2011年ファジアーノ岡山総括(守備編)

今季失点はワースト3の58失点だった。
どうしてそうなったのかなど考察してみようかと思います。
個人的に攻撃と違って守備は難しいので深くは語れないが、できる限り努力してみようと思う。

1、開幕戦の大敗に関して
2、特定の相手に大敗を喫した事に関して
3、早い時間の失点が続いた事に関して
4、セットプレイでの失点が多かった事に関して
5、3バックの守備に関して
6、まとめ

 

1、開幕戦の大敗に関して

やはり、3バックに慣れていなかったというのが一番だと思います。
影山監督が、スポーツスピリッツで、キャンプの段階で手応えを掴んでいたので、ショッキングな敗戦だったとお言ってました。
この原因として、考えられるのが、メンタル的な物で、3バックで、初めてJ2の場の真剣勝負に臨んだというのもあると思います。
PSMと公式戦は違いますからね。
内容より勝ち点3ですから。
そうした、メンタル的な物は、少なからずあったと思います。
PSMと公式戦では、それに対する意気込みも違い終始それに圧倒された。
後手後手の守備になってしまい大量失点に要因と一つとなってしまった。

また、開幕戦という事もあり、湘南のモチベーションもかなり高かった。
岡山も高かったでしょうけど、やっぱり不慣れな3バックという事で、不安がどこかにあったと思います。
ストヤノフとの連携もまだ取れてなかったのではないかと。
そういった不安要素が結果として現れた試合と言える。

そして、攻撃の成熟度が高くなかったのも守備面に悪影響の側面もあると思います。
ストヤノフの所を抑えられただけで、攻撃の攻めてが無くなり、ボールをポゼッションをできなかった事で一方的展開となってしまった。
攻撃が最大の防御という言葉がある通り、シュートで終わる事ができたりすれば、それだけ守備隊形が整える事ができますからそういった要素も強かったと思います。

以上から完成度が低かったというのが、一番の理由ではないかと思います。

2、特定の相手に大敗を喫した事に関して

同じカードで、大敗して負けたのは、東京V、鳥栖、FC東京の3チーム。
この3チームだけで、それぞれ合計8、10、5失点で、計23失点。
どのチームを見ても格上のチームである。
やはり、岡山のパスサッカーが通じなかった時に一方的にやられるケースが多い。
2回も対戦したのに全く対抗できなかったというのは、相性もあるが、歴然たる差があったと言っても良いだろう。
来季は、4バックも柔軟に使っていくと言う事も影山監督が、言っていたとどこかの記事に書いてたと思うので、そうしたチームにどれだけ対策できるかですね。
3チームの内、鳥栖とFC東京は、昇格したので、それはJ1で対策するとして、東京Vにどれだけ対抗できるかが、来季の注目ポイントとなるだろう。
岡山の3バックは、現状だと攻撃サッカーという事がこの3チームとの対戦と快勝した試合が何試合かあった事から分かる。
守備的な4バックをどのチームとの対戦で使用するのか。
来季は、多様性のあるサッカーにしていくのか気になるところである。

3、早い時間の失点が続いた事に関して

一般的な理由として考えられるのが、集中力の欠如。
もう一つ考えられるのが不運。
こういった理由は、甘いという感じがしますね。
やっぱり、ゲームにおいて先制点が大きな意味を持ちますし、早い時間の失点は、避けて欲しいですね。
ただ、岡山は運動量を売りにしてきたチームなので、相手が疲れていない時間帯に実力を出されたとも考える事ができる。
まだ、他チームと比べてそうした戦力が整っていないのかもしれない。
こう考えるのが一番しっくり来る。
早い時間の失点を少なくするだけではなく、早い時間の得点を増やしていく事が大事ではないだろうか。
相手に隙が出来辛い早い時間に先制出来る事は、実力が付いてきたとも言えるし、昇格争いにするためには必要な事だろう。
その中で、最初にいった集中力の欠如。
これも軽視する事はできない。
昨季までは、若い選手が多かったと言い訳できたが、今季はベテランが何人か加わったし、それだけでは片づけれない問題と言える。
言える事は、来季は、1試合1試合メンタル面で左右される事無く安定的な力発揮をして欲しい。

4、セットプレイでの失点が多かった事に関して

DFラインの高さが十分ある事を考えても練習不足なのではないかと。
チームよっては、練習に時間をかける事もあるから。
GKとの飛び出しも上手くいかない事を考えてもGKのスキル不足が少しあったかもしれない。
DFラインが高いが、全体を通してみれば、そうでもないので、相手の平均身長が高い相手に苦しんだのかもしれない。
後、言える事は、精度の高いボールを蹴る選手がいないので、実際の試合では、そのボールに苦しんだというのもあるかもしれない。
しかし、今季の岡山には、小林とストヤノフという精度の高いボールを蹴る事ができる選手が居たし、他チームと比べてもそん色がない筈。
そういったのが当てはまるのは、鳥栖の藤田?のロングスロー。
あれは規格外で、練習できないし、対応に苦しむの理解できる。
色々と理由があるだろうが、来季は、セットプレイでの得点を増やし、失点を減らして欲しい。

5、3バックの守備に関して

もっとサイドのスペースを使われると思っていた。
意外と5バックになる事で、そういった回数は少なかった様に思う。
ただ、前線に枚数が足りないので、波状攻撃を受ける試合も何度かあった。
特に前線からのプレスが緩くなるので、鳥栖、東京Vといった格上相手には、面白い様に回され苦しむ事になった。
格上相手には、3バックが、厳しいというのが、今季分かった。
そういった相性が悪く格上の相手にどれだけ大差をつけられず、1点を争う好ゲームができるかがポイント。
3バックをして、守備が良くなったとは思わないが、来季失点を減らせる可能性は十分ある。

6、まとめ

今季は、3バックの初年度という事で、慣れない部分が多く失点が多くなってしまった。
また、3バックの弱点を的確に突かれ、大量失点する試合も多かった。
来季は、この辺り、4バックも導入するなどして、柔軟な戦い方をするのもありだろう。
何れにせよ、終盤には安定してきた3バックの守備を継続できるかがポイント。
来季は、3バックに慣れていないという言い訳はできない。
そういった意味で、真価が問われるシーズンとなるだろう。
大敗した試合が無ければ、昨季並だったし、全体を通して見れば、昨季より安定してきたのは確かだと思う。
来季は、失点が、得点より少なくしたい。
それは、最低限の目標であるだろう。
今季は、5バックになる事もあったが、自陣にあまり張り付く様な展開は、避けたい。
終盤の様に相手よりシュート数で上回る等、攻撃面で、相手を圧倒し、守備機会を減らす事ができる試合が増えれば、昇格を見えて来るだろう。

岡山から世界へ

To Be Continued

by杉野雅昭


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