2013:J2:1節:H:ファジアーノ岡山 VS V・ファーレン長崎「これからすべき事」
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杉野雅昭
2013年03月08日 00:35 visibility157
岡山VS長崎:1-1
得点者:18佐藤 洸一、9荒田 智之
観客数:9687人
主審:吉田 哲朗
副審:和角 敏之、宮部
範久
1、岡山情報
監督
影山 雅永
スタメン
9荒田 智之
14押谷 祐樹、18関戸 健二
25田所
諒、10千明 聖典、7仙石 廉、2沢口 雅彦
5植田 龍仁朗、18竹田 忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次
リザーブ
GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:35島田
譲、17鈴木 崇文、8石原 崇兆、41幡野 貴紀
FW:20上條 宏晃
途中交代
18関戸 健二→8石原 崇兆、2沢口 雅彦→17鈴木 崇文、7仙石
廉→20上條 宏晃
2、長崎情報(評点も含む)
監督
高木 琢也:6.5
スタメン
18佐藤 洸一:7.0
14幸野 志有人:6.0、11神崎
大輔:6.0
17古部 健太:6.5、22井上 裕太:6.0、16岩間 雄大:6.0、19小笠原 侑生:6.0
4高杉 亮太:6.0、2山口
貴弘:6.5、3藤井 大輔:6.0
1岩丸 史也:5.5
リザーブ
GK:21金山 準樹
DF:5河端 和哉、28下田
光平
MF:6前田 悠佑、33山田 晃平
FW:15水永 翔馬
途中交代
18佐藤 洸一→15水永 翔馬:6.0、14幸野 志有人→6前田
悠佑:評価不可
3、戦評
出だしから積極的な守備で、流れを掴んだ長崎が、前半終始圧倒する。
その流れの中で、前線のプレスが、功を奏し、18佐藤
洸一のゴールで、長崎が先制。
岡山は、前半良い所が無かった。
後半に入ると流石に不味いとみた岡山の影山 雅永監督が、ハーフタイムに18関戸
健二に代えて8石原
崇兆を投入。
すると岡山が、流れを掴む。
その中でも長崎は、切れ味鋭いカウンターを見せ、決定機を作る。
しかし、追加点を長崎は、奪えなかった。
長崎は、後少しで、J2初勝利という所で、岡山の猛攻を受け、終了間際に同点になる。
岡山が、J2の意地をみせて、なんとか引き分けに持ち込んだ。
長崎は、勝ち試合を落とし、岡山は、なんとか引き分けに持ち込んだという試合だった。
4、得点シーン
長崎:1得点目:18佐藤 洸一
6竹田 忠嗣が、上がっている状況で、3後藤
圭太から5植田 龍仁朗へパスを出した所から。
そこに相手のプレスが来て、慌てて前へパスを出す。
しかし、14押谷 祐樹には通らず、逆に16岩間
雄大が、クリア気味に前にパスを出す。
このボールで、18佐藤 洸一が、6竹田 忠嗣のいない裏のスペースへ抜け出す。
5植田 龍仁朗と3後藤
圭太が、慌ててカバーに行くも時既に遅し。
GKの1中林 洋次との1対1を冷静に18佐藤 洸一が、右隅に決めてゴール。
3後藤 圭太の5植田
龍仁朗へのパスの球足が遅かった。
また、5植田 龍仁朗もセーフティに大きく出す必要もあった。
岡山:1得点目:9荒田 智之
6竹田
忠嗣のFKから。
一度小さくクリアされるが、25田所 諒がそのボールをヘッドで、5植田 龍仁朗へ出す。
5植田
龍仁朗がクロスを入れるが、相手選手に当たる。
そのボールをGK1岩丸 史也が、パンチングで掻き出すも不十分で、20上條 宏晃の元へ行く。
20上條
宏晃は、ダイレクトで、ボレーシュート。
クロスバーに当たるもその跳ね返りを9荒田
智之が、ヘッドで、押し込んでゴール。
泥臭いゴールだったが、そこに居るのは流石。
ストライカーらしいゴールだったと思います。
5、評点
岡山側
監督
影山
雅永:6.0:早い段階での交代で、流れを引き戻した。
スタメン
GK:1中林
洋次:7.0:1失点したものの決定機を防ぎ、引き分けという結果を呼びこんだ。
CB:5植田
龍仁朗:4.5:失点に繋がるパスミスをした。
CB:6竹田 忠嗣:5.5:守備では上手く統率し、攻撃では、円滑なビルトアップを支えた。
CB:3後藤
圭太:5.5:不用意な横パスから失点に繋がった。
DH:10千明
聖典:5.5:前方へのパス意識を感じたが、あまりボールに触れなかった。
DH:7仙石
廉:5.5:プレースキックで、チャンスメークした。
WB:25田所 諒:5.0:あまり見せ場を作れず。
WB:2沢口
雅彦:5.0:攻守で、あまり目立たなかった。
ST:14押谷 祐樹:6.0:高い技術とシュート意識の高さをみせた。
ST:18関戸
健二:4.5:良い所なくハーフタイムで、交代。
CF:9荒田 智之:6.5:見せ場は、少なかったが、値千金の同点ゴールを決めた。
途中交代
8石原 崇兆:6.5:流れを変えるプレイをみせた。
17鈴木
崇文:6.5:クロスバーに当たる惜しいシュートを放った。
20上條
宏晃:6.0:同点ゴールに繋がるクロスバーに当たったボレーシュートを放った。
長崎は、長崎情報にあります。
審判
主審:吉田 哲朗:5.0:カードをもっと出しても良かった。
副審:和角
敏之、宮部 範久:6.0:上手く裁いた。
6、MOM
MOM「1中林
洋次」
1失点こそしたが、決定的ピンチを防ぎ、同点ゴールに繋げた。
今季も岡山に1中林有りを印象づけた。
昨季より安定した守備に繋げて欲しい。
7、レビュー(A:長崎側)
JFL時代の優勝の原動力となった守備の堅さを進化させてJ2開幕を迎えた。
J2でも守備が通じる事をこの試合で、手応えを感じたと言える。
球際に厳しく、核となる選手には、厳しいマークを付けて、仕事をさせなかった。
結果的には、終盤の岡山の猛攻の前に屈したが、カウンターから追加点を奪えるチャンスもあり、チームとしてのバランスの良さを持っている。
次の試合のG大阪相手という事で、J2で、どれだけやれるかというのを測るには、丁度いい相手と言える。
G大阪相手に僅差で、戦える様なら残留も現実的で、もしかすると中位以上も行けるかもしれない。
18佐藤
洸一も競り合いに強くかつ決定力もある。
シャドーの選手も個人技があり、熱い選手もいる。
そういった意味で、面白い存在。
もしかすると昨季の松本の様な躍進を出来るかもしれない。
8、レビュー(岡山側)
8-1、3バック相手の戦い方
1対1の強い選手の起用すすめるべきかと思います。
左WB26田中
奏一(38三村 真)、右WB8石原 崇兆といった感じにスピードがあり、サイドで、主導権を握れる選手を起用すれば、個で、打開出来るかと思います。
25田所
諒や2沢口
雅彦という選手は、運動量で、ボールに絡む事で、持ち味を出せる選手。
ミラーゲームの場合は、その持ち味を発揮し辛い。
今季は、昨季より選手層が、厚くなっており、柔軟な采配を影山
雅永監督に期待したい。
8-2、縦への意識の高まり
10千明
聖典や7仙石 廉の縦パスの意識の高さ。
9荒田
智之を狙うパスも続けていれば、連携も向上してくるので、チャンスは、増えて来る。
ただ、今日のある程度引いて、前線の選手に厳しいマークが出来る様な相手であるならば、しっかりとした遅攻の出来る様でないといけない。
その辺り、相手チームをしっかり分析した上で、しっかりビルトアップ出来るCBを起用したい。
5植田
龍仁朗だと、その辺り不安定で、実際失点に繋がった。
8-3、競り負ける5植田
龍仁朗
いつも高確率で、競り勝っている5植田
龍仁朗だったが、この試合では、尽く負けていた。
正直これだめ負けているのも珍しい。
18佐藤
洸一クラスになるとなかなか勝てないものだ。
世界で、戦っていく中で、総合力を上げていく必要性を感じた。
8-4、新加入の選手の武器
9荒田 智之:運動量とゴールの嗅覚。
14押谷
祐樹:高いテクニック、ドリブル、シュート精度と意識の高さ。
17鈴木
崇文:左足の精度。
どの選手もその力を存分に発揮出来れば、満足のいく結果を残せると確信できた。
内容が悪くても一発で、逆転出来るスキルのある選手だと思います。
そういった意味で、昨季の様に内容の良かったのに苦しんだという試合が減り、逆に内容が悪かったのに引き分けもしくは、勝利という結果を残せるようになると思います。
それだけ、一撃必殺というぐらいの選手が、揃っていると思います。
当分は、内容を良くできるかという事が、テーマになりそうである。
8-5、次節に向けて
大きくメンバーを変えるべきでは無いと考えます。
次は、恐らく3バックですし、ミラーゲームだったこの試合とは、全く違った内容になるでしょう。
18関戸
健二の様にこの試合では、悪かった選手も輝きを見せてくれると思います。
だから1試合みただけで、すぐにスタメンを変えるべきでは無いと主張させて頂きました。
ただ、前項目で、述べた通り3バック相手ならば、多少メンバーを弄る必要性を感じた。
8-6、9荒田
智之には、前を向いて攻めさせよう
後ろを向いて受ける事が多かった。
前を向いてドリブル出来る様なシーンが、なかった。
前線での9荒田
智之の孤立は、避けたい。
出来れば、ボランチを経由しつつパスを繋ぎ、全体を通してより良い距離感を保ち、的確なポジショニングが取れるか。
そこが、ポイントとなる。
9荒田
智之は、テクニックもスピードも無いが、運動量があり、ゴールを決めた通りゴール嗅覚に優れた選手。
彼の良さを引き出せるパスが、出る様になれば、昨季より大幅な得点アップは、可能。
その辺り、今後の浮沈を握るステータスは、9荒田
智之が、前を向いて出来るかである。
8-7、選手の入れ替わりで、新しい攻撃スタイル
キム・ミンキュンの様なボールキープ。
川又
堅碁の様なスピードとポストプレイ。
チアゴの高さとテクニック。
カウンターのシーン以外で、前線に預ける事が、難しくなった。
ただ、広島を考えても高さだけではないですし、昨季と違ったサッカーを展開出来るか。
そこに注目したい。
個人的に今季は、裏へのパス。
縦へのパス。
速いカウンター。
速いパス回し。
この辺りがテーマになると思います。
特に最後は、キープが、難しいので、速くパスを回して、チャンスを伺う形になると思います。
そういった意味では、昨季以上に連携と状況判断能力が、必要になるかと思います。
そういった事を考えると、序盤戦は、状況によっては、個人技便りのサッカーになる可能性が、あると思います。
9、次節希望フォーメーション
監督
影山 雅永
スタメン
9荒田 智之
14押谷 祐樹、18関戸 健二
25田所
諒、10千明 聖典、7仙石 廉、2沢口 雅彦
5植田 龍仁朗、6竹田 忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次
リザーブ
GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:35島田
譲、8石原 崇兆、17鈴木 崇文、41幡野 貴紀
FW:20上條
宏晃
3バック同士の試合だと持ち味を発揮できなかったが、選手は多い。
そういった意味では、4バックの北九州相手であるならば、もう一度この試合のスタメンで、臨んで欲しい。
ただ、実際は、難しくて、8石原
崇兆、17鈴木 崇文といった選手にスタメンのチャンスが、巡って来る可能性の方が、高そうだ。
10、満足度
3点(10点満点)
正直快勝を期待していたサポーターは、多かった筈。
そういった試合で、内容と結果共に負けに等しい内容。
多少希望的要素は、あったものの厳しい満足度になる事は、已む無し。
次節は、今季に希望の持てる結果に期待したい。
by
杉野 雅昭
まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。
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