ファジアーノ岡山2015シーズン前雑感Part5「DFラインを高くするのか低くするのかという視点で見えてくる今季のサッカー」その1

1、前書き

35岩政 大樹と21加地 亮の加入で、4バックの可能性が出て来た今季のファジアーノ岡山
そこで、一つの今季のファジアーノ岡山をみる上での重要なポイントとなるのが、ラインを低くするのか。
それとも高くするのという点。
ラインを高くする場合と低くする場合との違いを説明しつつ、どういったフォーメーションになるのか述べていきたい。

2、鍵を握る元日本代表の二人

35岩政 大樹と21加地 亮。
まずは、2選手の特徴を簡単に説明していく。
35岩政 大樹は、空中戦に強く、引いて守った際のロングボールやセットプレーの強さが、大きな武器の選手。
21加地 亮は、運動豊富で、1対1の守備に優れる選手。
しかし、二人とも年齢的にもフィジカル的にもスピードに難がある選手である。
これが、何が意味するのかを35岩政 大樹の相方についての考えで、次の項において説明していきたい。

3、4バックを布く場合の35岩政 大樹の相方で見えてくるラインの高さ

規定通りに4バックに組みかつ35岩政 大樹と21加地 亮の両選手を同時期用したとする。
この時35岩政 大樹の相方をどうするかで、ラインを高くするのか低くするのか見えてくる。
では、実際に説明していこう。

まず、5植田 龍二郎や4近藤 徹志であった場合。
空中戦や1対1には、強いが、スピードに欠けるため背後を突かれると厳しい。
そうすると必然的にラインを低くせざる得ない。

次に6竹田 忠嗣、25田所 諒である場合。
カバーリングや読み優れるので、背後のスペースを事前にケアをする事が出来るので、一定の高さを保つことが出来る。
しかし、スピードが無い分、一度抜かれると厳しい。

最後に3久木田 紳吾である場合。
DFとして経験こそ少なく、守備の力が高いとはいえないが、スピードやサッカーIQの高さが売りである。
一定の読みと、スピードにより広範囲をカバーできる。
よって、ラインを高く出来る。

次は、そのサッカーの結果、どういったサッカーを志向するのかについて述べて行きたい。

その2に続く。

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