2016:J2:26節:A:vsギラヴァンツ北九州「逃げ切りシステム確立を確信も依然として残る課題」その2
-
杉野雅昭
2016年08月02日 21:45 visibility122
2、得点経過
A:岡山:0-1:2澤口 雅彦(7伊藤 大介)
24赤嶺 真吾(裏へ抜けかける)→5前田 和哉(ユニフォームを引っ張る)→FK(岡山)→7伊藤 大介(少し低い弾道のボールを入れる)→2澤口 雅彦(足で合わせて押し込む)→21鈴木 彩貴(至近距離のため反応できず)→ゴール(勢いよくゴールに突き刺さる)
H:北九州:1-1:14池元 友樹(PK)
43本山 雅志(裏へのスルーパス)→北九州(サイドで繋ぐ)→2石神 直哉(クロス)→21加地 亮(ハンド)→PK(北九州)→14池元 友樹(GKを見ずに左に蹴る事を決めて強く正確なシュートを放つ)→1中林 洋次(逆を突かれる)→ゴール(左隅にコントロールされた強いシュートがネットを揺らして同点)
A:岡山:1-2:35岩政 大樹(30豊川 雄太)
21加地 亮(クロス)→30豊川 雄太(ボールを少し運んでからシュート)→北九州(ブロック)→19川島 大地(毀れ球を拾う)→30豊川 雄太(寄せてミスパスのボールを奪いに行く)→19川島 大地(30豊川 雄太を手で引っ張る)→FK(岡山)→7伊藤 大介(少し高めで落ちてくる弾道)→30豊川 雄太(ヘッド)→21鈴木 彩貴(体に当てる)→30豊川 雄太(倒れながら繋ぐ)→35岩政 大樹(押し込む)→ゴール(誰も関与出来ず流し込まれる)
A:岡山:1-3:24赤嶺 真吾
35岩政 大樹(ヘッドでクリア)→北九州(セカンドボールを上手く処理出来ない)→30豊川 雄太(隙を見逃さず、ボール奪取からドリブルで駆け上がってシュート)→北九州(ブロック)→21鈴木 彩貴(シュートに反応した関係でバランスを崩す)→24赤嶺 真吾(その隙にボールに先に到達し角度の無い所からシュート)→21鈴木 彩貴(反応するも脇を抜かれる)→ゴール(無常に逆サイドのネット揺らして決まる)
3、戦評
数値評
良:A~E:悪
攻撃評価:C
守備評価:A
采配評価:A
総合評価:B
文章評
まず、解説の方が指摘されていたセットプレーの組織的守備の脆さを突いての2得点。
これはしっかりとしたスカウティングによる成果と言える。
今回特筆すべきは、やはり5-4-1システムだが、堅い上に破壊力がある事を示した3得点目は、まさに狙い通りの形。
24赤嶺 真吾を頂点にフレッシュな30豊川 雄太と19片山 瑛一を投入した効果であり、19片山 瑛一ではなく、2澤口 雅彦が先発の理由でもあり、21加地 亮先発であるのもそのまま5バックに移行できるからである。
続いて、19片山 瑛一と30豊川 雄太、24赤嶺 真吾の組み合わせての良さについても説明していく。
24赤嶺 真吾のポストプレーやキープ力、チャンスメーク力、決定力を発揮できる。
そして、19片山 瑛一は、フィジカルの強さを活かした攻守でのプレーに加えてロングスロー。
更に30豊川 雄太は、縦への推進力と思い切りの良さ。
攻撃は、この3人に任せる事で、リードしている状況では、待望のカウンターを狙う事が出来る上に、追う立場のチームにプレッシャーを与える状況を作り出す事が出来る。
5-3-2と比べて、縦への推進力がある上に隙の少ない戦い方で、山形戦と北九州戦を見てもほぼ何もさせなかった。
これが、上位チームに通用するかどうかは気になる所だが、中位や下位相手には、非常に有効である。
そして、残された課題だが、リードされた時の戦い方である。
リードした対戦相手が守備を固めた時に、有効なパワープレーであったり、釣り出すようなパスワーク、錯乱させるドリブル。
ここに対する明確な答えが見つかっていない。
この試合で出ていた先制した試合での高い勝利確率が高いのに関わらず、勝ち点を稼げていないのは、そういった事が出来ていないという事である。
しかし、これに関しては、33金 珍圭(キム・ジンギュ)、25酒井 宣福、51武田 将平、52王 靖斌(ワン・ジンビン)といった長身選手の補強の仕方もそういった改善策のための補強とも言え、久保 裕一と岡本 英也では出来なかった事を可能にする補強でもある。
夏の移籍ウインドが閉じた現時点では、そういった状況が無いので、推測の域を出ないが、パワープレー系の改善策か、もしくは、ここまでの岡山の強みであるゴール前でのプレー数をより増やす事に狙いがあるのではないか。
補強した内の誰か一人でも何か明確な効果を見せる事が出来れば、終盤に向けて、0-0からの活路であったり、0-1からの逆転に繋げる策を見いだせる原動力となり得る筈である。
現状では、先制や同点に追いついて逆転する力に関しては、昇格するためには最低でももう一段回高める必要がある。
試合評
MOM:30豊川 雄太(岡山)
MIP:3星原 健太(北九州)
満足度:7点(10点満点)
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。
また、評価数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。
A:岡山:0-1:2澤口 雅彦(7伊藤 大介)
24赤嶺 真吾(裏へ抜けかける)→5前田 和哉(ユニフォームを引っ張る)→FK(岡山)→7伊藤 大介(少し低い弾道のボールを入れる)→2澤口 雅彦(足で合わせて押し込む)→21鈴木 彩貴(至近距離のため反応できず)→ゴール(勢いよくゴールに突き刺さる)
H:北九州:1-1:14池元 友樹(PK)
43本山 雅志(裏へのスルーパス)→北九州(サイドで繋ぐ)→2石神 直哉(クロス)→21加地 亮(ハンド)→PK(北九州)→14池元 友樹(GKを見ずに左に蹴る事を決めて強く正確なシュートを放つ)→1中林 洋次(逆を突かれる)→ゴール(左隅にコントロールされた強いシュートがネットを揺らして同点)
A:岡山:1-2:35岩政 大樹(30豊川 雄太)
21加地 亮(クロス)→30豊川 雄太(ボールを少し運んでからシュート)→北九州(ブロック)→19川島 大地(毀れ球を拾う)→30豊川 雄太(寄せてミスパスのボールを奪いに行く)→19川島 大地(30豊川 雄太を手で引っ張る)→FK(岡山)→7伊藤 大介(少し高めで落ちてくる弾道)→30豊川 雄太(ヘッド)→21鈴木 彩貴(体に当てる)→30豊川 雄太(倒れながら繋ぐ)→35岩政 大樹(押し込む)→ゴール(誰も関与出来ず流し込まれる)
A:岡山:1-3:24赤嶺 真吾
35岩政 大樹(ヘッドでクリア)→北九州(セカンドボールを上手く処理出来ない)→30豊川 雄太(隙を見逃さず、ボール奪取からドリブルで駆け上がってシュート)→北九州(ブロック)→21鈴木 彩貴(シュートに反応した関係でバランスを崩す)→24赤嶺 真吾(その隙にボールに先に到達し角度の無い所からシュート)→21鈴木 彩貴(反応するも脇を抜かれる)→ゴール(無常に逆サイドのネット揺らして決まる)
3、戦評
数値評
良:A~E:悪
攻撃評価:C
守備評価:A
采配評価:A
総合評価:B
文章評
まず、解説の方が指摘されていたセットプレーの組織的守備の脆さを突いての2得点。
これはしっかりとしたスカウティングによる成果と言える。
今回特筆すべきは、やはり5-4-1システムだが、堅い上に破壊力がある事を示した3得点目は、まさに狙い通りの形。
24赤嶺 真吾を頂点にフレッシュな30豊川 雄太と19片山 瑛一を投入した効果であり、19片山 瑛一ではなく、2澤口 雅彦が先発の理由でもあり、21加地 亮先発であるのもそのまま5バックに移行できるからである。
続いて、19片山 瑛一と30豊川 雄太、24赤嶺 真吾の組み合わせての良さについても説明していく。
24赤嶺 真吾のポストプレーやキープ力、チャンスメーク力、決定力を発揮できる。
そして、19片山 瑛一は、フィジカルの強さを活かした攻守でのプレーに加えてロングスロー。
更に30豊川 雄太は、縦への推進力と思い切りの良さ。
攻撃は、この3人に任せる事で、リードしている状況では、待望のカウンターを狙う事が出来る上に、追う立場のチームにプレッシャーを与える状況を作り出す事が出来る。
5-3-2と比べて、縦への推進力がある上に隙の少ない戦い方で、山形戦と北九州戦を見てもほぼ何もさせなかった。
これが、上位チームに通用するかどうかは気になる所だが、中位や下位相手には、非常に有効である。
そして、残された課題だが、リードされた時の戦い方である。
リードした対戦相手が守備を固めた時に、有効なパワープレーであったり、釣り出すようなパスワーク、錯乱させるドリブル。
ここに対する明確な答えが見つかっていない。
この試合で出ていた先制した試合での高い勝利確率が高いのに関わらず、勝ち点を稼げていないのは、そういった事が出来ていないという事である。
しかし、これに関しては、33金 珍圭(キム・ジンギュ)、25酒井 宣福、51武田 将平、52王 靖斌(ワン・ジンビン)といった長身選手の補強の仕方もそういった改善策のための補強とも言え、久保 裕一と岡本 英也では出来なかった事を可能にする補強でもある。
夏の移籍ウインドが閉じた現時点では、そういった状況が無いので、推測の域を出ないが、パワープレー系の改善策か、もしくは、ここまでの岡山の強みであるゴール前でのプレー数をより増やす事に狙いがあるのではないか。
補強した内の誰か一人でも何か明確な効果を見せる事が出来れば、終盤に向けて、0-0からの活路であったり、0-1からの逆転に繋げる策を見いだせる原動力となり得る筈である。
現状では、先制や同点に追いついて逆転する力に関しては、昇格するためには最低でももう一段回高める必要がある。
試合評
MOM:30豊川 雄太(岡山)
MIP:3星原 健太(北九州)
満足度:7点(10点満点)
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。
また、評価数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。
sell2016年ファジアーノ岡山
-
navigate_before 前の記事
2016:J2:25節:A:vsモンテディオ山形「一瞬の好機を決めて新策で逃げ切る」その1
2016年7月25日 -
次の記事 navigate_next
2016:J2:26節:A:vsギラヴァンツ北九州「逃げ切りシステム確立を確信も依然として残る課題」その1
2016年8月2日
- 事務局に通報しました。
chat コメント 件