2016:J1:Jリーグチャンピオンシップ 準決勝:vs川崎フロンターレvs鹿島アントラーズ「攻守の総合力で鹿島が川崎を上回る」その2

2、得点経過

A:鹿島:0-1:33金崎 夢生(16山本 脩斗)

16山本 脩斗(スローイン)→8土居 聖真(リターンパス)→18エウシーニョ(寄せてブロックに行く)→16山本 脩斗(切り返してかわしてからクロス)→23エドゥアルド(マークについていたが、前に入られる)→33金崎 夢生(動き出しから前に走ってヘッディングシュート)→1鄭 成龍(反応するも届かず)→ゴール

3、戦評

数値評

評価基準

良:A~E:悪

H:川崎

攻撃評価:D
守備評価:D
采配評価:D
総合評価:D

A:鹿島

攻撃評価:C
守備評価:A
采配評価:A
総合評価:B

文章評

川崎の持ち味である破壊力のある攻撃的サッカーというのが、影を潜めた。
怪我人の影響があるものの積極的に若手を起用し、勝負に出た川崎であったが、速い時間帯に怪我人が出た事で、プランが狂いが生じた。
システム変更を余儀なくされた事に加えて、ミラーゲームになった事で、デュエルの必要性がより高まり、勝負を少なからず影響を受けた。
鹿島は、そういったデュエルに強いチームで、攻守で体を張るプレーが光る。
サイドの攻防、空中戦の競り合い、五分五分のボールの主導権争い。
こういった部分で、随所に力強さ発揮し、一瞬の隙を突いて33金崎 夢生が先制ゴールを決めた。
そこから集中したプレーを見せた鹿島が、1点さを守り抜き決勝へと駒を進めた。
川崎は、ペルティエリア内への侵入回数も少なく、スペースが無い所への崩す本来の力を発揮できなかった。
試合を通して、バイタル付近から後一歩のところでの鹿島の守備が固く、川崎は攻めあぐねており、終盤にパワープレーに出た川崎に対し、23植田 直通を投入し、采配も光った。
川崎は、途中交代の選手が、交代直後に良いプレーを見せるも得点を奪うまでは至らず、最後まで1点が遠かった。
選手個人で考えれば、攻守で聞いたいたベテラン40小笠原 満男の存在感が大きく、川崎がバイタルエリアを攻略できない要因の1つであった。
逆に28板倉 滉は、若さ故の粗さが目立ち、ボールロストからカウンターを受ける要因となっていた。
川崎も2登里 享平のドリブル突破というのは、効果的で、惜しいシーンもあったが、鹿島の好守というのが目立った。
逆に言えば、そういった所の差が勝敗を決した最大の理由であった。
攻撃も重要だが、そういった部分もしっかりしないとタイトルに挑戦するのは難しいと痛感する試合結果と内容に終わった。
今季優勝するのは、浦和か鹿島か、気になる所である。

試合評

MOM:33金崎 夢生(鹿島)
MIP:40小笠原 満男(鹿島)
満足度:6点(10点満点)

Jリーグから世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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