2013:J2:10節:H:ファジアーノ岡山VSザスパクサツ群馬「苦手意識を打ち破り、勝負弱さを克服し、勝利で、無敗継続」

岡山VS群馬:2-0
得点者:5植田 龍仁朗、9荒田 智之
観客数:6983人

1、チーム情報&評点

審判

主審:スティーブン・マーティン:6.0
副審:越智 新次、手塚
洋:6.0

H:岡山

監督

影山 雅永:6.5

スタメン

9荒田 智之:6.5
8石原 崇兆:6.5、18関戸
健二:5.5
25田所 諒:5.5、10千明 聖典:6.0、7仙石 廉:6.5、26田中 奏一:5.5
5植田 龍仁朗:7.0、6竹田
忠嗣:6.5、3後藤 圭太:6.5
1中林 洋次:6.5

リザーブ

GK:21真子 秀徳
DF:4近藤 徹志
MF:2沢口
雅彦、35島田 譲
FW:14押谷 祐樹、19久木田 紳吾、20上條 宏晃

途中交代

26田中 奏一→19久木田 紳吾:5.5、9荒田 智之→20上條
宏晃:5.5、18関戸 健二→35島田 譲:評価不可

 

A:群馬

監督

秋葉 忠宏:5.5

スタメン

10平繁 龍一:5.5
14横山
翔平:5.5、15エデル:6.0、7青木 孝太:5.5
19黄 誠秀(ファン・ソンス):6.0、18加藤 弘堅:5.5
4小柳
達司:5.5、24乾 大知:5.5、30増田 繁人:5.5、29夛田 凌輔:5.5
22北 一真:5.5

リザーブ

GK:1内藤 圭佑
DF:28瀬川 和樹
MF:11小林
竜樹、25坂井 洋平
FW:8遠藤 敬佑

途中交代

7青木 孝太→25坂井 洋平:5.5、18加藤 弘堅→11小林
竜樹:5.5、4小柳 達司→28瀬川 和樹:評価不可

2、得点経過

H:岡山

1得点目:5植田
龍仁朗

25田所 諒(右CK)→5植田 龍仁朗(後ろから走り込んでヘッド)→ゴール

2得点目:9荒田 智之

18関戸 健二(楔型パス)→19黄
誠秀(インターセプト)→9荒田 智之&7仙石 廉(プレス)→7仙石 廉(ボール奪取)→7仙石 廉(左足から右足に持ち替えたドリブルで、スペースを作る)→7仙石
廉(そのスペースへスルーパス)→9荒田 智之(ダイアゴナルラン)→9荒田 智之(ダイレクトで、股抜きシュートを右隅)→ゴール

A:群馬

なし

3、MOM

「H:岡山:5植田
龍仁朗」

打点の高いヘッドで、先制ゴールを決めた。
守っては、空中戦の強さや激しい守備で、完封に貢献。
また、積極的攻撃参加や献身的守備などの運動量が、光った。

4、レビュー

A:群馬

前半は、岡山の攻撃の形を作らせなかった守備は、素晴らしいものがあった。
岡山の前線へのパスを遮断し、ロングパスも空中戦の強さを活かして弾き飛ばした。
サイドにもスペースを作らせず、岡山のWBにドリブル突破をさせなかった。
中盤では、岡山のダブルボランチに厳しいプレスをかけて、パスミスを誘発させた。
しかし、攻撃では、ミドルシュートを積極的に狙ったり、サイドからのクロス、セットプレイと形を作るも岡山の人数を掛けた守備を崩しきれなかった。
攻撃は、淡泊で、リーグ最少得点も頷ける。
崩しの部分で、もう少ししっかり繋いで、好機を作りたいが、ゲームメーカーであった選手が抜けた影響は、大きそうだ。
岡山で言えば、10千明
聖典と7仙石 廉が、抜けた感じ。
この辺り長いリーグ戦で、どう改善していくのか注目したい。

H:岡山

H-1、対コンパクトなプレス

この試合の様に前からのプレスに加えて、ラインを押し上げて、密集させる群馬の守備によりパスコースを封じられると高さの無い岡山は、なかなか前線にパスを通す事ができない。
こういった相手には、ドリブルで、ある程度仕掛ける必要がある。
そこを後半には、8石原
崇兆が、スピードを最大限に活かし、ドリブルで、仕掛ける事で、打開した。
こういった思いきったプレイが、流れを呼び込むが出来る。
追加点のシーンでも7仙石
廉が、ボールを奪って、ドリブルで、仕掛けてからのスルーパス。
バランスを崩すためには、そういった個の力も必要と言う事を強く感じる試合だった。

H-2、打たせる守備

打たせ過ぎは、良くないが、ある程度打たせる様に誘導させる守備。
それが、岡山ではないか。
危険なシュートコースを切り、遠目からこの試合の様に打たせた方が良い。
前節の京都戦の様にバランスを崩して、スペースを作られ、そこを突かれる方が、失点の可能性は、高い。
現段階のJ2レベルならばこの試合の様に遠目からどんどんミドルシュートを打たせていれば、怖くない。

H-3、中央を固めるトリプルボランチ

ガチガチですね。
中央が、厚いので、群馬にほとんど仕事させませんでしたね。
オプションとしては、面白い。
時間帯が時間帯なので、実用性に関しては、未知数ですが、若干窮屈なイメージを持ったので、攻撃に関しては、バランスが悪いと感じました。
守備力は、高いと思いますので、逃げ切りたい時に有効。

H-4、下位や中位に負けない強さ

守備をベースにしている事が、大きい。
失点しなければ負けない訳で、無敗も頷けるだけの守備の成熟度の高いチームである。
また、攻める時の攻撃の厚みというのがある。
普段は、あまり攻めないDF陣が、攻める時は、顔を出している。
そういった諦めない気持ちを最後まで持続できる堅守というのが、ある。
また、岡山で、多くの試合を重ねて成長した選手も多く、チームへの愛着の面での勝利への気持ちやチームとしての成熟度の高さは、G大阪に匹敵するものがあるのではないか。
やはり、継続は力なりとは、今の岡山にぴったりの言葉である。

H-5、もっとスルーパスを

9荒田
智之のゴールの様にスルーパスからの得点が欲しい。
昨季は、何度かそういったゴールを見れたが、今季は、そういったシーンが、少ない様に感じる。
最後のラストパスのアイデアというのが、まだまだ少ない。
10千明
聖典や7仙石
廉からの裏へのロングパスや上がった時のドリブルからのスルーパスといった決定的パスをどれだけ通せるようになるか。
また、そういったプレイをSTである18関戸
健二や8石原 崇兆にも勿論期待したい。

5、満足度

7点(10点満点)

結果から見れば完勝だが、前半の出来を考えると少し厳しく採点せざる得ない。
こういった苦しい試合でもしっかり物に出来るようになったチームに成長を感じる。
次は、内容と結果が伴った勝利に期待したい。

岡山から世界へ

To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki
sugino)

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