2015:J2:41節:H:vsジェフユナイテッド千葉「力不足」その2

3、試合評価

攻撃

評価:D

2トップに変更によりラインの裏へのパスの成功率が上がった事で、際どい決定機になりそうなシーンを何度か作れた。
ただ、そういった際どいデュエルの部分で、相手を上回れず、シュートまで行けなかったシーンが多かった。
または、シュートを迷った事で、シュート打つ前に防がれるというシーンも多かった。
そして、シュートまで行けた時も枠内飛ばない。
前線の人材不足を露呈したと今季を象徴する攻撃の内容だった。
一方で、3-4-1-2システムで、8渡邊 一仁の稼働範囲が広がった事で、攻撃でも運動量の多さというのが光った。
24矢島 慎也も中盤の底として、効果的なパスを前線に配給出来ており、高い存在感を放った。

守備

評価:B

ゲームを通して、雨という悪いピッチコンディションの中、前節の経験を活かし、冷静な対処が目立った。
特段、慌てることなく、デュエルに果敢に挑み、セフティファーストのリスク管理が、良く出来ていた。
後半からは、ピッチコンディションの良い水が溜まっていない側で守備で来たので、より良い守備に繋がった。
一本のクロスで危ない場面があったシーンとPKのシーン以外は、安定していた。
適切なポジショニングと守備意識で、ゴールを前を固める形は、チームとしての骨格を形成に成功出来ている。
チームとして、攻めを遅らせに行く時か、ボールを奪いに行く時か。
こういった意思疎通や共通意識というのが、浸透出来ている。

采配

評価:D

守備偏重は、否めず。
17島田 譲の所で、攻める方法を取り戻す手を打つべきだった。
17島田 譲の投入後は、より押し込まれる様になり、流れを完全に失った。
この試合では、PKを1中林 洋次がセーブした事で、同点に追いつかれる事は逃れる事が出来た。
しかし、この流れは、長崎戦でもあった事で、その時から何も改善されていなかった。
選手の活かした方や攻撃センスの乏しさを露呈した采配だった。
また、3-4-1-2という新システムを採用し、一定の効果を上げたが、得点力不足は解決できなかった。

総合

評価:D

3-4-1-2システムに一定の手応え。
現状の岡山には1トップを任せれる人員がおらず、攻撃に停滞感に繋がっていた。
しかし、この試合では、多くのオフサイドがあった通り、裏への高い意識と裏を狙うというチームコンセプトを最大限に発揮出来ていた。
距離感も良く、技術不足というのカバーする事が出来ていた。
加えて、8渡邊 一仁と24矢島 慎也のプレー範囲が広がった事で、攻守で存在感が増し、攻撃時はゴール前の厚みを作る事が出来、守備時もしっかり戻って対応する事で、堅守も維持出来た。
その分、負担も大きくなったが、自由度も増して、チームとしてのハードワークという武器をより、前に出して戦う事が出来た。
一方で、前線の人材不足、監督の勝利を手繰り寄せれない采配も見られ、昇格に向けて変革の必要性を感じるに十分な内容であり、力不足を痛感した。

その3に続く。

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