2012年ファジアーノ岡山総括(攻撃編)その1「戦術川又」

1、前書き

今季の岡山の攻撃は、どうだったでしょうか?
結果から見れば昨季より得点が、減っているから悪くなっている。
果たしたそう考えても良いのだろうか?
そういった一般的評価の中にも良くなった点もあるし、悪くなった点もあると思う。
昨季は、そういった部分に触れようとしたが、いま読み返してみれば振り返りにしかすぎなかった。
今回は、ちょっと違った内容にしたいと思って取り組んでみます。
皆さんに満足して頂けるか不安だが、書いて行こうと思う。
それでは、宜しくお願いします。

 

2、戦術川又

最終的にここに落ち着きましたね。
20川又の能力が高いという事もありますが、彼を活かせるだけの土台が岡山に合った事を忘れていけない。
逆を言えば、他の選手がそれを活かしきれなかった。
20川又は、その多くのチャンスを今まで多く決めて来たから今季の成績を残せたのであって、他の選手も20川又の様に結果を残せるチャンスはあった。
とは言っても練習段階で、20川又は、別格で合った事は、間違いない。
影山監督も怪我から復帰するや否や積極的に起用した。
そこから20川又中心のサッカーとなり落ち着いた。
「戦術川又」は、結果がついていたからそうなったのであって、本来は、STも含んだ、「戦術三本の矢」にならなくてはならない。
先日優勝した広島の試合の前半を見たが、広島は、出来ていたので、特にそう感じる。
実際に7キム・ミンキュンや、13石原、11桑田、36関戸といった選手にチャンスは多かったので、彼らも同じぐらいの成績を残せる事も可能だった。
特に13石原は、多くの決定機を作ったが、決め切れなかった。
11桑田も消極的姿勢が目立ちシュートまでいけなかった。
7キム・ミンキュンと36関戸は、そこそこそのチャンスをものに出来ていたが、もっと得点して欲しい。
結論から言えば、得点する事に関して今季は、20川又の以外のストライカーは、実力不足であり、STの選手ももっと頑張らないといけない。
ちなみに戦術川又をどういったサッカーかと言うと、高い決定力を活かす少数で、攻めるサッカー。

3、戦術川又の恩恵と損害

さて、その20川又を中心とした少ない人数で攻めるサッカーの恩恵と損害とは?
まず、恩恵だが、2種類のタイプの選手が活きる事が出来た。
その1種類のタイプ選手は、7キム・ミンキュンと36関戸だが、視野の広さとキープ力から何度も決定機を演出し、持ち味を発揮。
もう1種類のタイプは、13石原で、抜群のスピードからなんでもない状況をチャンスにしてくれた。
この二人20川又が居た事で、他の選手の良さを出す事が出来た。
ちなみに38三村は、13石原。
35上條は、7キム・ミンキュンや36関戸の様なプレイ。
この二人は、そういったポテンシャルがあるが、来季戦力になるには、より高みを目指さないといけない。
そして、損害を受けたのが、19中野や11桑田の様なダイレクトで裁くタイプ。
攻撃に人数をかけない事が多く、持ち味を発揮できなかった。
19中野は、まだ、キープする力があったので、マシだが、11桑田は、厳しいだろう。
結果的に怪我があり、結局ベストメンバーを組む事は、一度もなかった。
そういった中で、現状のベストの選択が、「戦術川又」であり正解だったと言える。

4、戦術川又を来季も採用するのか

「戦術川又」の是非について今季の正否の結論はでたが、「戦術川又」が、取れなくなったらどうするのか?
これは、当然考えるべき事態です。
現状言える事は、20川又クラスの選手の獲得。
これが一番無難であると思います。
「戦術○○」で、なんら問題無く、その上にSTや他の選手の得点力を増やすという路線で、「戦術三本の矢」目指す事で、問題無い。
もう一つは、リスクを冒して攻撃する選手を増やすという方法です。
こうなった場合は、失点は、増える。
しかし、仮に20川又が、残留する場合でも補強状況によっては、考えるべき選択肢だと思います。
その方法として、
1、DHの前の選手を追い越す動きを増やす。
2、CBの攻撃参加を増やす。
3、セットプレイ時前線に一人残す。
これは、検討すべき事案。
「戦術川又」については以上だが、他についても次回触れていきたい。

岡山から世界へ

To Be Continued

by 杉野 雅昭


まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。

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