2013:J2:2節:H:ファジアーノ岡山VSギラヴァンツ北九州「求む得点」

岡山VS北九州:0-0
得点者:なし
観客数:6356人
主審:塚田 健太
副審:村井 良輔、三原 純

1、H:岡山情報

監督

影山 雅永

スタメン

14押谷 祐樹
9荒田 智之、8石原 崇兆
25田所
諒、10千明 聖典、7仙石 廉、2沢口 雅彦
5植田 龍仁朗、6竹田 忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次

リザーブ

GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:35島田
譲、26田中 奏一、18関戸 健二、17鈴木 崇文
FW:20上條 宏晃

途中交代

14押谷 祐樹→18関戸 健二、25田所 諒→17鈴木 崇文、7仙石
廉→20上條 宏晃

 

2、A:北九州情報(評点含む)

監督

林谷 幸一:6.0

スタメン

25柿本 健太:5.5、15キム・ドンフィ:5.5
10小手川
宏基:5.5、18内藤 洋平:6.0
24新井 純平:5.5、4鈴木 修人:5.5
7冨士 祐樹:6.0、5前田 和哉:6.0、2宮本
亨:6.0、17松本 陽介:6.0
1武田 博行:6.0

リザーブ

GK:21松本 拓也
DF:3渡邉 将基、22田中
優毅
MF:14渡 大生、20アン・ヨンギュ
FW:27ナム・イルウ、28李 根鎬(イ・グノ)

途中交代

15キム・ドンフィ→27ナム・イルウ:5.5、10小手川 宏基→14渡
大生:5.5

3、戦評

互いに攻守の切り替えが早い引き締まったゲーム。
前半は、北九州がセーブ気味にプレイし、一定のエリアまで、引き付ける守備。
岡山は、ボールを回し主導権を握った。
しかし、最後の所の精度を欠いた。
後半に入ると北九州も岡山もギアをあげて来る。
前半よりは、動きのある内容になったが、お互い1点が遠かった。
岡山は、裏を取られたりと危ないシーンもあったが、1中林のファインセーブ等で、無失点に抑えた。
北九州も最後の所をしっかり守り得点を許さなかった。
両チーム少ないながら決定機があったが、決め切れずスコアレスドローに終わった。

4、評点

H:岡山側

監督

影山
雅永:5.5:交代カードやスタメン起用で、工夫も凝らすも勝利に導けず。

スタメン

GK:1中林
洋次:7.0:1対1でセーブしたり、広い守備範囲で、無失点に抑えた。
CB:5植田
龍仁朗:5.0:ボールを奪われるシーンが目に付いた。
CB:6竹田 忠嗣:6.0:ボール奪取から攻撃参加等精力的なプレイをみせた。
CB:3後藤
圭太:6.5:攻守で、安定感のあるプレイをみせた。
DH:10千明
聖典:6.5:球際に厳しく行き、攻撃でも積極的にシュートを放つ等存在感があった。
DH:7仙石
廉:6.0:サイドチェンジや小刻みなパス交換で、しっかり前にパスを繋いだ。
WB:25田所
諒:6.0:運動量が光り、攻守で、持ち味を発揮した。
WB:2沢口
雅彦:6.0:高い連動性で、サイドから積極的に仕掛け守備もしっかりした。
ST:9荒田
智之:6.0:裏への動きを見せるも使って貰えないシーンもあったが、惜しいシュートを放つ等持ち味を発揮した。
ST:8石原
崇兆:6.0:スピードで、存在感を見せるもラストパス精度やシュート意識を欠いた。
CF:14押谷
祐樹:5.5:シュートを打てず体を張ったプレイを出来なかったが、テクニックを活かした上手いポストプレイをみせた。

途中交代

18関戸
健二:6.0:途中出場らしくトップスピードのプレイにより攻守で、存在感をみせた。
17鈴木 崇文:5.5:FKの見せ場を作るも決め切れず。
20上條
宏晃:評価不可

北九州は、上記の「2、北九州情報」にあります。

審判

主審:塚田 健太:6.0:大きな誤審なく上手く裁いた。
副審:村井
良輔、三原 純:6.0:同上。

5、MOM

岡山:1中林
洋次

決定的ピンチを抜群の反応ファインセーブで防ぎ、何度か見せ場を作った。
攻撃陣が、見せ場を少なかっただけに守備陣の最後の砦として、無失点に抑えたプレイを評価したい。
次の試合も期待。

6、レビュー(A:北九州側)

一定のエリアに侵入するまで、ある程度回させるサッカー。
どちらかと言えば、守備に重点を置いていた。
攻撃は、岡山の高いラインの裏を狙う事を徹底していた。
しっかり、パスを繋いで主導権を握るという様なサッカーではなく、どちらかと言えば、攻守の切り替えを速くして、カウンター気味のサッカー。
後半は、点を取りに行くため、精力的にボールを奪いに行く戦い方を心得ていた。
メンバーは、大幅に変わったが、核となる部分は、出来つつあるが、完成はしていない。
すぐに良くなるとは、思えないが、長い目で見て行ければ、有望な選手も何選手か居たので、終盤辺りに力を発揮するかもしれないです。

7、レビュー(H:岡山側)

7-1、14押谷 祐樹の1トップと9荒田
智之のシャドーに関して

個人的には、賛成です。
まず、9荒田
智之が、シャドーで、プレイする事で、前を向いてプレイでき前の試合以上に裏を狙うというシーンが増えました。
これは、連携があってくれば、決定機が出来ると思います。
さらたに14押谷
祐樹の足下のポストプレイの巧さです。
当たり負けこそしますが、9荒田 智之より技術があるので、巧いですね。
14押谷
祐樹は、元々足下で貰いたがる選手ですし、張りつく1トップの方が、あっているかと思います。
後、二人とも良い形で、ボールを貰えていると思います。
ただ、二人ともパサーではなく、フィニッシャーなので、パスが前線で、あまり通らない様だと。
どちらかが、ベンチという可能性もあるかと思います。
14押谷
祐樹のボールのトラップの仕方は、巧いと感じましたが、如何せんフィジカルが、弱くて潰されるというシーンが、何度かありました。
そこで、我慢して、シュートまで行けると良いのですが、現状なかなか難しいですね。
と言った感じに9荒田
智之1トップと14押谷
祐樹のシャドーよりは、良い形を作れている分、継続すべきかと。
問題は、後一枚のシャドーですね。
そこを誰にするかです。

7-2、もう少し攻撃に比重を置きたいWB

戦力的に高くないチーム相手には、多少リスクをあげて、攻撃力の高い選手を起用すべきだと思います。
岡山は、昨季8位という好成績を残しました。
過去のシーズンの様に格下のチームという意識を持っているチームは、減ってきてます。
だからこちらから攻める様にしていかないといけない。
そういった意味で、WBというポジションに運動量と守備力のある選手を現状起用してますが、その片方を外して、個人技で、突破できる選手を起用するのがありだと思います。
特に推したいのが、スピードのある8石原
崇兆、26田中 奏一、38三村
真の3選手です。
相手陣地深くまで、侵入する事が、出来る破壊力を持っている選手達ではないでしょうか?
ピンチも増えますが、GK1中林
洋次を中心とした守備陣は、堅固なので、それぐらいいってもいいかと思います。
しかし、格上というか、思い切って攻めて来る相手には、両サイド攻守で奔走できる運動量があり、守備力のある選手がいいかと思います。
昨季のサッカーの継続性を前面に出すのも悪くないですが、やはり改革、改良といった変化を加えるべきかと思います。
選手層は、確実に厚くなってますし、そういった柔軟な選手起用を期待したい。

7-3、5植田 龍仁朗の起用方提言

元々5植田
龍仁朗と言えば、リスクを冒しての攻撃参加というのが、売りでした。
ところが、最近は、めっきり上がらなくなりました。
個人的には、そういった攻撃参加をして欲しいと考えています。
2011年の最終節の徳島戦の様なオーバーラップから19久木田
紳吾へのアシスト。
正直それぐらいしないといけないと思います。
監督も攻撃があまり良くないのが、分かっているのならそういった指示を出すべきかと。
ただ、今回はそれの他にWBやCFでの起用を提言したい。
まず、CF起用理由ですが、なんといってもあの高さ。
パワープレイでは、重宝するのではないでしょうか。
状況によっては、20上條
宏晃ではなく、5植田
龍仁朗を前線にあげるという采配をみてみたい。
また、スタメンで左WBで起用。
運動量があって、高さもあるので、貴重なターゲットになります。
岡山のゴールキックが、なかなか味方に通らないので、CBではなく、WBという高い位置に居れば、それだけパスの成功率があがります。
突破能力こそありませんが、そういったものを武器にすれば運動量があるので、ある程度機能すると思います。
意外と精度も高いですし、守備の不安定さも目立たなくなので、選択肢としては、あると思います。
現状だと影山
雅永監督は、5植田 龍仁朗を活かしきれてない。
それとも単にスランプなのか…

7-4、DHと前線の関係に関して

やはり、シャドーの選手に通す回数をあげていかないといけない。
一番多い選択肢が、高い位置にポジショニングを取ったWBへのサイドチェンジ。
ここが、比較的通しやすい。
ただ、そこからクロスを入れても高さが無いためなかなか得点に繋がり辛い。
勿論、フリーなら通すべきだと思うが、それ以上にゴールにより近いシャドーの選手の足下にしっかり通すパス。
これを増やしていかないといけない。
今季は、裏へのパスというのが、増えた。
しかし、成功率は、極めて低く、ポゼッションサッカーを志向しているのに矛盾が生じている。
やはり、前線に高さが無いのだから通せそうならとにかくシャドーに通す。
これ大事。
無理ならバックパスを許す雰囲気も作らないといけない。
DHの10千明
聖典と7仙石
廉の様な関係をシャドーとDHでも作りたい。
せっかくラインを高くしているのだからそこを最大限活かすべきである。
逆に引いて守る場合は、一発狙いのカウンターもあり。
ポゼッションサッカーを志向しているのならボールを失わないパス回しからゴールを逆算した合理化を進めていかなければならない。
何故ならシャドーが、バイタルエリアの肝であるから。
ちなみに9荒田
智之が、シャドーに入った場合は、CFに近い動きをしています。
何度も裏への動きをみせており、そこを通せればというシーンが多い様に感じました。
やはり、もう一枠は、パサーで、あって欲しいかなと思います。
パサーに出して、そこから9荒田
智之へスルーパス。
もしくは、14押谷 祐樹の足下を経由して、9荒田 智之といったシーンを増やしていきたい。
そのために18関戸 健二、41幡野
貴紀、11桑田 慎一郎の中で、コンディションの良い選手を起用して欲しい。

8、次節希望スタメン&リザーブ

監督

影山 雅永

スタメン

14押谷 祐樹
9荒田 智之、18関戸 健二
25田所
諒、10千明 聖典、7仙石 廉、26田中 奏一
5植田 龍仁朗、6竹田 忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次

リザーブ

GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:35島田
譲、17鈴木 崇文、8石原 崇兆、41幡野 貴紀
FW:20上條
宏晃

希望理由

守備力が、過剰気味にあるので、右サイドは、攻撃的にいっても良いと思う。
よって、26田中
奏一を推したい。
シャドーは、やっぱり18関戸 健二で。
ただ、41幡野
貴紀も他の方の意見を拝聴しても評判が良いですし、早い段階で、見てみたい。

9、満足度

4点(10点満点)

前節よりは改善。
ただ、スコアレスドローという事もあり、大いに不満。
次節は、アウェー戦で、厳しい試合になるが、次のホームに期待できる内容で、勝利して欲しい。

岡山から世界へ

To Be Continued

by 杉野 雅昭


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