2013:J2:9節:H:ファジアーノ岡山VS京都サンガF.C.「内容では、負けるも勝ち点1を得る」

岡山VS京都:1-1
得点者:9荒田 智之、13宮吉 拓実
観客数:6234人
主審:窪田 陽輔
副審:武田 光晴、長谷
忠志

1、H:岡山情報

監督

影山 雅永

スタメン

9荒田 智之
8石原 崇兆、18関戸 健二
25田所
諒、10千明 聖典、7仙石 廉、26田中 奏一
5植田 龍仁朗、6竹田 忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次

リザーブ

GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:2沢口
雅彦、35島田 譲
FW:14押谷 祐樹、19久木田 紳吾、20上條 宏晃

途中交代

8石原 崇兆→19久木田 紳吾、9荒田 智之→14押谷 祐樹、26田中
奏一→2沢口 雅彦

 

2、A:京都情報(評点含む)

監督

大木 武:6.5

スタメン

23サヌ:6.0、11原 一樹:5.5
17横谷 繁:6.0、15中山
博貴:6.0
7駒井 善成:6.0、19田森 大己:6.0、9三平 和司:6.5
16福村 貴幸:6.5、20バヤリッツア:6.5、8安藤
淳:6.5
21オ・スンフン:6.0

リザーブ

GK:1児玉 剛
DF:2酒井 隆介
MF:4秋本
倫孝、27原川 力、30中村 祐哉
FW:13宮吉 拓実、31久保 裕也

途中交代

11原 一樹→30中村 祐哉:6.0、23サヌ→13宮吉
拓実:7.0、9三平 和司→27原川 力:6.0

3、戦評

試合の主導権は、常時京都が握っていた。
堅い守備で、岡山にシュートを打たせない個の力をみせた。
岡山は、少ない好機を活かし、9荒田
智之のゴールで、先制した。
しかし、総合力で勝る京都は、攻勢を強める。
岡山は、カウンターから追加点のチャンスがあったが奪えず、逆に京都が同点ゴールを終了間際に決める。
結局その後両チームとも勝ち越す事が出来ず、1対1の痛み分けのドローに終わった。

4、得点シーン

H:岡山:1得点目:9荒田 智之

経緯

7仙石のパスを受けた18関戸 健二選手が、26田中 奏一にパスを入れて18関戸
健二は、スペースへ走る。
スペースへ走った18関戸 健二に26田中
奏一が、スルーパスを通す。
そこで、シュートかパスか分からないが、アクションを起こした所プレスで、ボールを奪われる。
しかし、すぐ18関戸
健二が、奪い返す。
少しフリーになり中を一瞬だけ確認して、イメージ通りというピンポイントクロスを入れる。
それにヘッドで、合わせた9荒田
智之が、ゴールを決める。

コメント

18関戸
健二のスペースへ走るという献身的動きが、良かった。
また、一度は、奪われるもののすぐ奪い返すボールへの執念というのを感じた。
そして、18関戸
健二の視野の広さも素晴らしい。
一瞬中をみただけで、あれだけピンポイントのクロスを入れる事が出来た18関戸 健二のプレイが、光った。
9荒田
智之の決定力の高さをみせた。

A:京都:1得点目:13宮吉
拓実

経緯

岡山のクリアボールを27原川
力が、拾う。
27原川 力が、フリーの16福村 貴幸にパスを出す。
そこに6竹田 忠嗣が、寄せに行く。
それで、前にスペースが出来た13宮吉
拓実に16福村 貴幸が、スルーパスを通す。
26田中 奏一が、カットに行くも奪えない。
13宮吉
拓実は、上手い1トラップで、シュート体勢に入る。
3後藤
圭太が、スライディングタックに行くも間に合わずシュートを決められて失点。

コメント

結果論から言えば、16福村 貴幸に寄せに行くのが、6竹田
忠嗣ではなく、26田中 奏一なら防げたかもしれない。
6竹田 忠嗣が、寄せに行った事で、13宮吉 拓実の前にスペースが出来た。
26田中
奏一が、寄せに行っていれば、サイドにスペースが出来たかもしれないが、シュートまで行ける可能性は、ぐんと下がっていた。
確かに誰かが寄せにいかないといけなかったので、結果こそ失点したが、とっさの判断で、そこまで正しい判断は、難しいだろうし、経験を重ねる中で、成熟度を高めて欲しい。

5、評点

H:岡山

監督

影山 雅永:6.0:やる事はやったが、勝利に導けず。

スタメン

GK:1中林 洋次:6.5:9三平
和司の決定的シュート抜群の反応で、防ぐなどファインセーブが、あった。
CB:5植田 龍仁朗:6.0:空中戦で、厳しくいった。
CB:6竹田
忠嗣:5.5:トータルの部分では、素晴らしいプレイが光ったが、失点のシーンは、難しいシーンだったが、判断ミスだった。
CB:3後藤
圭太:6.0:粘り強く守っていたが、最後の失点を防げず。
DH:10千明 聖典:6.5:股抜きパスをみせる等、巧さが光った。
DH:7仙石
廉:6.0:10千明 聖典との連携を中心にしっかりパスを繋いだ。
WB:25田所
諒:5.5:中に切り込む姿勢をみせるもなかなか決定的仕事出来ず。
WB:26田中 奏一:6.5:得点に絡んだ。
ST:8石原
崇兆:5.5:判断ミスが目立った。
ST:18関戸 健二:6.5:随所に良いプレイが光り、先制ゴールもアシストするという結果を残した。
CF:9荒田
智之:6.5:ゴールという結果を残したが、決定機逸機もあった。

途中交代

19久木田 紳吾:6.0:良い形を作るも最後の仕事が出来ず。
14押谷
祐樹:5.5:目立った働き出来ず。
2沢口 雅彦:評価不可

A:京都

「2、A:京都」情報にあります。

審判

主審:窪田 陽輔:5.5:最後のシーンは、レッドでも良かった。
副審:武田
光晴、長谷 忠志:6.0:大きな誤審なく、上手くゲームを作った。

6、MOM

「13宮吉
拓実」

ゴールのシーンを含めドリブル突破のシーンを見ても違いをみせていました。
非常に怖さがあり、実際ゴールを決めた。
途中からの出場ながらしっかり結果を残した13宮吉
拓実をMOMに推した。

7、MIP

「18関戸
健二」

先制ゴールをアシストするプレイを含め、ボールキープ力やパスセンスが、光った。
状態をあげており、今後は、もっとゴールやアシストという結果を残して欲しい。

8、レビュー

A:京都

個の力とパスを繋ぐ創造性。
どちらも状態が悪いとは言え、素晴らしいものがありました。
これに14山瀬
功治が、加わったらと思うと、恐ろしい。
順位こそPO圏外になってますが、勝ち点差はあまりありませんし、十分上位に顔を出せる。
それに昨季の魅力的攻撃に加えて、守備陣も安定感が増しており、素晴らしい守備が、出来ていました。
20バヤリッツアが、サイドに引き出された隙を突かれての失点した事やカウンターを受けた事を差し引いても岡山のシュートを4本に抑えた事を堅さを感じた。
最後のイエローカードのシーンも故意か偶然かは、分からないが、結果的にチームを助けた。
勿論、ファールを助長するという意図は、無い。
何れにせよそういった状況判断も良く、粘り強く1失点に抑えていた守備陣の頑張りは、この試合で、終盤に追いつけた要因であり、やはり、京都強いなと感じる結果だった。

H:岡山

1、8石原
崇兆の判断ミスの多さに関して

前のレビューでも述べたが、彼の判断ミスによりチャンス逸機が、目立つ。
勿論、彼が居るからチャンスになっているという側面もあるのも否定できない。
ただ、パスを出しても繋がらなかったり、味方のパスに合わなかったり、ドリブルで、仕掛けて良い場面で、パスを出したりというシーンなどが、目立つ。
この辺り若さもあるだろうが、現状STとしての怖さに欠ける。
やはり、シンプルなプレイが求められるサイドで、プレイした方が輝くのではないだろうか。
8石原
崇兆をSTで、起用せざる得ない現状は、かなり苦しいと言える。

2、19久木田
紳吾に関して

この試合でもやはり倒れるシーンが多かった。
医学的知識や経験も無いが、やはり頭で、考えてる動きを体が、出来ていないと考えるべきではないかと思います。
頭では、しっかり踏ん張っていても力が引き出せていない。
怪我の影響を懸念していたが、やはりあるとみた方が、良さそうだ。
カウンターから長い距離走って、シュートというシーンがあったが、上手く打てなかった。
もしかすると、そういったシーンが、今後何度か見る事になるかもしれない。
ただ、スピードは、多少落ちているかもしれないが、十分裏へ抜け出す事が可能。
その点、点が取りたい時間帯に投入するのは、効果的。
今季は、過度の期待せず、コンディションを少しずつ上げて、このままPO圏内に留まる事が出来得れば、その時には力になってくれるだけのポテンシャルはある。
怪我の再発も怖いだろうが、持ち味の真面目さで、攻守で、思いきったプレイに期待したい。

3、9荒田
智之に関して

飛び抜けたものが無いながら、豊富な運動量とポジショニングの良さが光りますね。
過去岡山戦で、ハットトリックを決めただけありますね。
完全移籍での獲得した選手ですし、これからもエースとしての活躍を期待したい。
ポストプレイが、出来ない点もゴールキックで、サイドを狙ったりする事で、工夫もみられる。
開幕の時よりは、連携も良くなっている証拠だと思います。
良い形で、ボールを入る様になって来たし、今後もっと結果を残せると思います。
後は、周りの選手を活かせればより良いけど、生粋のストライカーだし、そこまでは、求めない方が良いかなと思います。
これからもゴールを量産して欲しい。

4、今季最初に結果を残した18関戸
健二

ゴールという結果ではなく、アシストという結果を残した。
それでも、待望というかやっと仕事をしてくれたと言った感じです。
今のシステムを続けるうえで、STの活躍は、必要不可欠であり、J1昇格するためにも得失点差を考えても期待値は、高い。
18関戸
健二は、試合を重ねる内に良くなっているし、ゴールという結果も時間の問題。
度々言っているが、シュート意識の低すぎる11桑田
慎一郎や、判断ミスが目立つ8石原
崇兆と比べて、状況判断能力は高い事は、最初に結果を残してくれた事で、証明された。
今後は、彼を軸にシステムの成熟度をあげていきたい。

5、チームカラーに徹する影山采配

DHに関しては、ミスを少なくするという選択を第一に考え、セットプレイやパスセンスが武器の選手達より守備を優先としている。
35島田
譲は、横浜FC戦で、顕わになった通り、連携の面で、まだまだ合わない部分が多い。
この辺り、チームが、不調になったり、どちらかが、出場できない状況にならないと弄らないだろう。

WBに関しては、運動量を第一に考えた上で、ようやく持ち味を出し始めた26田中
奏一の起用に踏み切った。
まだまだベストとは言えないし、25田所
諒も安心できる状況で無いのも事実である。
今後どういった起用するのか注目したい。

成熟を第一に考えたDFライン。
出場試合を考えても信頼度の高さを伺える。
出来れば、一人も欠きたくないポジションだろう。

STは、パスの繋がりを第一に考えている様で、決定的仕事を出来る選手で、揺れ動いている。
この辺り、攻撃面で、チームカラー無色。
ちなみに昨季は、どちらかと言えばキム・ミンキュン、18関戸
健二、11桑田
慎一郎というパサーが、重宝された。
どう築いていくのか注目したい。

CFは、言うまでもなく得点能力と我武者羅さ。
前線からの守備もするのも最低条件。

GKは、足下の技術より守備能力の高さ。

こういった感じか。
おおざっぱに書いてみたが、成熟度を優先している。
前線は、メンバーの入れ替わりが激しいが、後の部分は、固定気味。
そういった事を考えると、怪我した時や出場停止の時等に不安を感じる。
ただ、結果も出てるし、まだ、ベテランの選手たちではないし、弄る必要はそこまでない。
現段階では、守備とパスサッカーをベースとしたチームカラーを前面に出した影山采配というのを色濃く感じる。

9、岡山次節希望スタメン&リザーブ

監督

影山 雅永

スタメン

9荒田 智之
11桑田 慎一郎、18関戸 健二
25田所
諒、10千明 聖典、7仙石 廉、26田中 奏一
5植田 龍仁朗、6竹田 忠嗣、3後藤 圭太
1中林 洋次

リザーブ

GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:2沢口
雅彦、35島田 譲、8石原 崇兆
FW:14押谷 祐樹、19久木田 紳吾

コメント

26田中 奏一が、大丈夫ならスタメンで希望。
11桑田
慎一郎が、スタメンに間に合いそうなら8石原 崇兆に代わってスタメン希望。

10、満足度

4点(10点満点)

無敗こそ継続したものの内容が悪かった。
京都相手にこれだけの試合出来たという部分では、良い面もあるも改善点は多い。
次の試合こそ50勝を!!

岡山から世界へ

To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki
sugino)

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