2012:A代表:親善試合:A:日本VSフランス「粘りに粘っての対フランス戦初勝利」
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杉野雅昭
2012年10月14日 03:18 visibility141
日本VSフランス:1-0
得点者:10香川 真司
1、A:日本情報
ザッケローニ監督
スタメン
11ハーフナー・マイク
10香川
真司、14中村 憲剛、8清武 弘嗣
7遠藤 保仁、17長谷部 誠
5長友 佑都、22吉田 麻也、15今野 康幸、21酒井 宏樹
1川島
永嗣
リザーブ
GK:12西川 周作、23権田 修一
DF:16栗原 勇蔵、3駒野 友一、6内田 篤人、25酒井
高徳
MF:20高橋 秀人、13細貝 萌、4本田 圭佑
FW:9乾 貴士、19宮市 亮、24佐藤
寿人
途中交代
14中村 憲剛→9乾 貴士、17長谷部 誠→13細貝 萌、21酒井 宏樹→6内田
篤人、11ハーフナーマイク→20高橋 秀人
2、H:フランス情報
ディディエ・デシャン監督
スタメン
10カリム・ベンゼマ、9オリビエ・ジルー、14ジェレミ・メネス
12ブレーズ・マテュイディ、11ムサ・シソコ
20エティエンヌ・カプエ
22ガエル・クリシー、5ママドゥ・サコ、21ローラン・コシールニー、2マテュー・ドゥビュシ
1ウーゴ・ロリス
リザーブ
GK:16スティーブ・マンダンダ、23ミカエル・ランドロー
DF:3パトリス・エブラ、15クリストフ・ジャレ、4アディル・ラミ、13マプ・ヤンガエムビワ
MF:6ヨアン・カバイェ、19クレマン・シャントーム、17マキシム・ゴナロン、8マテュー・バルブエナ
FW:18バフェティンビ・ゴミ、7フランク・リベリ
途中交代
2マテュー・ドゥビュシ→15クリストフ・ジャレ、12ブレーズ・マテュイディ→19クレマン・シャントーム、10カリム・ベンゼマ→8マテュー・バルブエナ、20エティエンヌ・カプエ→17マキシム・ゴナロン、14ジェレミ・メネス→7フランク・リベリ、19クレマン・シャントーム→18バフェティンビ・ゴミ
3、戦評
前半は、フランスが日本を圧倒する。
しかし、ゴール前まで、攻めるものの決定機らしい決定機は、作れなかった。
逆に日本は、攻撃の形すら作れなかったが、粘り強い守備を見せた。
後半は、フランスのメンバーチェンジ等もあり、徐々に日本が攻撃の形を作る様になるが、依然としてフランスペース。
フランスも終盤には、決定機を作るも日本が、なんとか守る。
すると終了間際にカウンターから10香川決めて日本が、先制。
そのまま日本が、逃げ切り対フランス戦初勝利。
フランスは、日本にゴールに迫りながら1点が遠く悔しい敗戦となった。
4、得点分析
A:日本:1得点目:10香川
真司
8バルブエナのCKを防ぎ、毀れ球を15今野が拾う。
そのままドリブルで、駆け上がっていく15今野。
自陣ゴール前からバイタルの所まで侵入して、前後に相手選手が迫って来ると、後ろから駆け上がって来た5長友へスルーパスを入れる。
5長友は、ダイレクトで、中にクロスを入れる。
そのクロスにボレーで合わせた10香川が、ゴールを決める。
尚、10香川には、少し離れた位置にDFが、ついていたが、GKの1ロリスは、5長友のシュートを警戒していて、逆サイドにいたためゴールは無人だった。
完璧なカウンターでしたね。
フランスの選手は、得点を決めようと前掛かりになっていたため戻る事が出来ませんでしたね。
5今野の的確な判断と5長友の正確なクロスと10香川のシュート技術。
どれも良かった。
フランスとしては、攻めていただけに悔やまれる失点だったと思います。
5、レビュー(A:日本側)
前半の出来が酷過ぎた。
フランスのプレスの前に楔型パスを尽くカットされる。
パスは、繋がらない。
結局それで、シュートまでいけない。
守備でも、フランスの攻撃を掴み切れず、面白い様にやられた。
最後の所で、踏ん張っていたが、簡単にシュートレンジまで侵入を許した。
最後のアイデアが、フランスに欠けていた事があったので、助かった。
二人で、対応していたのに突破されるという個人技の部分は、フランスは、素晴らしかった。
その個人技の部分では、フランスに見習える所があったし、非常に良い経験になったと思う。
ブラジル戦に繋げたい。
個人的に良かったのは、5長友、10香川、1川島。
5長友のフィジカル、スピード、ドリブル突破、クロスは、この試合に関して良かった。
フランス相手に通用した事は、自信になるのではないかと。
10香川もカットインする動きやトラップの巧さで、持ち味を発揮した。
ボールキープ力もあったし、サイドの起点になれていた。
試合を通して、活躍出来ていたと思います。
1川島も被シュートを考えると、素晴らしい出来だっと思います。
抜群の反応で、完封してくれました。
今後は、フランスの様なプレスを受けてもしっかり繋げる様になれるか。
1対1での守備力の向上。
やはり、もっと海外で経験を積んだDFが、揃わないと厳しいかなと感じる。
そういった課題をクリアして、もっと上のレベルを目指して欲しい。
6、レビュー(H:フランス側)
前半の出来は、かなり良かった。
攻守における出来は、80点ぐらい。
結果が、ついていれば90点ぐらいの出来だった。
前線からハイプレスは、非常に効果的だった。
高い組織力を感じた。
後半からは、メンバーを落とした事もあって、プレスが、機能しなくなっていた。
攻撃も前半は、印象に残った選手が、多かったが、後半は、少なくなった。
前半は、プレイ一つ一つの質の高さを感じた。
やはり、強豪国の貫録というものを見せてくれた。
ただ、スペインの完成度を考えると、かなり1位通過は、難しい様に思う。
14メネス、10ベンゼマ、11シソコ、22クリシー、2ドゥビュシ、21コシールニー、7リベリ、18ゴミと印象に残った選手は多かった。
サイド攻撃もSBの攻撃参加が、多くクロス精度の質の高さを感じた。
4-3-3システムで、前線の高い位置に多くの選手が居るので、守備で、大きな効果があった。
攻撃では、スペースを突くフリーランの質が高く、日本に掴みどころを見せなかった。
個人技、フィジカルといった部分でも日本を圧倒していた。
この辺りが、前半日本を圧倒出来た理由かと。
個性的タレントとしっかりとした土台があるので、後は、どこまで高めて行けるかだと思います。
7、評点
A:日本側
ザッケローニ監督:7.0:無難な采配で、勝利に導いた。
GK1川島
永嗣:7.5:再三のファインセーブで、シュートの嵐を防いだ。
CB15今野
康幸:7.0:守備では、カバーリングで貢献し、攻撃では、得点に繋がるドリブルからパスを見せた。
CB22吉田
麻也:6.5:力強い対応で、無失点に貢献した。
SB5長友
佑都:7.5:再三のドリブル突破からチャンスを作り、その内一度は、アシストに繋がるクロスを入れた。
SB21酒井
宏樹:5.5:一度精度の高いクロスを入れたが、守備に追われ、見せ場を作れなかった。
DH7遠藤
保仁:6.0:繋ぎ役としてリズムを作った。
DH17長谷部 誠:5.5:攻守共に精彩を欠いた。
SH10香川
真司:7.5:トラップやドリブルで、存在感を示し、ゴールも決めた。
SH8清武
弘嗣:6.0:パスセンスとテクニックのあるプレイを見せた。
OH14中村
憲剛:6.0:決定機に繋がるミドルシュートを放った。
FW11ハーフナー・マイク:6.0:消えている時間やズレもあったが、惜しいシーンを作った。
途中交代
9乾
貴士:6.5:積極的にゴールを狙ったプレイから気迫を感じた。
13細貝 萌:6.0:激しい守備を見せて、中盤のフィルター役をこなした。
6内田
篤人、20高橋
秀人:評価不可
H:フランス側
ディディエ・デシャン監督:6.5:親善試合らしい采配を見せた。
GK1ウーゴ・ロリス:5.0:キャッチングミスが目立ち危ないシーンが多かった。
CB5ママドゥ・サコ:6.0:1失点の堅い守備を支えた。
CB21ローラン・コシールニー:6.5:セットプレイで、高さのあるヘッドを見せた。
SB22ガエル・クリシー、2マテュー・ドゥビュシ:6.5:再三の攻撃参加から高い精度のクロスを入れた。
DH20エティエンヌ・カプエ:6.5:中盤の底の選手として、攻守のバランスを上手く取った。
CH12ブレーズ・マティイディ:6.0:前の選手を追い越したり、サイドのスペースに流れてチャンスメークした。
CH11ムサ・シソコ:6.5:身体能力の高さを随所にみせた。
WG10カリム・ベンゼマ:7.0:卓越したボールコントロールからシュート等、非凡なプレイを見せた。
WB14ジェレミ・メネス:7.0:スピード、テクニック、ドリブル等で、攻撃を牽引した。
FW9オリビエ・ジルー:6.0:フリーランの質の高さを見せ、ゴールに迫るも決定的仕事を出来ず。
途中交代
15クリストフ・ジャレ:5.5:あまり見せ場を作れず。
19クレマン・シャントーム:5.0:怪我で、持ち味を出す前に交代した。
8マテュー・バルブエナ:6.0:小刻みなドリブルで、存在感を示した。
17マキシム・ゴナロン:6.0:強烈なミドルを放つも外れた。
7フランク・リベリ:7.0:短い時間だったが、質の違いを見せた。
18バフェティンビ・ゴミ:6.0:ゴールかと思ったが、オフサイドだった。
審判:7.0:大きな誤審なく、上手くいジャッジで、ゲームを作った。
8、MOM
「1川島
永嗣」
再三のファインセーブを見せた。
この試合では、神がかっていた。
10香川のゴールも彼のセーブが、あったからこそ生まれた。
今後もこういった活躍をして欲しい。
9、満足度
8点(10点満点)
非常に見応えのある試合でした。
親善試合という事なので、どんな結果でも高得点はあまりつけない。
ただ、本当に試合は、面白かった。
前半は、フランスの選手のプレイが見ていて面白かった。
日本が、終了間際にゴールを決めて勝つという劇的な展開だったのも嬉しい。
親善試合で、8点は、最高に近い評価だと思って頂いて問題ありません。
10、ブラジル戦希望スタメン
11ハーフナー・マイク
9乾
貴士、10香川 真司、8清武 弘嗣
7遠藤 保仁、17長谷部 誠
5長友 佑都、22吉田 麻也、15今野 康幸、6内田 篤人
1川島
永嗣
2列目の3人は、この3人が見てみたい。
21酒井は、消えている時間が長いので、個人的に6内田を希望。
日本から世界へ
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by杉野雅昭
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