2015:J2:8節:H:vsロアッソ熊本「堅い守備を基軸に先制点を活かし快勝」その4

4-2:24矢島 慎也に関して

前を向いた時のアイデアの豊富さとそのアイデアを再現する技術の高さは、岡山屈指である。
14押谷 祐樹との相性も良く二人で、得点を演出することも可能である。
全体で連動して攻める前半戦と違い複雑な状況が絡む後半に置いて、前線に24矢島 慎也を置くことで、カウンターで、追加点を奪う可能性は高くなりそうだ。
足下に収める技術と狭い所を正確に通すその技術で、スピードやドリブルといったカウンターとは違った武器を持っている。
当然シュートも上手く、今季の岡山に置いてスペシャルな選手である事は間違いない。
こういった24矢島 慎也の長所というのを活かしつつ、短所である運動量の少なさやフリーランの質と量の部分で、どこまで改善して、岡山にフィットするか注目していきたい。
世界トップレベルを目指すならその点は、必要。
ただ上手い選手で終わるのか。
それとも世界で活躍選手になるのか。
それは、全て24矢島 慎也次第。

4-3:快走11染矢 一樹

岡山式ハードワークを体現する11染矢 一樹。
彼のスピードとフリーランは、岡山の攻守の重厚さを生んでいる。
守備時は、相手選手にプレッシャーをかけ続ける事で心身のスタミナを削る事できている。
攻撃時は、サイドや裏のスペースに向かて持ち味の俊足を活かし駆け上がる。
19片山 瑛一の怪我によってチャンスが巡って来たのスタメンだが、スタメンでもおかしくないパフォーマンスである。
層の薄さを指摘されてきた前線だが、練習から上手くコンディションを作り、ある意味層が厚くなっている。
真の意味で、層が厚いと言われるためにも11染矢 一樹というピースは、必要である。

4-4:やはり高さ不足だったセットプレー

熊本の平均身長は、そこまで高くない。
その結果35岩政 大樹が、空中戦で圧倒的強さを見せた。
やはりCKやFKで、なかなか良いヘッドが出来なかったのは、岡山の空中戦に強い選手が少なく、対戦相手に空中戦に強い選手が多かったという事である。
貴重な得点源でもあり、失点をする確率が高いプレーである事を考えれば、来季に向けて総合力の高い空中戦勝率の高い選手は、一つの補強のポイントである。

4-5:裏のスペシャリスト

岡山の裏のスペシャリスト。
それは、3久木田 紳吾である。
裏へのスペースへ蹴られたボールを自慢の俊足を活かして、処理をする。
この試合でも35岩政 大樹の裏を突かれたが、3久木田 紳吾が、凄いスピードで、一番最初にボール触る事で、ピンチを凌いだ。
彼の存在は、ラインを高くする上で、大きな武器となる。
違う意味での裏の使い方。
相手の前でボールに触って、奪う事が出来る。
また、攻撃でも機を見て裏のスペースへ走り込む事も稀にある。
まさにスピードを最大限活かした発展途上の裏のスペシャリスト。

5、満足度

7点(10点満点)

メガクラブとの連戦は、不完全燃焼とも言える結果だった。
良く言えばあまり負けなかったとも言えるし、悪く言えば勝ちきれなかった。
今後J1を目指す上で、J1でも戦えるチームを目指すためには、メガクラブ相手にもしっかり勝てる様にならないといけない。
そういった要素があったこの試合だが、しっかり勝つことが出来た。
今季は、ある程度やれるという自信を改めて持てた事は、収穫であり、満足出来た。
まだまだ不満な点もあるが、さらに強いチームというのを目指す1戦1戦戦っていき優勝を目指して欲しい。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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