2016:J2:18節:H:vs松本山雅FC「PKとCKの機会増による必然的勝利数増加」その2

2、得点経過

H:岡山:1-0:10矢島 慎也(PK)

7伊東 大介(左CKを蹴るが逆サイドに流れる)→10矢島 慎也(そのボールを回収して右サイドからクロス)→1シュミット・ダニエル(キャッチ)→4飯田 真輝(GKのその後方で35岩政 大樹を倒してしまう)→PK→10矢島 慎也(GKの逆の右に浮き球のPKを決める)→ゴール

H:岡山:2-0:2澤口 雅彦(7伊藤 大介)

右CK→7伊藤 大介(上から落ちてくるボールを入れる)→1シュミット・ダニエル(飛び出せない)→2澤口 雅彦(落下点に入ってヘディングシュート)→24那須川 将大(2澤口 雅彦にマークついていたがほぼ妨害出来ず)→1シュミット・ダニエル(至近距離のため反応するも触れず)→ゴール

A:松本:2-1:29高崎 寛之(17飯尾 竜太朗)

松本のロングボール→35岩政 大樹(クリア)→19片山 瑛一(回収してパスコースを探る)→19山本 大貴(隙を見てボール奪取)→岡山(その流れからボールを奪いかける)→18當間 建文(スライディングタックルで繋ぐ)→19山本 大貴(中に切り込んでスペースを作りそこへパス)→17飯尾 竜太朗(クロス)→2澤口 雅彦(前で競るも届かず)&21加地 亮(後方で関与に躊躇)→29高崎 寛之(間で胸トラップして浮き球をそのままシュート)→1中林 洋次(体を投げ出して止めに行くが当たらず)→ゴール

3、戦評

数値評価

攻撃評価:B
守備評価:C
采配評価:C
総合評価:C

文章評価

PKの獲得が運が良く、もう1得点もCKからであり、崩したわけではなく、手放しで喜べない。
こういった考え方も出来るが、それは今季に関しては、合理的な考え方とは言えない。
何故ならば、今季は敵陣のペナルティエリア内でのプレーが増えているからである。
昨季までの岡山は、前線で収まらなかった事もあり、重心が基本的に後方にあった。
その結果、ゴール前でのプレーが少なく、CKやPKの数が少なかった。
今季は、24赤嶺 真吾を中心に高い位置でプレーする時間も増えて、CKやPKの獲得数が増えている。
PKの方は、テクニックとメンタルに優れたキッカーがPKを蹴っており、そういった機会を確実にものに出来る確率が格段に上がった。
CKも連携や駆け引きの向上もあるが、回数も増え、19片山 瑛一のロングスローの効果もあり、セットプレーでの得点が増加に繋がった。
なかなか得点出来ていないパターンでの得点ではなく、この試合の様な得点パターンは、今季の強みを全面に出した結果で、誇るべき結果である。

また、失点は19片山 瑛一の軽率なプレーからではあったが、声出しにより、こういったミスは減らして行きたい。
しかし、その後は、松本のミスに助けられた部分もあるが、集中して守れた点は、評価したい。
こういった押し込まれた時間帯も試合ではあると思うが、そういった勢いを削ぐ追加点。
ここを如何に奪うか、来季以降のJ1定着を目指す上で、来季に向けたチーム作りから思案すべき点である。

試合評価

MOM:7伊藤 大介(岡山)
MIP:29高崎 寛之(松本)
満足度:8点(10点満点)

岡山から世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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