2012:J2:28節:A:ガイナーレ鳥取VSファジアーノ岡山「決定力不足に助けられ中四国連覇に望みを繋いだ勝利」

鳥取VS岡山:0-2
得点者:20川又、18竹田
観客数:6629人

●A:岡山

影山監督

スタメン

20川又
7キムミンキュン・13石原
25田所・8千明・14仙石・2沢口
5植田・18竹田・3後藤
1中林

リザーブ

GK:21真子
DF:22篠原
MF:29大屋・17服部
FW:36関戸・38三村・35上條

途中交代

7キムミンキュン→36関戸、13石原→35上條、14仙石→29大屋

 

●H:鳥取

吉澤監督

スタメン

13久保
22森・8美尾・17鶴見
14吉野・24熊澤
26藤本・23水本・4戸川・2尾崎
28小針

リザーブ

GK:1井上
DF:3加藤・20ロイスミス
MF:7小井手・16キムソンミン・25奥山
FW:11ケニークニンガム

途中交代

24熊澤→25奥山、17鶴見→16キムソンミン、14吉野→20ロイスミス

●戦評

序盤は、鳥取が主導権を握る。
何度か鳥取が、決定機を作るが、決めれきれず。
逆に岡山が劣勢の中、綺麗なショートカウンターを20川又が、決めてゴール。
後半に入ってもチャンスは、鳥取の方が、多かった。
しかし、セットプレイから岡山が、追加点。
最後まで鳥取が、攻める姿勢を見せるも実らず悔しい完封負け。
内容では鳥取、結果では岡山という試合で鳥取としては悔しい結果に終わった。
岡山としては、価値ある勝利となった。

●レビュー(岡山側)

前節とは一転して、内容が悪かった。
攻撃自体は、悪くなかったが、守備に課題を残した。
1中林のファインセーブや鳥取の決定機逸機に助けられた。
シュートを打たれても危ない場面を作られなければ、問題ないが、この試合は、危ない場面が何度かあった。
しっかり、ポジショニングと守備の連係の再確認をして次の試合に臨んで欲しい。
セットプレイで、得点が出来るようになった事で、攻撃に光明を見いだせた。
後、気になったのが、この試合では、DFラインのパスミスが目立ったので、そういったのを減らしていきたい。
熱い中での試合が、続くが、集中して闘って欲しい。

●レビュー(鳥取側)

鳥取は、ボールを奪ってからの早い攻めで、チャンスを何度か作る事が出来た。
攻守の切り替えの速さは素晴らしい。
ロングボールが多用していたので、なかなか通らない時もあったが、トータルで見れば狙い通りの形を作れた。
バイタルに侵入すると積極的にドリブルで仕掛けて、シュートまで行ける事も多かった。
サッカーとしては、良いサッカーが出来ていたと思います。
結果的に勝てはしなかったが、引いて守る相手でなければ、このサッカーを続けていった方が良いと個人的に思いました。
後は、チャンスでしっかり決める事。
それが出来ていれば、結果は、逆になっていたと思います。
今後の鳥取の躍進に期待したい。

●得点分析

A:岡山:1得点目(20川又)

14仙石のスライディングタックルの毀れ球を7キムミンキュンが拾う。
7キムミンキュンが一人かわして、13石原へパスで、渡る。
13石原が、トラップしてからワンテンポおいて裏へのスルーパスで、2沢口に渡る。
2沢口にもシュートという選択肢もあったが、シュートコースに48小針が立ち塞がっていた。
そこで、2沢口は、ダイレクトで、逆サイドの20川又へグラウンダーのクロス入れる。
これで、フリーとなった20川又が無人のゴールへダイレクトで流し込んでゴール。

ボール奪取からの再三見せていたショートカウンターからのゴール。
ゴールまでの形が素晴らしく、今季岡山が目指していた形が見えた良いゴールだった。
今後の残り試合で、こういったゴールを増やしていきたい。

A:岡山:2得点目(18竹田)

25田所が右のCK左足で蹴り込む。
20川又が前で少し触れてコースが変わる。
そのボールを3後藤が触れるもミートせず、18竹田の所へ行く。
18竹田がゴールを背にDFを背負って反転してシュートを放つ。
そのボールがゴールに吸い込まれてゴール。

25田所の速いボールが活きたゴール。
やはりCKは、速いボールが良い。
18竹田も落ち着いて良く決めた。

●評点

岡山側

GK1中林:7.0:ファインセーブで、無失点に貢献。
CB5植田:6.0:空中戦で強さを見せたが、パス精度を欠くシーンがあった。
CB18竹田:7.0:カバーリングとゴールで勝利に貢献。
CB3後藤:6.0:パスミスもあったが、素晴らしい守備もあった。
DH8千明:6.0:上手い守備が光った。
DH14仙石:6.0:厳しく守備し、FKでも良いボールを蹴った。
WB25田所:6.5:豊富な運動量と、思い切りの良いCKから2点目に繋げた。
WB2沢口:6.5:先制ゴールをアシストした。
ST7キムミンキュン:6.0:パスはイマイチだったが、ドリブルキープからチャンスを作った。
ST13石原:7.0:先制ゴールに繋がる正確なスルーパスを通した。
FW20川又:7.0:先制ゴールを決めた。

途中交代

36関戸:5.5:強さを見せるも見せ場無し。
35上條:6.0:前線から果敢にプレスをかけた。
29大屋:評価不可

影山監督:6.0:妥当な選手起用で、勝利に導いた。

鳥取側

GK48小針:6.0:失点を防ぐのは難しかったが、ファインセーブが光った。
CB4戸川・23水本:5.5:2失点喫した。
SB26藤本:6.0:強烈なミドルシュートを放って、チャンスを作った。
SB2尾崎:5.5:守備で、良いプレイが光った。
DH14吉野:5.0:決定機を決めれなかった。
DH24熊澤:5.0:守備で、厳しくいった。
SH22森:5.0:ドリブルで仕掛けた。
SH17鶴見:5.0:裏へ抜ける得点意識が高かった。
OH8美尾:5.5:ドリブルで仕掛けたり、ポジションチェンジ等、攻撃センスを感じた。
FW13久保:5.5:ゴールに迫るプレイを見せるも決定機を活かせず、ゴールに繋げる。

途中交代

25奥山:5.0:ゴールに繋げれず。
16キムソンミン:5.0:結果を残せず。
20ロイスミス:5.5:的として脅威を与えた。

吉澤監督:5.5:ロイスミスの投入・起用方法は良かった。

審判(主審:小川、副審:聳城・竹田):6.0:上手くゲームを作った。

●MOM

「1中林」

ファインセーブと安定感のある守備で勝利に導いた。
フィードも問題無かったし、調子が良かったと思う。
この調子で、チームを勝利に導いた。

●次節希望スタメン・リザーブ

スタメン

20川又
7キムミンキュン・13石原
25田所・8千明・14仙石・2沢口
5植田・18竹田・3後藤
1中林

リザーブ

GK:21真子
DF:22篠原
MF:29大屋・17服部
FW:36関戸・38三村・35上條(10チアゴ)

●満足度

6点(10点満点)

スコアの様な完勝では無かったが、勝利出来た事は素直に嬉しい。
だが、もっと出来ると思うし、レベルアップに努めて欲しい。

岡山から世界へ

To Be Continued

by杉野雅昭


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