの直後では尚更か。
そしてロスタイム、インテルの一撃が試合を完結させた。左サイドをパンデフが駆け上がると、立ち塞がる相手DFを目の前でかわして中央へ。パスを出すとミリトに渡り、ワンタッチ当てるとゴールネットにボールを突き刺した。インテルにとって、そしてミリト自身にとっても重要な得点を決めた。
そして3-1というスコアでインテルの優勝が決定。
誰もが感じたことだと思うが、両者を大きく分けたのは決定力の差。猛攻を仕掛け、相手を脅かした回数はパレルモの方が多かった。インテルの堅固な守備も影響していたが、自分たちで首を絞めてしまった。だが、展開力はかなり高かったと思う。パストーレやミッコリなど、技術が高い選手が居るからだろう。あとはアベル・エルナンデスがシュートミスを減らすこと。相手をかわしても、決めきれないことがまだ多い。
それを改善して、引き抜きの噂が絶えないパストーレなどが残り、一人でいいので経験豊富なDFも追加できればパレルモはかなり強くなるはず。クオリティは低いものではないのだから。
しかし、ザンパリーニ会長がすぐに大鉈を振るうことをやめない限り、本当の躍進は見込めないだろうが…
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- 事務局に通報しました。
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