2012:J2:18節:A:栃木SCVSファジアーノ岡山「堅い守りが目立った試合だったが、貰ったチャンスを活かして勝利する」

栃木VS岡山:0-1
得点者:13石原
観客数:1901人

●岡山スタメン

10チアゴ
7キムミンキュン・20川又
25田所・8千明・14仙石・2沢口
5植田・18竹田・3後藤
1中林

●リザーブ

GK:21真子
DF:22篠原・30一柳
MF:2沢口
FW:36関戸・11桑田・19中野

●途中交代

10チアゴ→2沢口、7キムミンキュン→36関戸、13石原→11桑田

 

●栃木スタメン

11河原・8廣瀬
28菊岡・10高木
25小野寺・7パウリーニョ
15荒堀・4大和田・26宇佐美・2西澤
21武田

●リザーブ

GK:1柴崎
DF:6當間・10赤井
MF:14管・16杉本
FW:9サビア・22棗

●途中交代

8廣瀬→22棗、11河原→9サビア、28菊岡→16杉本

●戦評

立ち上がりは、栃木がセットプレイで、決定機を作るが決め切れなかった。
すると意外な形で、ゲームが動く。
28菊岡のクリアミスからだった。
それを13石原が押し込んでゴール。
その後は、岡山がしっかり守りつつカウンターで、決定機を作るも追加点を奪えなかった。
終盤は両チーム攻撃で、なかなか見せ場を作れず、両チームの守備の堅さが目立った試合だった。
勝負を分けたのは、決定力。
栃木のミスを逃さずしっかり決めた岡山が勝利した。

●レビュー(岡山側)

セットプレイでの守備に不安を覗かせるもセットプレイ無失点継続。
ここまで来ると今季はついている。
持っているチームとも言える。
この状態が解ける前に攻撃をどれだけ改善できるかがポイントとなる。
この試合でもそれを感じる運びだった。
チャンスは無い訳ではないですけど、それを決めれる選手が少ない。
13石原が、この試合をきっかけにゴールを決めれると良いですけどね。
解説者が仰られていた事に同意で、守備は、FWの選手が交代するまで、単調な動きしかしない11河原と8廣瀬へのパスを上手く抑えていた。
それだけ岡山の守備レベルは、一定基準に達していると言える。
岡山の守備を崩すには、28菊岡のポストに当たったFKや京都の様な早いパスワークぐらいないと厳しいかと思います。
後半出て来た棗の様な上手くて強い選手も有効かと思います。
そういった意味で、彼がスタメンでは、無かったのは、救いでしたね。
攻撃は、形は作れているので、20川又の様な決定力のある選手がいると攻撃面は大幅に改善しそうです。
守備もまだまだ改善の余地はあるし、J1を考えるならより個人の力と組織力をあげていきたいですね。

●レビュー(栃木側)

守備組織の作り方というのは、流石でした。
攻撃は、色々と課題が多そうです。
解説者が、仰ってた様に攻撃に工夫していかないと、単調な感じがしました。
それでも能力の高い選手が多く居るので、上手くいけば機能すると思います。
ただ、ロボの穴が埋め切れていない感じがしました。
その中で、28菊岡や7パウリーニョ、22棗とか攻撃面では良い選手だと思います。
守備では4大和田が良く映りましたけど、連携とか戦術理解度が良くないのかな。
良い選手が多いので、勢いに乗ってくれば、順位をあげて来そう。

●得点シーン

☆1得点目(13石原)

1中林のFKから。
1中林のロングフィードに対して、20川又が粘り混戦となる。
相手がクリアしようとして違う選手に当たり、28菊岡がクリアしようとしたが、13石原の元へ行く。
それを13石原が、フリーで、トラップしてから右足でのシュート。
それが左隅に決まってゴール。

運が良いゴールでしたけど、20川又の粘りと岡山の選手のボールへの執着心が、13石原への28菊岡のプレゼントパスを誘いましたね。
気持ちを感じるゴールでした。
13石原でも流石にこれだけフリーだと決めれたという感じでした。
13石原も今季これで、もっとゴール出来ると良いですけどね。

●要点整理

(1)凡戦だった。
(2)両チーム守備が堅い。
(3)攻撃の形は出来ている。
(4)単調なパスワークには強い。
(5)13石原の今季初ゴールだが、ホームでも見たい。
(6)11桑田シュート打って欲しい。
(7)20川又は競らずに体を入れる事が多い。
(8)(7)は、どうしてもファールが多くなる。
(9)そろそろセットプレイでの失点がありそう。
(10)栃木の決定力不足に助けられた。
(11)20川又以外は、決定力不足。
(12)(11)に対して、補強の必要性を感じる。
(13)今後昇格する上で、色々と課題がある。
(14)厳しいが、頑張って欲しい。

●評点

岡山側

GK1中林:6,0:安定感があった。
CB5植田:6,0:空中戦で強さを見せた。
CB18竹田:6,0:的確なカバーで、完封に貢献。
CB3後藤:6,0:1:1で強さを見せた。
DH8千明:6,5:優れたボール奪取と、パスでリズムを作った。
DH仙石:6,0:ゲームメークした。
WB25田所:5,5:豊富な運動量で持ち味を発揮した。
WB13石原:7,0:相手のミスを逃さず決勝ゴールを決めた。
ST7キムミンキュン:6,5:キープとパスからチャンスを作った。
ST20川又:5,5:体の強さを見せた。
FW10チアゴ:5,5:決定機を活かせず。

途中交代

2沢口:5,5:守備を固めるのに成功した。
36関戸:5,5:ハードワークした。
11桑田:4,5:シュートを打つべき所で打たなかった。

影山監督:6,0:勝利に導いた。

栃木側

GK21武田:5,5:失点シーンを防いで欲しかった。
CB4大和田:6,5:空中戦と球際で強さを見せた。
CB26宇佐美:5,5:球際に厳しくいった。
SB15荒堀・SB2西澤:6,0:オーバーラップからクロスを何本か入れた。
DH25小野寺:5,5:ボールを失ったイメージが残った。
DH7パウリーニョ:6,5:積極的にシュートを放つ様に攻撃意識が、高かった。
OH28菊岡:5,0:良いプレイもあったが、クリアが失点に繋がるプレゼントパスになった。
OH10高木:5,5:パスからチャンスを作ろうとした。
FW11河原・8廣瀬:5,0:決定機逸機が響いた。

途中交代

22棗:6,0;FWらしい動きからチャンスを作った。
9サビア:5,5:攻撃を仕掛けるも実らず。
16杉本:5,5:チャンスを作る意識を感じた。

松田監督:5,5:流れを変えようと手を打つも実らず。

審判(主審:塚田、副審:長谷・岩田):5,0:イエローカードを出す相手を間違えるというミスがった。

●MOM

「13石原」

相手のミスからといえ、それをしっかり決めた。
それ以外のシーンでもスピードを活かしたプレイが光った。

●満足度

6点(満点10点)

快心の勝利では無かったが、勝てたのは良かった。
凡戦ではあるものの決定機はそれなりあり、J2のゲームとしては、ある程度基準を満たせていたと思う。
ただ、栃木のチケット料金を考えると今の観客数も納得してしまう。
同期昇格のライバルで、あるし、栃木には、頑張って貰いたい。

岡山から世界へ

To Be Continued

by杉野雅昭


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