2016:TRM:H:vs愛媛FC「攻守ともに型に嵌らない自由度が増したオプション」その2
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杉野雅昭
2016年02月07日 22:22 visibility53
3、試合評
H:岡山
チーム評
昨季終盤の10矢島 慎也システムの2トップを採用して、3-6-1システムのシャドーという難しいポジションをこの試合では採用しなかった。
シンプルに前線と中盤と言う関係になった事で、中盤の5選手が激しい上下動を繰り返して、攻守で厚みのある連動性をみせた。
最終ラインもポジションを入れ替えたりして色んな形を確認。
しかし、シュートが少なく、ロングパスに頼るシーンが多く、前線の連動性も欠けて、単発に終わるシーンが多かった。
それでも3ラインになった事で、役割の自由度が増した事で、前線も流動的かつ中盤も流動的、更に最終ラインも流動的で、「走る」という運動量の多さが、目に見えて分かった。
昨季は、同じシステムを採用したタイミングが、リードした場面で上がるという機会が少なかったが、今季は、始動日から準備していた事を考えられ攻撃力のある同システムが見れた。
このシステムの最大の特徴は、非常に流動的であり、対策が難しいサッカーであるという事である。
マンマークも難しく、攻守ともに数的有利を作り出しやすいという点である。
そして、最大の特徴は、選手の独自の判断で、インターセプトを狙ったり、オーバーラップを仕掛けたり出来る点にある。
これは、監督の力量というよりは、選手の考える力が重要となる。
そういった意味で、嵌れば強いし、35岩政 大樹を中心に劣勢に立たされても粘り強いサッカーが出来るのではないか。
一番の特徴は、出場選手によってサッカーの特徴が大きく変わる事にあり、岡山対策をして来てもそれを外して、逆に圧倒できるという点にある。
今季も開幕してしばらくは、データが揃い対策が進むまで、上手くいけば好調を維持できる可能性は高そうである。
選手評
2本目途中から出場した20藤本 佳希は、岡山の新人史上で規格外の新人。
速くて巧くて強い。
決定力も備えているし、上手くいけば二桁得点も狙える選手。
そして、それだけではなく味方を活かすパスを出せる。
二桁アシストと二桁ゴールも十分達成できるのではないか。
2沢口 雅彦もCBもそつなくこなし、高いポリバレント性に磨きがかかった。
26田中 奏一との連動性が高く、良い連携をみせていた。
力強いオーバーラップは、見応えがあり、面白かった。
ただ、空中戦で負ける事があったので、その辺りは、対戦相手によっては、起用しなかったり、35岩政 大樹に任せるという事で対応できるだろう。
19片山 瑛一もサイドにポジションを移した事で、中に切り込んで行くカットインであったり、サイドのディエルは力強さがあった。
サイドは、3方向になるので、プレーがシンプルとなり、ある程度前線よりはマークが甘いので、多少の技術の低さよりは、その強靭なフィジカルの強さであったり、味方を活かす視野の広さであったり、運動量という武器を発揮できる。
高さもあるので、サイドの起点としても機能する。
場合によっては、中に切り込んでシュートまで持っていける。
田所 諒の抜けた穴を補うどころがお釣りが来るぐらいの活躍が期待出来そうである。
11三村 真もCHのポジションを任されており、1対1だけではなく、チャンスメークするシーンであったり、自ら仕掛けるシーン。
今まで目立っていたドリブルだけではないという印象を持てるだけのパフォーマンスを出せるポジションであり、中央を掻き乱す事が出来ていた。
一方で、寄せの受け方の変化にまだ慣れていない様にも映った。
公式戦で採用するかは、別として面白い試みであった様に思う。
H:岡山
チーム評
昨季終盤の10矢島 慎也システムの2トップを採用して、3-6-1システムのシャドーという難しいポジションをこの試合では採用しなかった。
シンプルに前線と中盤と言う関係になった事で、中盤の5選手が激しい上下動を繰り返して、攻守で厚みのある連動性をみせた。
最終ラインもポジションを入れ替えたりして色んな形を確認。
しかし、シュートが少なく、ロングパスに頼るシーンが多く、前線の連動性も欠けて、単発に終わるシーンが多かった。
それでも3ラインになった事で、役割の自由度が増した事で、前線も流動的かつ中盤も流動的、更に最終ラインも流動的で、「走る」という運動量の多さが、目に見えて分かった。
昨季は、同じシステムを採用したタイミングが、リードした場面で上がるという機会が少なかったが、今季は、始動日から準備していた事を考えられ攻撃力のある同システムが見れた。
このシステムの最大の特徴は、非常に流動的であり、対策が難しいサッカーであるという事である。
マンマークも難しく、攻守ともに数的有利を作り出しやすいという点である。
そして、最大の特徴は、選手の独自の判断で、インターセプトを狙ったり、オーバーラップを仕掛けたり出来る点にある。
これは、監督の力量というよりは、選手の考える力が重要となる。
そういった意味で、嵌れば強いし、35岩政 大樹を中心に劣勢に立たされても粘り強いサッカーが出来るのではないか。
一番の特徴は、出場選手によってサッカーの特徴が大きく変わる事にあり、岡山対策をして来てもそれを外して、逆に圧倒できるという点にある。
今季も開幕してしばらくは、データが揃い対策が進むまで、上手くいけば好調を維持できる可能性は高そうである。
選手評
2本目途中から出場した20藤本 佳希は、岡山の新人史上で規格外の新人。
速くて巧くて強い。
決定力も備えているし、上手くいけば二桁得点も狙える選手。
そして、それだけではなく味方を活かすパスを出せる。
二桁アシストと二桁ゴールも十分達成できるのではないか。
2沢口 雅彦もCBもそつなくこなし、高いポリバレント性に磨きがかかった。
26田中 奏一との連動性が高く、良い連携をみせていた。
力強いオーバーラップは、見応えがあり、面白かった。
ただ、空中戦で負ける事があったので、その辺りは、対戦相手によっては、起用しなかったり、35岩政 大樹に任せるという事で対応できるだろう。
19片山 瑛一もサイドにポジションを移した事で、中に切り込んで行くカットインであったり、サイドのディエルは力強さがあった。
サイドは、3方向になるので、プレーがシンプルとなり、ある程度前線よりはマークが甘いので、多少の技術の低さよりは、その強靭なフィジカルの強さであったり、味方を活かす視野の広さであったり、運動量という武器を発揮できる。
高さもあるので、サイドの起点としても機能する。
場合によっては、中に切り込んでシュートまで持っていける。
田所 諒の抜けた穴を補うどころがお釣りが来るぐらいの活躍が期待出来そうである。
11三村 真もCHのポジションを任されており、1対1だけではなく、チャンスメークするシーンであったり、自ら仕掛けるシーン。
今まで目立っていたドリブルだけではないという印象を持てるだけのパフォーマンスを出せるポジションであり、中央を掻き乱す事が出来ていた。
一方で、寄せの受け方の変化にまだ慣れていない様にも映った。
公式戦で採用するかは、別として面白い試みであった様に思う。
その3に続く。
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