2015:J2:1節:H:vsFC岐阜「万感の首位発進」その4
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杉野雅昭
2015年03月09日 02:04 visibility36
3、試合考察
3-1:10千明 聖典の存在意義についての考察
この試合10千明 聖典は、シュートを打って欲しいタイミングで、トラップしてしまい前に出すどころか囲まれそうになり、バックパスというシーンが1回。
さらに、前方にフリーの選手が居るのにノータイムで、バックパスというシーンが2回目についた。
ここだけ見れば非常にマイナスなのだが、今季の岡山は、昨季違う明確な違いがある。
まず、ロングパスの回数が増えた点である。
19片山 瑛一をターゲットにしている場合と裏のスペースを突く回数が増えている。
この回数に関しては、からくりがあり、精度の高いロングパスが増えている事である。
6竹田 忠嗣と39篠原 弘次郎は、足下の技術に定評があり、ロングフィードには関しては、元々精度が高い。
これに加えて中央の35岩政 大樹も状況判断力に優れ、的確なタイミングでロングパスを出せている。
35岩政 大樹に関しては、クリアもまでパスの様で、これが際立っている。
そういった意味で、バックパスも有効な選択肢となりえる今季は、事情が違ってくるのであり、一概に10千明 聖典のプレーが悪いとは言えない。
加えて、静的なポジションにングは、ある意味安心感を生み出す事が出来る。
例えば、この試合の相方である8渡邊 一仁が、ボールを奪った後に近くに10千明 聖典が、居て預ける。
実際、味方がボールを奪ったボールをするすると回収し、攻撃に繋げる。
これを自然とやってのけている。
非常に地味故に評価されないが、視野の広さとボールを回収する時のタッチの柔らかさが、そのプレーを支えている。
ボールを奪った後と言うのは、よっぽど有利で無ければ、混戦になり易い。
そこで、落ち着かせてマイボールに出来る様になれば大きなアドバンテージとなる。
人によっては、詭弁だと一蹴されそうだが、あえて切り込んだ。
3-2:14押谷 祐樹の1トップ起用と19片山 瑛一のシャドー起用に関する考察
TRMでは、19片山 瑛一が、1トップを任される事が多かったが、この試合では14押谷 祐樹が、1トップだった。
やはり14押谷 祐樹と言えば、前を向いた時のキレ味の鋭いドリブルと鮮やかなミドルシュートである。
前を向いた時に真価を発揮する選手である事は間違いない。
逆に19片山 瑛一は、万能ストライカーであり、後ろを向いた状態でもポストプレーが出来、2次攻撃に繋げる事が出来る。
しかし、蓋を開けてみれば逆であった。
では、何故そうなったのか。
試合を見れば明白であった。
19片山 瑛一は、シャドーのポジションでも前線のターゲットとなっていた。
1トップであれば、密度の高い所で競らざる得ず、サイドに逃げれば中央が手薄になってしまう。
そこで、シャドーに下がる事で、密集度が下がるかつ、WB、DH、CF、STといったフォローに回れる選手が増えるという利点があった。
また、14押谷 祐樹も前述の最終ラインからの面白いロングパスやクリアが、配給される事により前を向いてプレーする回数が、影山 雅永時代より格段に増えている。
サイドの使い方も整理されており、開幕と言う連動性の低い時期にあって、そこをWBの選手が的確に使う事で、パスを回しやすくなった。
そのため後ろを向いてポストプレーというシーンは、格段に減った。
結果、この二人は、多くの迫力のあるカウンターや効果的崩し、献身的守備など、最後まで攻守で光った。
この辺りにもただ、選手を配置するだけではなく、しっかりとした戦術を持ち、選手がプレーし易い状況を作り出すという長澤 徹監督のきめ細かなチーム作りの一端が見えた。
3-3:33伊藤 大介のシャドー起用に関する考察
右足の精度の良さというのが、際立った。
今までの岡山の選手であれば、驚異的キープ力で引き付けてスルーパスを出す金 民均(キム・ミンキュン)やサッカーセンスと視野の広さからスルーパスを出す20妹尾 隆佑というパサーだったが、33伊藤 大介は、確かな技術から決定機を演出出来ていた。
カウンターなどのシーンでもミスが少なく、しっかりスルーパスを通す事が出来る。
また、サイドに流れても正確なクロスから上げる事が出来る。
岡山の色んな選手を見て来たが、右足の精度だけに関しては言えば歴代NO1であるだろう。
特にクロスのシーンに関しては、セットプレー以外で、ボランチの選手が、クロスを入れる事は、まずない。
しかし、シャドーで、起用する事で、そういったシーンを多く演出できる。
選手の可能性を広げる長澤 徹監督の確かな手腕。
それを感じさせる今回の33伊藤 大介のシャドーでの起用法である。
3-1:10千明 聖典の存在意義についての考察
この試合10千明 聖典は、シュートを打って欲しいタイミングで、トラップしてしまい前に出すどころか囲まれそうになり、バックパスというシーンが1回。
さらに、前方にフリーの選手が居るのにノータイムで、バックパスというシーンが2回目についた。
ここだけ見れば非常にマイナスなのだが、今季の岡山は、昨季違う明確な違いがある。
まず、ロングパスの回数が増えた点である。
19片山 瑛一をターゲットにしている場合と裏のスペースを突く回数が増えている。
この回数に関しては、からくりがあり、精度の高いロングパスが増えている事である。
6竹田 忠嗣と39篠原 弘次郎は、足下の技術に定評があり、ロングフィードには関しては、元々精度が高い。
これに加えて中央の35岩政 大樹も状況判断力に優れ、的確なタイミングでロングパスを出せている。
35岩政 大樹に関しては、クリアもまでパスの様で、これが際立っている。
そういった意味で、バックパスも有効な選択肢となりえる今季は、事情が違ってくるのであり、一概に10千明 聖典のプレーが悪いとは言えない。
加えて、静的なポジションにングは、ある意味安心感を生み出す事が出来る。
例えば、この試合の相方である8渡邊 一仁が、ボールを奪った後に近くに10千明 聖典が、居て預ける。
実際、味方がボールを奪ったボールをするすると回収し、攻撃に繋げる。
これを自然とやってのけている。
非常に地味故に評価されないが、視野の広さとボールを回収する時のタッチの柔らかさが、そのプレーを支えている。
ボールを奪った後と言うのは、よっぽど有利で無ければ、混戦になり易い。
そこで、落ち着かせてマイボールに出来る様になれば大きなアドバンテージとなる。
人によっては、詭弁だと一蹴されそうだが、あえて切り込んだ。
3-2:14押谷 祐樹の1トップ起用と19片山 瑛一のシャドー起用に関する考察
TRMでは、19片山 瑛一が、1トップを任される事が多かったが、この試合では14押谷 祐樹が、1トップだった。
やはり14押谷 祐樹と言えば、前を向いた時のキレ味の鋭いドリブルと鮮やかなミドルシュートである。
前を向いた時に真価を発揮する選手である事は間違いない。
逆に19片山 瑛一は、万能ストライカーであり、後ろを向いた状態でもポストプレーが出来、2次攻撃に繋げる事が出来る。
しかし、蓋を開けてみれば逆であった。
では、何故そうなったのか。
試合を見れば明白であった。
19片山 瑛一は、シャドーのポジションでも前線のターゲットとなっていた。
1トップであれば、密度の高い所で競らざる得ず、サイドに逃げれば中央が手薄になってしまう。
そこで、シャドーに下がる事で、密集度が下がるかつ、WB、DH、CF、STといったフォローに回れる選手が増えるという利点があった。
また、14押谷 祐樹も前述の最終ラインからの面白いロングパスやクリアが、配給される事により前を向いてプレーする回数が、影山 雅永時代より格段に増えている。
サイドの使い方も整理されており、開幕と言う連動性の低い時期にあって、そこをWBの選手が的確に使う事で、パスを回しやすくなった。
そのため後ろを向いてポストプレーというシーンは、格段に減った。
結果、この二人は、多くの迫力のあるカウンターや効果的崩し、献身的守備など、最後まで攻守で光った。
この辺りにもただ、選手を配置するだけではなく、しっかりとした戦術を持ち、選手がプレーし易い状況を作り出すという長澤 徹監督のきめ細かなチーム作りの一端が見えた。
3-3:33伊藤 大介のシャドー起用に関する考察
右足の精度の良さというのが、際立った。
今までの岡山の選手であれば、驚異的キープ力で引き付けてスルーパスを出す金 民均(キム・ミンキュン)やサッカーセンスと視野の広さからスルーパスを出す20妹尾 隆佑というパサーだったが、33伊藤 大介は、確かな技術から決定機を演出出来ていた。
カウンターなどのシーンでもミスが少なく、しっかりスルーパスを通す事が出来る。
また、サイドに流れても正確なクロスから上げる事が出来る。
岡山の色んな選手を見て来たが、右足の精度だけに関しては言えば歴代NO1であるだろう。
特にクロスのシーンに関しては、セットプレー以外で、ボランチの選手が、クロスを入れる事は、まずない。
しかし、シャドーで、起用する事で、そういったシーンを多く演出できる。
選手の可能性を広げる長澤 徹監督の確かな手腕。
それを感じさせる今回の33伊藤 大介のシャドーでの起用法である。
その5に続く。
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- 事務局に通報しました。
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