2015:CWC:バルセロナvsリバープレート「世界最高峰のサッカー」その2
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杉野雅昭
2015年12月21日 00:48 visibility110
2、戦評
広州に快勝して、一日試合間隔短い中この試合を迎えたバルサ。
対して、広島に辛勝してこの試合を迎えたリバープレートの試合。
バルサがポゼッションサッカーとスペースを与えないハイプレスの攻守のバランスを取れたサッカーを展開する。
しかし、リバープレートも攻守の個の力で、力強いボール奪取を含めた激しいデュエルを展開する。
バルサもそういった守備網を潜り抜けて、決定機を作るもなかなか1マルセロ・バロベロを中心とした守備から得点出来なかった。
それでもバルサが、6ダニ・アウベスのクロスを11ネイマールが落として、10リオネル・メッシが、絶妙なトラップからのトリッキーなシュートで、バルサが先制ゴールを決める。
その後もバルサが主導権を握り攻めるも追加点を奪えず、1-0で、バルサリードで折り返す。
後半は、リバープレートが、二枚替えで、一気に反撃に出る。
それでも一瞬の隙を突いた5セルヒオ・ブスケツのスルーパスに抜け出した9ルイス・スアレスが、GKとの1対1で1マルセロ・バロベロの動きを良く見切って、絶妙なタイミングでのバランスを崩した隙を見逃さず、決めて追加点。
3枚目も切って、勝負に出るリバープレートだったが、11ネイマールのクロスに9ルイス・スアレスのヘッドを決められて、バルサダメ押し点。
バルサは、11ネイマールの超絶プレーやパスワークで、4点目を狙っているが、リバープレートも集中した守備で、抑える。
逆にリバープレートも惜しいシーンもあったが、13クラウディオ・ブラボのファインセーブで、凌いで、バルサがのそのまま完封勝利した。
3、試合評
3-1:南米王者らしい戦い
広島戦では、初戦という事と、過剰に引いた広島の守備に苦しんで、持ち味を発揮でなかった。
この試合では、バルサが、積極的に攻めて来た事で、互いにアグレッシブに攻めるという展開に持っていく事が出来た。
デュエルの部分では、互いにギリギリの激しいチャレンジのプレーをみせた。
激しさと巧さが、両立されたサッカーの魅力を体現してくれた。
サポーターも伝統があり、熱さが画面越しながら伝わって来た。
サポーターを含めたチームリバープレートというのを3点差ついても諦めない姿勢で、最後まで戦った姿には、胸を打たれた。
3-2:バルサ史上最高の3トップ
2アシストの11ネイマール。
絶妙なタッチのゴールをみせた10リオネル・メッシ。
高い決定力で2ゴールの9ルイス・スアレス。
序盤こそ彼らへのパスがなかなか通らなかったが、時間を追うごとに彼らに入る様になった。
それでも少なかったが、少ないチャンスをものにしてこういった3-0という結果に繋げる事が出来た。
ポジショニングやファーストディフェンス、運動量といったものに優れ、攻守でバルサのサッカーを引っ張っていた。
そして、攻撃時には、人離れした冷静さと技術で、ゴールをこじ開けた。
一つ一つプレーの狙いが、見て取れる様に分かり、そのアイデアの正確性と意外性というのを共有出来ているのは、驚きであった。
このバルサのサッカーを生で見れた方は、幸せであっただろう。
それだけ素晴らしいエンターテイメントだった。
3-3:世界最高峰のチームを支えるのは下部組織の選手
世界一になったバルサのサッカーを支えるのは、下部組織の選手達である。
半数近くを下部組織の選手で戦えるというのは、本当に凄い。
多くのアカデミーがあるとはいえ、バルサのサッカーという高度なサッカーを幼い時から体感する事で理解し、狭き門のトップチームで、体現する。
そのサイクルが出来ている。
開催国枠の広島もそこに定評があり、そういった組織力の高さというのを実現するには、長期間かかる。
リバープレートにも14ハビエル・マスチェラーノというバルサの選手であるが、リバープレートの下部組織出身の選手が居る。
解説では、言及は少なかったが、そういった選手がリバープレート下部組織選手は多いのではないか。
それだけ伝統と歴史のあるチームである。
やはり、強いチームには、そういった選手が、少なからずいる。
日本が、世界で戦って行くには、こういったしっかりとした育成を如何に構築していくか。
非常に憧れる両チームの試合が見れた。
いつかJリーグのチームも決勝の舞台で、戦える日が掴むことを信じて、応援していきたい。
広州に快勝して、一日試合間隔短い中この試合を迎えたバルサ。
対して、広島に辛勝してこの試合を迎えたリバープレートの試合。
バルサがポゼッションサッカーとスペースを与えないハイプレスの攻守のバランスを取れたサッカーを展開する。
しかし、リバープレートも攻守の個の力で、力強いボール奪取を含めた激しいデュエルを展開する。
バルサもそういった守備網を潜り抜けて、決定機を作るもなかなか1マルセロ・バロベロを中心とした守備から得点出来なかった。
それでもバルサが、6ダニ・アウベスのクロスを11ネイマールが落として、10リオネル・メッシが、絶妙なトラップからのトリッキーなシュートで、バルサが先制ゴールを決める。
その後もバルサが主導権を握り攻めるも追加点を奪えず、1-0で、バルサリードで折り返す。
後半は、リバープレートが、二枚替えで、一気に反撃に出る。
それでも一瞬の隙を突いた5セルヒオ・ブスケツのスルーパスに抜け出した9ルイス・スアレスが、GKとの1対1で1マルセロ・バロベロの動きを良く見切って、絶妙なタイミングでのバランスを崩した隙を見逃さず、決めて追加点。
3枚目も切って、勝負に出るリバープレートだったが、11ネイマールのクロスに9ルイス・スアレスのヘッドを決められて、バルサダメ押し点。
バルサは、11ネイマールの超絶プレーやパスワークで、4点目を狙っているが、リバープレートも集中した守備で、抑える。
逆にリバープレートも惜しいシーンもあったが、13クラウディオ・ブラボのファインセーブで、凌いで、バルサがのそのまま完封勝利した。
3、試合評
3-1:南米王者らしい戦い
広島戦では、初戦という事と、過剰に引いた広島の守備に苦しんで、持ち味を発揮でなかった。
この試合では、バルサが、積極的に攻めて来た事で、互いにアグレッシブに攻めるという展開に持っていく事が出来た。
デュエルの部分では、互いにギリギリの激しいチャレンジのプレーをみせた。
激しさと巧さが、両立されたサッカーの魅力を体現してくれた。
サポーターも伝統があり、熱さが画面越しながら伝わって来た。
サポーターを含めたチームリバープレートというのを3点差ついても諦めない姿勢で、最後まで戦った姿には、胸を打たれた。
3-2:バルサ史上最高の3トップ
2アシストの11ネイマール。
絶妙なタッチのゴールをみせた10リオネル・メッシ。
高い決定力で2ゴールの9ルイス・スアレス。
序盤こそ彼らへのパスがなかなか通らなかったが、時間を追うごとに彼らに入る様になった。
それでも少なかったが、少ないチャンスをものにしてこういった3-0という結果に繋げる事が出来た。
ポジショニングやファーストディフェンス、運動量といったものに優れ、攻守でバルサのサッカーを引っ張っていた。
そして、攻撃時には、人離れした冷静さと技術で、ゴールをこじ開けた。
一つ一つプレーの狙いが、見て取れる様に分かり、そのアイデアの正確性と意外性というのを共有出来ているのは、驚きであった。
このバルサのサッカーを生で見れた方は、幸せであっただろう。
それだけ素晴らしいエンターテイメントだった。
3-3:世界最高峰のチームを支えるのは下部組織の選手
世界一になったバルサのサッカーを支えるのは、下部組織の選手達である。
半数近くを下部組織の選手で戦えるというのは、本当に凄い。
多くのアカデミーがあるとはいえ、バルサのサッカーという高度なサッカーを幼い時から体感する事で理解し、狭き門のトップチームで、体現する。
そのサイクルが出来ている。
開催国枠の広島もそこに定評があり、そういった組織力の高さというのを実現するには、長期間かかる。
リバープレートにも14ハビエル・マスチェラーノというバルサの選手であるが、リバープレートの下部組織出身の選手が居る。
解説では、言及は少なかったが、そういった選手がリバープレート下部組織選手は多いのではないか。
それだけ伝統と歴史のあるチームである。
やはり、強いチームには、そういった選手が、少なからずいる。
日本が、世界で戦って行くには、こういったしっかりとした育成を如何に構築していくか。
非常に憧れる両チームの試合が見れた。
いつかJリーグのチームも決勝の舞台で、戦える日が掴むことを信じて、応援していきたい。
その3に続く。
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