2013:J2:5節:A:横浜FC VS ファジアーノ岡山「メモリアルゴール」
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杉野雅昭
2013年03月26日 20:38 visibility144
横浜FC VS 岡山:0-1
得点者:3後藤 圭太
観客数:4271人
主審:三上 正一郎
副審:中井 恒、木川田
博信
1、A:岡山情報
監督
影山 雅永
スタメン
14押谷 祐樹
11桑田 慎一郎、18関戸 健二
25田所
諒、10千明 聖典、35島田 譲、26田中 奏一
5植田 龍仁朗、6竹田 忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次
リザーブ
GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:7仙石
廉、2沢口 雅彦、8石原 崇兆
FW:20上條 宏晃、9荒田 智之
途中交代
35島田 譲→7仙石 廉、14押谷 祐樹→9荒田 智之、11桑田
慎一郎→8石原 崇兆
2、H:横浜FC情報(評点含む)
監督
山口 素弘
スタメン
34田原 豊:6.5
7内田 智也:6.5、17中里
崇宏:6.0、40寺田 紳一:6.0、14武岡 優斗:6.0
36松下 裕樹:6.5
5西嶋 弘之:6.0、3森下
俊:6.0、4ペ・スンジン:6.0、2野上 結貴:6.5
26柴崎 貴広:6.0
リザーブ
GK:1シュナイダー 潤之助
DF:なし
MF:30渡辺
匠、8佐藤 謙介、13野崎 陽介、19小野瀬 康介
FW:9黒津 勝、11三浦 知良
途中交代
7内田 智也→19小野瀬 康介:6.0、17中里 崇宏→8佐藤
謙介:6.0、34田原 豊→9黒津 勝:評価不可
3、戦評
前半から横浜FCが、主導権を握る。
サイドからどんどん決定機を作る。
34田原
豊のシュートが、ポストが当たるシーンなど形を作っていた。
岡山前半シュート0で、折り返す。
後半は、多少盛り返すも横浜FCペース。
岡山が、交代カードを切り、流れを呼び込む。
9荒田
智之のポストに当たる強烈なシュートもあった。
横浜FCもセットプレイから決定機を作るが、3後藤
圭太が、クリアする。
このままスコアレスドローに終わりそうだったが、終了間際に全員攻撃から3後藤
圭太が、ゴールを決める。
そのまま終了し、岡山が、難しいゲームをものにした。
4、得点シーン
A:岡山:1得点目:3後藤 圭太
横浜FCのクリアボールを3後藤
圭太が、かっさらう。
そこから3後藤 圭太が、サイドの26田中 奏一に出す。
26田中
奏一は、1対1で、勝負し、ライン際まで抉ってからクロスを入れる。
それに5植田 龍仁朗が、低空ヘッドで、逸らす。
逸らしたボールに反応した3後藤
圭太が、ボレーシュートで、振り抜きシュートは、ゴールに突き刺さってゴール。
26田中 奏一の突破が、素晴らしかった。
5植田
龍仁朗の低空ヘッドが、良い所に行ったのは運。
そして、それをしっかり決めた3後藤 圭太は、流石。
しかし、最後とは言えそこに5植田 龍仁朗と3後藤
圭太が、居るのだから驚き。
5、評点
A:岡山側
監督
影山 雅永:6.0:26田中
奏一のスタメン起用が、最後の最後で、当たった。
スタメン
GK:1中林
洋次:6.0:無失点に繋がる安定感をみせた。
CB:5植田 龍仁朗:7.0:決勝ゴールをアシスト。
CB:6竹田
忠嗣:6.5:守備陣を統率して、完封した。
CB:3後藤 圭太:8.0:ボールを掻き出して救っただけではなく、決勝ゴールを決めた。
DH:10千明
聖典:6.0:守備で、貢献した。
DH:35島田 譲:5.5:パスミスが、目立ちハーフタイムで、交代。
WB:25田所
諒:6.0:運動量と守備が良かったが、攻撃に課題。
WB:26田中 奏一:7.0:最後の最後で、仕事をした。
ST:11桑田
慎一郎:6.0:ボールに絡むものの決定的仕事は出来ず。
ST:18関戸 健二:5.0:良い所が無く、消えている時間が、長かった。
CF:14押谷
祐樹:5.0:シュートまでいけなかった。
途中交代
7仙石
廉:6.0:中盤に落ち着きをもたらした。
9荒田 智之:6.0:クロスバーに当たる惜しいシュートを放った。
8石原
崇兆:5.0:見せ場が無かった。
H:横浜FC側
横浜FCの評点は「2、H:横浜FC情報」にあります。
審判
主審:三上
正一郎:6.5:ストレスなく試合に集中する事ができた。
副審:中井 恒、木川田 博信:6.0:大きな誤審なくゲームを作った。
6、MOM
「3後藤
圭太」
守備で、1点。
攻撃で、1点。
2点分の活躍して、勝利に導いた。
文句無しで、3後藤
圭太が、MOMだと思います。
加えて、100試合出場及び試合前日にお子さんが、誕生。
まさにメモリアル。
この試合の主役であり、忘れない試合になったに違いない。
7、レビュー(H:横浜FC側)
守備と攻撃を分離したサッカーだったと思います。
4-1-4-1と言った感じに4人で、守って、5人で、攻める。
1人が攻守に絡む。
その1人が、36松下
裕樹で、攻守で、要となる選手です。
レジスタとして攻撃では、長短と左右のパスを使い分けていて、変幻自在。
守備では、上手くバランスを取っていたと思います。
また、前線の5人は、ハイプレスをかけて、前線からしっかり守備して、岡山の攻撃を封じていました。
さらに攻撃は、34田原
豊に当てるシンプルな攻撃や、高い位置にポジションをとるサイドの選手が攻めるサイド攻撃をみせていた。
それに加えてSBの攻撃参加で、厚みのあるサッカーを見せていました。
攻守でバランスが良く、大崩はせず、今季も手ごわそうなチームだと感じました。
8、レビュー(A:岡山側)
8-1、岡山らしさ
昨季を彷彿させるサッカー。
耐えて耐えて最後しっかり決める。
ある意味今の岡山らしいサッカー。
前線から献身的にプレスをかける。
最終ラインでは、しっかり人数をかけて守りを固める。
ポストに当たって助かるシーンもあり、運もあったが、前半シュート0本で、後半もシュート4本。
そういった状況で、良く勝てた。
これで、失点数が最少失点数タイとなった。
岡山は、ここまで、無敗だが、対戦相手に恵まれた面は、否めない。
京都や千葉と当たったG大阪の無敗とは、違って来る。
上位チームに岡山のサッカーをどこまで発揮できるか。
この試合の様な劣勢でも勝利できる粘り強さを諦めない強い気持ちがある。
そして、最後の得点シーン。
26田中
奏一が、1対1で、積極的に勝負して、クロスを入れた。
そして、中には、攻撃参加をみせた二人のCBの選手が、ゴールに繋げた。
リスクを冒すという事を体現できたシーンだった。
今季の岡山は、一味も二味も違うそう感じさせてくれるここまでの戦い。
前線は、まだまだ機能してないが、そこを改善し、簡単に負け無いチームから勝てるチームとなって、台風の目をなって欲しい。
8-2、右WBの選手起用は内容か結果か
26田中
奏一の様に90分間で、消えているが、一瞬で、仕事をする選手か。
それとも2沢口
雅彦の様に90分間で、ボールに絡み味方と連携して、活躍する選手か。
26田中
奏一は、この試合最後しか仕事できていなかったが、結果だけみれば勝利の立役者。
最初、私は、スタメンを間違えたと思ったが、内容ではなく、結果を見ればその起用が当たった形となった。
26田中
奏一か2沢口 雅彦か。
非常に悩ましい所だろう。
最後のプレイを見ると26田中
奏一を起用したくなる。
私は、どう思っているかと言うと。
4バック相手ならギャップやスペースを突くという意味で、運動量が、求められるので、2沢口
雅彦タイプ。
3バック相手なら個での勝負が、重要になるので、26田中
奏一タイプが望ましいのではないか。
私は、そう考えています。
もしくは、STに決定力のある選手を置いて、2沢口
雅彦タイプで、チャンスメークしてもらう。
逆にSTにチャンスメーク出来る選手を置いて、26田中
奏一タイプで、サイドから勝負してチャンスを作って貰う。
この辺り監督の好みになるだろうが、色々な事を考えた上で、スタメンを選ぶ必要がありそうだ。
昨季に比べて嬉しい悩みが、多いだろう。
一般的なスタートダッシュこそ切れなかったが、岡山にとっては、過去最高の開幕ダッシュに成功した。
ここからこの項目の様な選手起用を模索しながら、得点力不足を改善し、早い段階で、複数得点。
そして、大量得点という形に攻撃の問題を改善したい。
8-3、前線に関して
この試合は、14押谷 裕樹の1トップと11桑田 慎一郎、18関戸
健二の2シャドーでしたね。
どうかと問われれば、機能してません。
この3選手同士が、パスを繋げるシーンが、どれだけあったか。
他のポジション同士のパス交換は、あったもののこの3選手同士は、極めて少なかった。
18関戸
健二に関しては、26田中
奏一が、上がって来なかった事で、右サイドが、機能してなかった事もあり、ほとんどボールに絡めませんでした。
後半の途中辺りから右サイドからの崩しを見れる様になって、18関戸
健二もボールに絡む様になってきました。
11桑田 慎一郎も18関戸 健二も個で、打開する選手では無く、他の選手の活かすパサー。
14押谷
裕樹は、個で打開するフィニッシャー。
11桑田 慎一郎は、前半は、守備もして攻撃でもボールに絡んで、攻撃の形を作ってましたが、14押谷 裕樹と18関戸
健二は、散々たるものでした。
ここまでを考えるとシャドーは、片方は、個で、勝負できる選手が良いのではないかと思います。
そういった事もあり、8石原
崇兆の起用が、多くなっていると思います。
11桑田 慎一郎は、昨季と比べて攻守の存在感が、出来て来たのですが、シュートが、少ない。
18関戸
健二は、驚くぐらい消えてます。
18関戸 健二の昨季の輝きを考えるとこんなものでは無い筈なのですけどね。
14押谷 裕樹と18関戸
健二の二人は、TMで、活躍していたので、正直今の内容には、がっくりしてます。
ここから巻き返して欲しいですね。
9、次節希望スタメン&リザーブ
監督
影山 雅永
スタメン
9荒田 智之
14押谷 祐樹、11桑田 慎一郎
8石原
崇兆、10千明 聖典、35島田 譲、26田中 奏一
5植田 龍仁朗、6竹田 忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次
リザーブ
GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:7仙石
廉、2沢口 雅彦、17鈴木 崇文、41幡野 貴紀
FW:20上條 宏晃
コメント
3バック相手という事で、両WBは、ドリブル突破出来る8石原 崇兆と26田中
奏一で、行って欲しい。
35島田 譲にもまだチャンスを与えて欲しい。
個の力がある14押谷 祐樹もスタメン復帰させて欲しい。
18関戸
健二の状態が、良くないので、41幡野 貴紀を試して欲しい。
10、満足度
7点(10点満点)
我慢して我慢しての勝利。
やはり、勝利の味は、格別。
次は、内容が伴った勝利に期待したい。
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭
まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。
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