【スポーツコラム】国民栄誉賞を辞退した古関裕而氏 阪神と巨人の応援歌は同じ人が作った!?

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    2013年05月07日 20:55 visibility2702

今月5日に、元巨人の長嶋茂雄氏と松井秀喜氏が国民栄誉賞を受賞しました。

国民栄誉賞といえば、過去には王貞治氏や衣笠祥雄氏といったスポーツ選手や、映画監督の黒澤明氏など幅広い分野にわたっているのですが、過去には栄誉賞の受賞を辞退した人がいます。

有名なのが、元阪急ブレーブスの福本豊氏。

当時の盗塁数世界記録を達成したときに受賞の話があったものの、本人が「そんなんもろたら立ちションもでけへんようになる」と語って辞退したことはかなり有名な話ですね。

他にも現役時代には受け取りたくないという理由でイチロー選手も辞退したのですが、作曲家の古関裕而という人も(遺族が拒否したことにより)、国民栄誉賞を辞退するという形をとっています。

古関裕而という作曲家は、実はスポーツにおいて結構大きな影響を与えた人物です。

例えば、高校野球のときによく流れる「栄冠は君に輝く」という歌を知っている人も多いでしょう。この歌を作曲した人が、古関裕而氏なのです。

そして、古関裕而氏はプロ野球の応援歌も作曲しており、阪神の応援歌「六甲颪」と巨人の応援歌「巨人軍の歌(闘魂こめて)」も作曲しています。

つまり、巨人と阪神の応援歌は、同じ人物によって作曲されたのです。

現在は共に永遠のライバルとして戦っている両球団ですが、同じ人に応援歌を作成してもらっていることに驚くファンも多いのではないでしょうか?

そして、両曲とも現在までファンの間で歌われていますし、これからも歌われ続けるでしょう。

高校野球の歌だけでなく、長い間野球ファンに歌われる歌を作った古関裕而氏は、まさしく国民栄誉賞を受けるにふさわしい作曲家ですね。

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