2012:J2:38節:H:ファジアーノ岡山VS東京ヴェルディ「ここに来てベストゲームで、POに望み繋ぐ」
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杉野雅昭
2012年10月15日 21:15 visibility147
岡山VS東京V:2-0
得点者:20川又 堅碁、25田所 諒
退場者:7キム・ミンキュン
観客数:8798人
主審:窪田
陽輔
副審:桜井 大介、小曽根 潮
1、H:岡山情報
影山
雅永監督
スタメン
20川又 堅碁
7キム・ミンキュン、36関戸 健二
25田所 諒、8千明 聖典、14仙石 廉、2沢口
雅彦
3後藤 圭太、18竹田 忠嗣、22篠原 弘次郎
1中林 洋次
リザーブ
GK:21真子
秀徳
DF:なし
MF:29大屋 翼、34田中 奏一、28岡崎 和也
FW:35上條 宏晃、38三村
真、10チアゴ
途中交代
36関戸 健二→38三村 真、20川又 堅碁→35上條 宏晃、14仙石 廉→10チアゴ
2、A:東京V情報
高橋
真一郎監督
スタメン
9阿部 拓馬、20アレックス
16飯尾 一慶、11西 紀寛
23梶川 涼太、8中後
雅喜
22和田 拓也、4高橋 祥平、17土屋 征夫、19森 勇介
1土肥 洋一
リザーブ
GK:26柴崎
貴広
DF:3深津 康太、21刀根 亮輔
MF:7柴崎 晃誠、36中島 翔哉、38前田 直輝
FW:50木島
良輔
途中交代
16飯尾 一慶→36中島 翔哉、11西 紀寛→7柴崎 晃誠、20アレックス→50木島 良輔
3、戦評
前半は、東京Vが、主導権を握る。
しかし、先制したのは、劣勢の岡山で、20川又がバースデーゴールを決める。
後半は、早い時間帯に7キム・ミンキュンが退場。
そうすると一方的東京Vが攻める。
岡山は、攻撃の形すら作れなかった。
このまま東京Vが、追いつくと思われたが、逆にロスタイムに岡山の25田所が、追加点を決めて勝負あり。
東京Vとしては、勝てる試合を落とし、POが遠のいた。
岡山は、終わってみれば、2-0の快勝で、POに僅かな望みを繋いだ。
4、得点分析
H:岡山:1得点目:20川又
堅碁
中央の密集地から14仙石が、サイドで、フリーの2沢口へパスを出す。
フリーで、受けた2沢口が、狙いすましたクロスを入れる。
4高橋が、触れるも後ろへそれる。
20川又が、最初に触れるも8中後がクリア。
そのボールが、20川又の腕に当たり良い感じの所に落ちる。
20川又は、そのボールを落ち着いてゴールに蹴り込んで、決まってゴール。
完全にハンドでしたけど、誕生日プレゼント。
H:岡山:2得点目:25田所
諒
10チアゴの低い位置でのポストプレイで、8千明へ。
8千明は、少し前の38三村へパスを出す。
38三村は、バックパスを3後藤へ出す。
3後藤が、前線のスペースへロングパスを出す。
25田所が、そのスペースに走り込む。
22和田が、対応する。
25田所は、1トラップして、22和田を振り切ろうとするが、先に22和田が触れる。
22和田は、自陣のゴールに向かって戻る形となる。
22和田は、GK1土肥にバックパスしようとするが、弱くなる。
25田所は、そのミスを逃さず奪う。
そして、1トラップした後、ボールを「しばきあげたろう」思って蹴ったというシュートを放ち、それがGK1土肥の手の先を越えていき、豪快にゴールネットを揺らしゴール。
相手のミスとは言え、諦めない気持ちが、生んだ素晴らしいゴールだと思います。
東京Vとしたら時間が無いので、外に出す事を躊躇いバックパスをしてしまった事で、結果的にミスとなった。
そうなる前に、同点に追い付くか逆転しておきたかった。
5、レビュー(H:岡山側)
前半から劣勢だっただけに厳しいと思っていました。
だから先制したのが意外でした。
後半のミンキュンの退場ですけど、再三注意された事を聞かなかった事が、恐らく一番の理由かと思います。
あのプレイがイエローかと言われると、素人目から見て不思議でならない。
誰か詳しい方、解説お願いします。
この試合20川又のハンド見逃してたし、お世辞に良い印象は、持てなかった。
ただ、退場により、面白い試合になった事も事実で、この辺りが、サッカーらしい。
しかし、あれだけ攻められて良く凌いでいた。
天皇杯の名古屋戦から言える事だが、去年は、退場者が出た時は、4バックに変更していたが、3バックのままになりましたね。
それだけ3バックでの戦い方が浸透して来たと言えると思います。
同じ様に退場者が、出ているのに名古屋戦より東京V戦の方が、苦戦した訳で、サッカーとは、本当に分からない。
チーム状態だけ言えば、恐らく東京Vの方が、良いじゃないかと。
今季終了間際のゴールが、少なくて、劇的だっただけに久々に面白い試合が出来た。
その立役者は、間違いなく1中林。
何が凄いってキャッチング成功率の高さ。
弾いてそれを押し込まれるというシーンが、少ない。
この辺りが、堅守の理由だと思います。
弱点は、やっぱりハイボール処理で、名古屋戦を見てもサイドから崩されたやられた。
シュートよりそういった攻撃での失点が多いし、見ていて不安。
だからこそサイドの選手が鍵を握る訳だが、2沢口と25田所が、信じられない運動量で、攻守で、頑張ってくれているので、そういったシーンを少なく出来ている。
この試合でも二人の頑張りが、光った。
さて、監督の交代采配に関して言えば、今日は、一人少なくなった動き辛くなったので、交代カードが遅くなったと思います。
野球で言えば、投手戦になった時に先に変えた方が、負けるとか良く言いますよね。
それに似た感じです。
だからギリギリまで、引っ張ったのだと思います。
サッカーでも守備の選手を変えてしまうと試合に入れず、失点に繋がる可能性が高いですから全員で、守っていた事を考えると早い段階での交代は、リスキー。
疑問に思っている方が多いと思われる3枚目の10チアゴですが、これは、セットプレイ対策、前線でのキープを狙い、時間稼ぎのための投入と考えるのが自然だと思います。
よって、失策らしい失策は、なかった。
10チアゴの投入自体には、驚かされたが、全体的には、不満はありません。
6、レビュー(A:東京V側)
パスサッカーと個人技で攻めるサッカーを融合したサッカーの様に思えた。
DHの選手も攻撃意識が高く、怖い存在だった。
若くて有望な選手も多くこれからが楽しみなチーム。
この試合では、ゴールまで迫るもののシュート精度を欠いた。
そういった意味で、惜しいチーム。
やはり上位らしい実力を持ったチームですし、最近勝てて居ないのが、不思議。
主導権を握っているだけに大量得点できるか。
今後、その辺りが、浮上の鍵を握っているだろう。
7、評点
H:岡山側
影山
雅永監督:6.0:ちょっと交代が遅かったが、リードしていたし、バランス崩さないために止むを得ない。
GK1中林
洋次:7.0:的確なポジショニングと抜群の反応で、ゴールを死守した。
CB3後藤
圭太:6.5:粘り強く守り無失点に貢献したが、珍しく1対1でかわされるシーンが、あった。
CB18竹田
忠嗣:6.5:連携して、しっかりゴールを守った。
CB22篠原 弘次郎:6.5:空中戦で、強さを見せる等、無失点に貢献した。
DH8千明
聖典:6.5:インターセプトからカウンターを仕掛けるシーンが、あった。
DH14仙石
廉:6.0:人数が、少なくなるまで、上手くゲームメークした。
WB25田所
諒:7.0:ハードワークで、90分間頑張り終了間際には、気持ちの籠ったゴールを決めた。
WB2沢口
雅彦:6.5:豊富な運動量と、先制ゴールに繋がる高精度のクロスを入れた。
ST7キム・ミンキュン:5.5:退場するまでは、良いプレイを見せていた。
ST36関戸
健二:6.0:前線からの献身的守備が、光った。
FW20川又
堅碁:7.0:ゴールとクリアで、2得点分の活躍をした。
途中交代
38三村
真:6.0:最低限のプレイを見せたが、酷でもカウンターのシーン等で、全速力で、走って、ゴールを狙って欲しかった。
35上條
宏晃:6.0:短い時間だったが、長い距離を何度かカウンター等で、走った。
10チアゴ:評価不可
A:東京V側
高橋
真一郎監督:6.0:早い時間帯から積極的選手交代するも追いつけず。
GK1土肥
洋一:5.5:2失点は、仕方ないが、出番が、少なかった。
CB4高橋
祥平:6.0:セットプレイから高さを活かしたヘッドを見せるもゴールが、遠かった。
CB17土屋
征夫:5.5:最後の所で、集中した守備を見せていたが、2失点喫した。
SB22和田 拓也:5.0:ミスを犯し、それが、失点に繋がった。
SB19森
勇介:6.0:攻守で、1対1の強さを見せた。
DH23梶川 拓也:6.5:スピード感ドリブルとパスで、攻撃のリズムを作った。
DH8中後
雅喜:6.5:強烈なミドルを放つ等、存在感を見せた。
SH16飯尾 一慶:6.0:ドリブルで、どんどん仕掛けた。
SH11西
紀寛:6.0:無難にこなした。
FW9阿部
拓馬:6.0:縦への推進力はあったが、なかなかシュートまで、行けず。
FW20アレックス:6.0:惜しいシュートを放つもゴールが、遠かった。
途中交代
36中島
翔哉:6.5:ドリブルとパスで、岡山を苦しめた。
7柴崎 晃誠:5.5:見せ場作れず。
50木島
良輔:5.0:怖さが、あったが、前への意識が強すぎて、オフサイドが多かった。
主審:窪田
陽輔:5.0:20川又のハンドを見逃した。
副審:桜井 大介、小曽根 潮:6.0:大きな誤審なく、上手く裁いた。
8、MOM
「1中林
洋次」
19本のシュートを浴びたが、無失点に抑えた。
それを裏付けする的確なポジショニングや抜群の反応、キャッチングの成功率の高さ。
その特徴を存分に発揮試合だったと思う。
この調子で、残りの試合を全てシャットアウトして欲しい。
9、満足度
10点(10点満点)
今季のベストゲーム。
後半凌ぎに凌いでからの得点は、感動もの。
岡山サポとしては、最高の展開で、気持ち良かった。
10、岡山の次節希望スタメン&リザーブ
スタメン
20川又
堅碁
36関戸 健二、35上條 宏晃(13石原 崇兆)
25田所 諒、8千明 聖典、14仙石 廉、2沢口 雅彦
5植田 龍仁朗、18竹田
忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次
リザーブ
GK:21真子 秀徳
DF:22篠原 弘次郎
MF:29大屋
翼、17服部 公太
FW:9アンデルソン、35三村 真(35上條
宏晃)、10チアゴ
7キム・ミンキュンを出場停止で欠くが、代役は35上條となるだろう。
この試合から恐らく9アンデルソンがベンチ入りする筈なので、楽しみ。
また、13石原の怪我の状態が、気になる。
間に合うなら13石原が、先発。
35上條が、38三村に代わってベンチ入り。
岡山から世界へ
To Be Continued
by杉野雅昭
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