必然。

  • えつこ
    2013年10月02日 06:20 visibility86

セルティック対バルセロナ…今終了して0-1。
76分、セスク・ファブレガスの得点でバルセロナが勝利しました。

いわば妥当な結果としかみられない…今回は相手との力関係以前の問題だった。


昨年セルティックが勝利したのは絶えない集中と数少なくてもチャンスを作っていたから。
今日だってバルサが圧倒的な力を見せつけたのかと言えば特別そうではない。

メッシ不在は当然大きな要因ではあるが、昨年は2戦とも彼が居ても我々は1勝1敗の結果。その1敗も相手をギリギリまで追いつめた上での結果だったのだから、議論に用いるほどではない。


相手以前に自分たち。
周囲がちっとも見えていない。

確かにバルサがかけるプレスは厳しいが、完全にフリーな選手が揃っているにもかかわらず強引なパスとドリブル。

運べるところでロングパスを選択し、そのパスも精度はガタガタ…挙げ句狙ったであろう先には誰もいない。
こんなことが続いては体力も失っていけば、時間も失う。


そして劣勢の時間帯が長くなり始め、ネイマールがスピードに乗り始めたところでキャプテンのブラウンが彼への軽率なファールで退場。
最後まで追わず、腰を手で突いて倒した…難しい状況ながら耐えていたチームメイトの思いに水を差す行為だ。
愚行…そう言うと大袈裟であろうか…。


10人になってから2枚のカードを切ると、交代で入ったカヤルとフォレストが攻撃にアクセントをつけて唯一とも言える決定的チャンスを作ったが、フォレストのシュートはGKビクトール・バルテズに阻まれる。
そこで得たCKも得点に繋がらなかった。


そして前節のミラン戦と同様、チャンスを逃した直後の失点。
パスに抜け出したサンチェスがクロスを上げるとファーサイドで併走していたファブレガスがフリーでヘディング…ループ気味に放たれたシュートは静かにラインを割った。

見事なカウンター…しかし防げた失点。
戻っていたDFは3人、併走していたのは1人…人数は足りていた。
上がったクロスを頭で処理しようとアンブロースだったが、ボールに届かず…その結果ファブレガスがフリーになっていた。

昨年のユヴェントス戦で学んでくれてたと思ったけど…せっかく良いディフェンスを続けていても、あれでは意味がない。
早急な修正を求める。


失点以降はバルサがペースを多少落としたこともあり、スペースは増えていたが…彼らのチャンスも同時に増えていた。

それでも失点せずに済んだのはフォースターの集中があったから。
ミラン戦の失点はGKである彼にとって悔やんだであろうものだったが、その悔しさを実力に昇華できた。それが冷静なセービングを生んだのだと思う。


…先代守護神と重なるのぉ…相手が怒涛に攻めてくるときにあれほど冷静にいられちゃうところはそっくり。
忘れた頃にとんでもないポカ…というところは似ないでね。




…もう敗戦という結果は変わらない。
今回の課題をどこまで解決していくか…これは選手たちそれぞれが考えなくては。

もちろんレノン監督も決断を素早くできるようになっていってほしい。
今日のブラウンは退場以外でも良くなかった。結果論かもしれないが、ストークスも含めて引っ張りすぎた。




とにかく、諦める気はまだ無い。
可能性ある限り、最後まで戦い抜こう。
確なる自信を養い、その自信を胸に。

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